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ありふれた日常こそ、大切なものがある。毎日の出来事こそ、大事なものがある。心の持ち方こそに年齢による変化が出てくるものだと。

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真理先生(武者小路実篤)[2008年06月27日(金) ]
真理先生は、不思議な先生だ。
お金も持たず、生活の心配もせず、ひたすら、真理を説いているだけ。
そこに、いろんな人が集まり、先生の話を聞きにくる。
「人を殺してもいいですか」
「あなたは殺されてもいいですか。あなたが殺されていやならば、少なくともあなたは、人殺しをしてはいけない」
というふうな。一問一答がでてくる。
真理先生の他にも、忘れてならないのが馬鹿一。
ひたすら、石ころの絵ばかり書いて、年をとってしまった。
どこか、ずれているけれども、毎日を真剣に生きている。
そんな馬鹿一のところに女性のモデルさんがあらわれる。
夢中になって絵をかく馬鹿一。
けれども、ある時、馬鹿一は、モデルさんをおこらしてしまう。
それから、モデルさんは、条件をだして、モデルさんを続けることを承諾。
筋書きばかりおっても、細かなニュアンスが伝わらないので、たいがいにするけれども、実は、この事件を通じて、馬鹿一は、馬鹿ではなかった。人間としては上等であったと、つかずはなれずの位置にいた山谷は深く感動する。

善人ばかりでてくる、まことに気分のよい本である。
殺伐とした世の中に裏切りのない、みんながみんな誠実に事をあたろうとする姿勢に泣いたり、笑ったり。

武者小路実篤という作家は、もすこし、小難しいと思ってたのに、たいへん、読みやすく、ストーリーも面白く、なんとも、胸のすく調子には、昔の本という気がしない。

Posted at 16:37 | 本バカ | この記事のURL
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コメント


花遊便さん
田辺聖子さんほど、痛快丸かじりではないですけどね♪
じわっときく、ほっかいろのようなもんです♪

ぶーさん
それの典型的なのが、うちの母なんじゃろと思う今日この頃。
おいおい、一人酔いで、楽しむなんて、ずるいですぞ♪・・・。

ほばしらさん
それとちょこっと、似たようなシチュエーションが出てきます。
始末の仕方が、それぞれの人間性にあわせて、きれいにおさまるところにおさまるので、できすぎかなと思うほどですが、それでも、善人というのは、こういうことなんだろうと納得させられまますね。
友情も面白そうです♪
Posted by:なつ  at 2008年06月28日(土) 10:04

とれも分かりやすい一問一答ね。
小難しくなくってスラスラ読めるってのが私向きのようです。_φ(□□ヘ)フムフム
Posted by:花遊便  at 2008年06月28日(土) 07:05

馬鹿みたいと思っていた人が、実は馬鹿ではなかった
てぇのが過去にあったよ 爪を隠して紙一重みたいな〜

花ケーキさんの梅酒でほろ酔い...煎り大豆をつまみに うまかー
Posted by:ぶー  at 2008年06月28日(土) 01:36

「真理先生」は読んだことはないが、「友情」はあります。
実篤の作品は人間らしさがあって好きです。
男同士の友情も愛情には負けてしまう。 彼女の気持ちはもう完全に彼の方
に行っていない。 自分もどうすることも出来ない。
そんな時男同士の友情で彼女を諦めるか? それでは彼女は不幸になる。
だから、・・・・・。   「真理先生」のコメントには、なっていませんでした。
Posted by:ほばしら  at 2008年06月27日(金) 21:02