(残雪が残る登山道を行く)
昨年も筑波山に雪が降り、雪山をやらない私だが、足慣らしの為やむを得ず軽アイゼンを買って、何度か雪の筑波山を歩き回った。
だが今回はまさか雪が降っているとは想像もしなかったので、軽アイゼンは車のトランクに入れたままであった。
雪の降り積もった「北斗岩」を過ぎて、「裏面大黒」と呼ばれる大岩を通り過ぎると、やがて女体山への登りの最後の難関のクサリ場待っている。
クサリ場の急登の下で、下山してくるグループに出会った。
とにかく足場がツルツルなので、登りよりも下りが危ないのだ。
本来なら登り優先なのだが、危険を回避するため下山する彼らに道を譲って脇によけていた。
「ありがとう」と礼を言いながらも、へっぴり腰でおりていく様は危なっかしい
が油断大敵とはこのことで、彼らが通りすぎたので、私か一歩踏み出したとき、つるりと滑ってバランスを崩してしまった。
幸い前に手をついて支えたので大事には至らなかったが、危ない場面だった。
それを見ていた後ろのグループが「間隔を開けて登りましょう」と言っている。
転倒の巻き添えを防ぐ為であろうと内心感心してしまった。
(見上げると木も真っ白であった)
クサリ場を登り切ると、そこは女体山の神社の下で、階段を上ると標高877メートルの頂上に出る。
神社にお参りしておもむろに頂上に出ると、いつの間にか木製の丸太の手すりが出来ていた。
晴れていれば遙かに富士山も眺められる展望なのだが、霞がかかって霞ヶ浦がかろうじて見える程度であった。
(つつじヶ丘の駐車場方面を見下ろすと)
同じ道を下山するのは危ないと思い、御幸ヶ原まで慎重に雪道を歩き、帰りはケーブルカー沿いの「御幸ヶ原コース」を下山したが、そちらは残雪も無く、快適に歩くことが出来たのだった。
歩数は9、970歩だった。 (終わり)