ありふれた日常こそ、大切なものがある。毎日の出来事こそ、大事なものがある。心の持ち方こそに年齢による変化が出てくるものだと。

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本屋 [2008年02月16日(土) ]
母は、西村京太郎が大好きである。
その母のおともをして、本屋さんにいった。
なんてたって、西村京太郎の本は、読んでないものがないというほどの物好き。
古本屋にいって、また、知らずに同じ本を買っちゃうこともしばしばというほどの筋金入りの西村京太郎好きなんである。
だから、本屋にいくときは、新聞切り抜きは必須条件なのだ。

私は、暇なので、そのあたりの売り場を徘徊。
本屋さんは久しぶり。
やっぱり、中国餃子のせいで中国食品は危ないというタイトルの多いこと。
これでもかと山積みしてある。
ふふーーん、思いながら、横目でレジを見ると、あまりお客のいない店内なのに、母の後ろでお待ちの客がいる。
母はもたもたと、新聞を広げながら、これとこれとと説明してる様子。
ほっといても、かまわないのだけれど、ちらちら見るが新聞を広げたから、ちっとも進んでないようだ。
後ろのお客様を見、こりゃ、気の毒かもと、声をかけた。
母のそでを引っぱりながら、
すみません、先にレジどうぞ〜
いや、かまいませんよと、お客さん。
そしたら、こちらを向いた母の目がおこってる。
今、しようとこなのにと、ぶつくさ言って。
ちょっと横によけて、こっちでしたら・・と、いいかけたら。
それまで、母の様子を伺ってた店員さんが、こんなとこに身内がいたのかとほっとした表情をして、私の目をみて、あのー、こちらが在庫がないようですので、おとりしましょうか・・・。
つい、私が返事してしもた。
ないなら、いいですよ。。
と、言いかけたとたん、母が
あ、予約しとって!
いやそうなんですよね。私にねー。店員さん、話しかけられても、買いたいのは母ですから。
店員さんは、交互に視線を走らせながら、
では、お名前と電話番号をお願いします。
○○○□□子。
00・・・・
メモを探している母の横から、
000-0000
はい、わかりました。では、後日連絡をいたします。
と、今度は、私に視線をあわせる店員。
ふーむ。年をとるって、こういうことなのね。
どうみても、やり取りがスムーズなのは、こっちと照準をあわせたい店員の気持ちは、痛いほどよくわかる。
がですよ。
おそくても、かったるくても、きちんとしているという自覚の母上様なのだから、こういうときは、それなりの対応をしてほしいと思ったんだけど、やっぱり、忙しいときは、無理なんだろうなあ。

Posted at 18:37 | じじばば | この記事のURL
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コメント


ほばしらさん
西村京太郎は、すごいです。そのときも、2冊新刊がでてましたから。
それを湛然に読む母も母ですが。
私も図書館でしか、本読まないので、実は、一度、図書館にしたらと勧めたときもあったんですけど。
あの対応を見てると、図書館はやめたほうがいいと、つくづく思います。
本人も年金生活で、これか唯一の楽しみのようですからね。
案外、新聞で新刊さがして、本屋で本を買いという一連の流れそのものが楽しいのかもしれないなと思ってます。

我太郎さん
そうなんですよ。たまに登場させます、じいちゃんもそちらの段階に入ってるようで、去年病院の支払いに付き添った際も、受付のねーちゃんは、本人の顔は見ずに後ろに控えてる私に向かって話をするんです。完全に保護すべき存在に貶められてるのがよくわかります。

ナズナさん
門司下関逃亡海峡、ありますよ。たぶん。
本を読むのも、おっくうになる段階もあるのかしらんね。
お名前カード、いいかもしれないですね。名刺みたいな。
今度、作ってもっていってあげよ。
けど、それも、母が根を上げるまで、もうちょっと待ったほうがいいかな。
感情的に微妙かなあ。

