無事、母が退院した。僕らの三日間戦争というのがあったが、三日間入院というのも、かなりけたたましい。紙袋ふたつの荷物も、使わないものばかりだったし。
清算をすまし、次の診察までのお薬を受け取るために病室で待機。
看護士さんが、いつもの薬を持ってきてくださったのだが。
ひとつだけ、胸にシールみたいなものをはる狭心症の貼り薬は初めてで、訳がわからず、話を聞く。
いつかの入院中には、貼られたことがあったけど。
これを貼ると、かゆくて、赤くなって、大変だった。
それに、おなかの検査で入院して、なんで、心臓の薬?
そこで、すかさず、母は、訴える。
ぺたって貼る薬、ちがうのですが。と。
看護士さん、わけわからず、?な顔。
腰がいたいときにはる。。。。
あー、湿布と、私と、看護士さんが異口同音。
それがいるのだと、母。
湿布くらい、一回ぬかしてもいいやろうと思う私の心の声を無視して、力説する母。
看護士さんもよくしたもので、先生にたずねにいってくださった。
しかし、待てど暮らせど、かえってこない。
寝間着から着替えてたら。。と、うながして。
カーテンしめて、着替え。
上を着替え、パジャマのズボンをかたっぽ、脱いだそのとき。
どの湿布でしたかー?と、カーテンをくぐって、看護士さん。
あらー、着替え中、ごめんなさいね、と、いいながらも、湿布三種類を差し出す看護士さん。片足、脱いだまま、受け取る母。
珍妙なスタイルのまま、私も看護士さんも母も顔色ひとつかえず、どれかなどれかなと、湿布に集中。
あ、これでしたと、母。
じゃ、持ってきますと、看護士さん。
って、半分パンツの母、みんな、同性だから、どうってことないといえばそうなんだけど。
お世話になったお隣さんにご挨拶して、ナースステーションでご挨拶して、帰宅。
それにしても、病院というところは、自分の病気もそれなりに大変ではあるが、隣の人、同室の方の事情を伺うと、気の毒がたくさんある。
世の中の病苦が凝縮されているよう。
ちなみに、そのお隣さんは、顔面神経痛で、片目を失い、片側面の顔の麻痺があるとのこと。どうされたのかとおたずねしたら、ご主人様も違う病院に入院されてて、毎日毎日、看護にいかれてたそうな。もう、一年以上なる重い病で。
それがためのストレスが原因らしいのだ。ほんとに、お気の毒に。
年齢も80をこえていらっしゃると聞いて、二度びっくり。
いやはや、そこまできても、苦労しなくてはいけないとは、生きるとは、なんと、つらいことでしょうか。
といいつつ、母と、帰宅の戸についた。
Posted
at 14:40
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自分のための備えは、案外おろそかになってるなあと思います。
入院セットの紙袋ふたつは、自分のために必要かなあと思うのです。
自分以外は、自分がするからいいですけど、自分の分は、誰も用意をしてくれないだろうなあと思って。。。。。
グランパさん
失って初めて知るものに、健康がありますね。
いろいろ悩みはありますが、そもそも、体のこととなると、如何ともしがたいですのでね。やっぱり、健康あっての、毎日の幸せですね。
美智子さん
なにはともあれ、これでまた、わたし、心置きなくあそべます♪
きなこさん
モーラステープって、なんでしょうか。
湿布の親戚?
ほかの患者さんの生態も入院すると洩れなくついてまいります。。。
kenrobさん
血管拡張のでしょうね。狭心症や心筋梗塞に効くと、効能書きにありましたので。思わず、誰かさんのために必要かもと、手が出そうになりました。。。