ありふれた日常こそ、大切なものがある。毎日の出来事こそ、大事なものがある。心の持ち方こそに年齢による変化が出てくるものだと。

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たすけ鍼(山本一力) [2008年05月04日(日) ]
病気になったら、みんな、お医者さんにいって、病気をなおしてもらおうとする。
それは、その通り。
でも、その人のその時の体の状態が治療を受け入れることのできる体かどうかの判断はどうだろう?
それを診きるというのは。
それが真実お医者さんの姿ではないだろうか。

といっても、別に学術的でも、理論的でもない、ただのお江戸を舞台にした小説である。マイナーな鍼治療が単なる病気をなおすためではなく、そのための気力をなおしていく。

鍼ひとつで、的確に病をなおすのは、神業のようだ。
事実ありえないと思うのだけれども、胸のすくような解決が、ひどく小気味よい。

こんなお医者さんがいたら、惚れるだろうなあと。
思ってたら、この小説のなかでも、その腕と真摯な態度に惚れる大金持ちの商人があらわれる。しかし、鍼治療をもうけの手段にするならば、と一度はことわられる。
最後まで、気持ちよく物事が進んでいく物語である。

Posted at 16:05 | 本バカ | この記事のURL
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