ちびまるさん
おかあさん、すごいですね。活発な脳って、ぼけがないということですよね。
私も含めて、だんだん、同じ道を進んでいくんですから、なんのかのといっても、逆に母に接してると、こういうふうになるんだという先人なので、勉強になります。ナズナさんもいわれてるように、自分の自衛策も考えていかなくちゃ♪
それにしても、娘さん、容赦ないですね。
はっきりものを言えるものが身近にいると、くやしいと思いながらも、工夫がでてくるかもしれないし・・・・。
Posted by:なつ  at 2008年02月17日(日) 17:26

なつさんのお母さんはしっかりしていますよ。
自分の読みたい本があって買に行く。 店員の対応の仕方が悪い!
西村京太郎は私も好きです。でもね、多いから買うのはチョット。
もっぱら、図書館で借りて読んでいます。新刊は1年か2年遅れですね。
西村京太郎、内田康夫の作品はよくテレビの2時間ドラマ化されるから、
読んで、テレビを観るのも面白さが増します。
Posted by:ほばしら  at 2008年02月17日(日) 15:11

なかなか面白い
と言ったら失礼気味ですが、一気につり込まれる文章に拍手です
レジでもたついているお年寄りを見ると、腹の中で早くやって〜や、とつぶやいています
直ぐに後を追うことになるんですよね
Posted by:我太郎  at 2008年02月17日(日) 13:01

うーんやっぱりね。なつさんとこのお母さんも本好き、それも西村京太郎だったらすごかね。
この頃あの列車の時刻とか空の便とか色々考えるのがめんどうになってきて、この間本屋さんで、西村京太郎著の「門司・下関 逃亡海峡」を買ってきたけど、もう早く息子に廻したい。
亡くなった母は前日まで松本清張を読んでました。
本屋さんとかに出すお母さん用の最低限の名刺のようなカードを作ってたらどうかしら?勿論あげっぱなしにしないで、カードは用が済んだら、又手元へ、私はどこでもそうしています。 モタモタおばさんの工夫です。
プライドは大切、応対の悪い本屋さんは敬遠してもね。
全く思考の回転が遅くなるのですよ。三日もかかって相手をへきへきさせますね。
Posted by:ナズナ  at 2008年02月17日(日) 12:23

う〜む 複雑ね〜。
お母さんには、少し気の毒だったかも。ご自分なりにちゃんと話しているつもりでも、店員さんには、お年寄りの話を聞くのが面倒に思えて、つい娘さんに話した方がスムーズと考える。娘であるなつさんが、周囲を考えるのも、当然と思うけどね。
歳をとると、些細なことでも傷つくことが多くなるのかもね。 私もパッと結論だけを言えない。色々順々に話して、だから…と結論にたどり着く、娘は「だから何?だから〜結論は?」と話を急かす。結論より途中を聞いて欲しい時があるのよね。ところでなつさんの本好きはお母さんのDNAね! うちの母は、時代小説が好きだったのよ。倒れるまで本を読んでいたせいか、脳のCTを見たお医者さんが活発な脳でびっくりしていました。今でも母のことを話す時の私の自慢になっているのよ!
Posted by:ちびまる  at 2008年02月17日(日) 10:16

けいみょうさん
店員さんの対応もわかるんですけどねー。
私も失敗したなと思いました。直で店員さんに話さずに間をとるという処置をして、あくまで、やり取りは、母にまかせねばと・・・。
できることは、本人がするという姿勢は大事ですよね。いろんな意味で。
いずれ、自分も歩む道ですから。

かおさん
ドラマを見られてるだけでも、頭の体操になって、いいかもです。
これがああなって、いいがそうなって。。。
最終的に曲解して違う物語になっちゃったって、誰も文句言われんでしょうし
Posted by:なつ  at 2008年02月17日(日) 09:42

そうですね、良かれと思ってすることが年老いた人をだめにしていることってありますね。
年を重ねると言うことは肉体的にはドン臭くなるわけだから、そしてそれを解っているんだけど、そげんあぶらむしにせんどいて、という感じですね。
Posted by:けいみょう  at 2008年02月16日(土) 21:15

でも推理小説を咀嚼できるのだから母上達者です。

最近テレビドラマでも登場人物の役が分からなくなるんです。
頭がオッパッピーどす。

フニャ
Posted by:かおりょうこ  at 2008年02月16日(土) 20:16