ありふれた日常こそ、大切なものがある。毎日の出来事こそ、大事なものがある。心の持ち方こそに年齢による変化が出てくるものだと。

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こて絵 [2008年02月02日(土) ]
叔父の職業は、左官さんである。
そう、あの昔懐かしい漆喰の壁。和風の家には、びったりんこ。
その叔父が実は、なかなかの絵心ありの器用もん。
自分で修練を積んで、こういうものができるようになった。

鏝絵とは、漆喰で、レリーフ様に浮き出させた絵を彫り込んでいくものを言って、昔の家に割とあったりする。
話がとぶけれども、イタリアなどにあるなんたら聖堂にあるフレスコ画みたいなものと考えていただいたらと思う。
この葬儀のあいた時間に近所のおうちまで見学に連れて行ってもらった。
すごいもんである。鏝絵というのは。
ちょうど、叔母が病魔に倒れて、行った最後の仕事だった。
それまでは、叔母が下働きをして、あなた雑用、おれ、塗る人状態だった。
その叔父がいやおうなしに、ひとりで、バケツを洗い、ひとりで、仕事をした。
入院してる叔母を見舞い、一人寂しくおうちでごはんを食べながらの仕事だったのである。

ちょうど、家人が帰宅されて、おうちの中を見せていただいた。
玄関の大理石から、靴脱ぎの一枚板、玄関天井の格子様の作り。
たたみの続き間の欄間の双方からの彫刻と、あげればきりがないほどの凝った作りであった。
日本古来の素材を使った自然のもの、床柱木材とか、とにかく、すごい。
けど、さむい。都会ではやりの床暖房など何もない。
田舎では皮膚の作りが違うのか。

そこの家に行き着くまでがまた大変だった。
メイン道路からひとつ入った路地を、再び、向こうから車がきたら、どうするんだろうというよなあぜ道を走りつづけること、ん十分。
やっと到着したのは、田んぼの真ん中。
目立つ。
しかし、おそろしく、誰もこないところ。
そんなところに叔父さんの作ったものがある♪

なぜか、この布袋さんの笑顔、神々しくないかいな♪



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コメント


ババドルさん
本当は、実物を見ていただくと、一番よいのですが。。。
地味なわりには、存在感があって、びっくりしますです
Posted by:なつ  at 2008年02月05日(火) 17:46

凄い叔父様がいらっしゃるのですね
平面的な図柄じゃなくて立体的な物は より高度な技術が必要でしょうから 持って生まれた才能と長年の修練の成果なのでしょうね
素晴らしいです 
素敵な物を見せて頂いて有難う御座います
Posted by:ババドル  at 2008年02月05日(火) 00:28

kenrobさん
生前叔母は、浮気するくらいのかい性はあってもいい。ばれんようにすればいいと、なんとも肝っ玉が太いところがあったそうです。
あの叔父のことですから、今から先、ぽつんと暮らすかどうか、、、あなどれんです。

Asukaさん
私もそういうこと、思いつく限りあるのですが。
とりあえず、地方版の新聞には何度ものったようです。
それから、どこかのコンテストに応募したり、はたまた、ローマとかにいらしたという同じ鏝絵を作られる方との交流があったりと、それなりに活動をしてるようでございます。本人の承諾が得られましたら、詳しい場所など、ご報告いたしたいと思ってます。御指南、ありがたいです
Posted by:なつ  at 2008年02月03日(日) 13:06

その叔母が病魔に倒れて・・・・訪ねる人もなさそうな田圃の中の一軒家の、広い家の中、長年磨いてきたご自分の腕で作り上げた様々な造りの中にぽつんと佇む叔父さん、我が身をそこに置いて想像しますに、とても辛抱できそうにはありません。例え意地悪であろうとも一緒に時を刻む人がいてくれたら、などど無責任なことを考えてしまいます。
Posted by:Kenrob  at 2008年02月03日(日) 11:43

再コメントです。

なつさん、おじ様が倉庫をギャラリーにして居られるだけなんて勿体無い!
売り込み! 売り込み!
TV局や新聞社、はては広告代理店に写真を送ったりして売り込むのですよ。
局も新聞社もネタが欲しいのですから。
隠れた才能を埋もれさせておく手はありません。
駄目もとで遣って上げられませんか?
Posted by:Asuka  at 2008年02月03日(日) 10:01

ミルフィーユさん
ほんとにねえ。お互いにまだまだ、気を抜けない立場です。
自分の健康に注意しなくては。特にガンは、早期発見が命ですから。
叔母のリンパ腫は、ステージ4でした。限りなく黒です。
ですので、見つけた時は、五分五分と先生もおっしゃってましたから。。。
死ぬまで生きるのは、ただ、死ぬのがいつ!ということが特定できませんのでねー。とりあえず、先輩方を見送ってからをモットーにしていますが。

ほばしらさん
ほぉー♪ご存知の方がおられるとは思いませんで。。
江戸の時代からあってたようで、各地に残ってるようですね♪

花遊便さん
お手伝いだけで、やせるかもです♪

グランパさん
やっぱり、ひとつの才能でしょうね。左官さんくらいでしたら、弟子入りすれば、できるでしょうけれど、こればっかりは、、絵でしょ、彫刻でしょ、それにコテの扱いと多角的にできないといけないですのでねー。。息子さんたちも全く畑違いのお仕事されてますもん。

