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プロフィール
李香蘭のステーキ [2007年12月02日(日) ]
実家には、私が物心付いた頃から、古い古い洋食の料理本がありました。
多分昭和30年代半ばのものだと思います。


その中に、子ども時代からずっと気になっていた謎の料理があります。食べてみたかったのですが、当時の庶民の小学生には、ステーキという言葉のハードルが高く、親にねだることができません。
更にそのレシピを紹介している人が「外交官夫人」。雲の上のような気がして、夢幻のまま、40年近く経ってしまいました。

すっかり忘れていたところ、偶然、ボロボロになったその本が出て来たのです。
その中のコラムに書かれていたのが「我が家の自慢料理 外交官夫人 大鷹淑子」の文字。
今では私も分かります。その方はあの李香蘭に間違いありません。今年1月にテレビドラマで見て、その波乱の人生を知りました。料理本の写真は、まさにその人です。

今回は、小学生時代からの幻の料理、李香蘭のコーヒーステーキをご紹介します。
貴重な記録だと思うので、ご本人の文章を、原文のまま掲載したいと思います。
勝手に昔の文章をブログに載せてごめんなさい。
もしお知り合いの方がこれをご覧になっていたら、ご本人にくれぐれもよろしくお伝えください。




【李香蘭のコーヒーステーキ】原文

 私はあぶらっこい中華料理が好きですが、主人は肉類、それもひき肉料理が好きなので、ハンバーグステーキなどよく作ります。お料理のあまり得意でない私が、ただ一つ、ほかの人に話せるものがあります。それはビーフステーキ。これはまず日本では、”私だけが知っている”料理とでもいいましょうか。名づけてインスタントコーヒーステーキ、今はやりのインスタントコーヒーをまぶして焼くものです。

 まずヒレ肉をオリーブ油の中に5〜6時間つけておきます。焼く前に、塩、胡椒し、にんにくを細かく刻んで、肉の面にすりこみ、ところどころに切口を入れます。これにインスタントコーヒーの粉をまぶして焼くのです。焼くときにちょっとお醤油をたらすと、ぐっと味がよくなります。

 ニューヨークにいたとき、近所の料理自慢の奥さまから教えてもらってはじめたのですが、コーヒーの香りがする、洗練された味とでもいいましょうか、たいへん複雑な、しかもなんともいえないおいしさです。

 私はレア(生焼け)が好みで、主人から、”人食い”なんていわれますが、くさみもあまり気になりません。


【青虫コメント】

* これは意外や意外の美味しさです この味、信じられな〜い

* どのような物が出来上がるのか、ちょっと怖かったこともあり、お肉は高級品ではなく、オージービーフを使いました。でも、当時のニューヨークのステーキということを考えると、和牛よりも輸入肉で作った方が正解かもしれません

Posted at 06:09 | 食べ物いろいろ | この記事のURL
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