花よりケーキさん
お悔やみ、ありがとうございます。
せっかくの腕ですから、継承したい気はあるんですけど。
ひとり娘さんが絵の才能がおありになって、デザインのお仕事されてたんですけど、今は、おかあさんになって子育て中ですから。どのみち、この技は、叔父だけのものでしょうから。できるだけ、生きてるうちに、あちこちのおうちに鏝絵を書いてほしいなあと思ってます。
Posted by:なつ  at 2008年02月03日(日) 09:40

しおりちゃん
世の中、ままならないものですよね。このたびのことで、意気消沈して、やめたりしなければいいのだがと思ってます。
そういえば、叔母生前の折り、おばさんも描いてあげたらいいじゃない♪と言いましたら、かけるか!と怒られてしまいましたとさ。照れだったのかしらん。

らっこさん
お体の具合、いかがでしょか♪無理なさらないでくださいませ。
そちらの田舎も相当なとこでしょうか。
田舎って、ずっと、田舎のままですものね。
不思議なくらいです。

Asukaさん
瓦に布袋さんえんまさんがのってるんですか。沖縄のシーサーみたいですね♪鏝絵はどうでしょうね。どのあたりが有名なのかしら。
ネットでみましたら西ばかりのようです。大分とか、山口とか。
叔父の敷地内の倉庫を実は、ギャラリーにしてまして、展示してますが、何分田舎でして、知ってる人しかやってこないという案配でございます。

ちびまるさん
たしかに、若いときに描いてた絵は、ものすごく上手でした。最初から才能があるんでしょうね。そして、自分の職業とのマッチさせての頑張り、頭がさがります。
これからの生活については、ああいう気性ですから、元気であるならば、がんがん、いろんなことをしていくことだと思います。趣味も幅広いみたいなので♪

チャッピーさん
私もイタリアの名画のような天使がとんでるやつを描いてほしいなあと思ってるんですけど。洋物ですから、怒られそうで・・・
Posted by:なつ  at 2008年02月03日(日) 09:40

なんだかねぇ涙が出ました・・・
叔父さん・・頑張って欲しいぃ
実親ですが母が他界し(81歳)父もやりたいことややらなければいけないことがあって忙しいらしいです。
なつさんもたまに煮物でも届けてあげてねぇ
人間「死ぬまで生きる」って大変なことですよねぇ・・
なつさんの体調はどうなんでしょうか?無理しないでねぇ・・
Posted by:ミルフィーユ  at 2008年02月02日(土) 22:41

こて絵、見たことあります。でも、その名前も方法も知らなかった。
確かに、これは芸術品です。近代工芸師?の表彰を受けているのでは?
兎に角、凄いですね。
Posted by:ほばしら  at 2008年02月02日(土) 22:41

ウ〜ンまさに職人技ですね。
素晴らしいです。
弟子入りを頼んどってくらはい。
Posted by:花遊便  at 2008年02月02日(土) 21:32

なつさま、こんばんは〜

叔父さん、「芸術家」ですね。人間国宝になるかも、

あの左官の「こて」でこんなアート、見事な腕前ですよ。誰に伝授、自分って言ってる。貴重な芸術品観ました。
Posted by:グランパ  at 2008年02月02日(土) 20:08

叔母様のご逝去お悔やみ申し上げます
大変でしたね”

叔父さまは 素晴らしい技術をお持ちなんですね 
後を受け継ぐような人が居られるのかしら 
Posted by:花よりケーキ  at 2008年02月02日(土) 20:02

「こて絵」という名前も実物も初めて拝見しました、素晴らしいアートですね。
なつ家は多士済々。こういう独特の技法をご自分で会得なさったのもすごい〜。
おうちの内部の装飾も見たいくらい。後継者も育てて欲しいけど、夫人を亡くされて、お察しいたします・・・
Posted by:しおり  at 2008年02月02日(土) 19:39

なつさんへ
ちょっと体調不良で、コメできなくスマソ。
なんか生まれ故郷の田舎を彷彿させるブログ。
ただ私の方はうら寂れた漁村。
親戚が結構長生きしているので、いつお呼びが
かかるか・・・意外に億劫な気分ですが。
Posted by:らっこ  at 2008年02月02日(土) 19:35

漆喰壁の「こて絵」素晴らしいですね。
おじさんの頭の中に絵が出来上がっており、こてで描かれていくのですから
素晴らしいと思います。
近ければ見に行きたいくらいです。
そちらではその様な「こて絵」が描かれている家が多いのでしょうか?

此方では瓦屋根に布袋さん閻魔さんが乗せられている家は見かけますが、
こて絵が描かれている家を見かけ事がありません。
こんな立派な仕事をされるおじさんを持たれた「なつさん」
鼻たかだかですね。
ご自分で修練を積まれたと言うから驚きです。
Posted by:Asuka  at 2008年02月02日(土) 19:23

叔父さん 器用ですね〜
左官さんと言うよりも、こういう仕事をする人は芸術家なのかも。
叔母さんが病気の間も、一人頑張っていた叔父さん、これから手のかかりそうな梅ばあちゃんと暮らすのですよね。何だか、わびしいような…
Posted by:ちびまる  at 2008年02月02日(土) 19:23

布袋さん、よい表情、穏やかな笑顔ですね。いま、洋風住宅が多いから叔父様の活躍の場があるのか心配です。せっかくの腕前を発揮できる機会が多くあるといいですね
Posted by:チャッピー  at 2008年02月02日(土) 19:16