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B「船引での田舎暮らし」[2007年08月12日(日) ]
 船引での生活はなんと言っても、美味い水と空気です。
真夏の炎天下での農作業でも、木陰に入れば涼しく冷たい水を飲みながら緑輝く景色を見ていると、子供の頃の感覚が蘇り体中の細胞が生き生きしてくる感じです。 農作業が終わって、農機具を洗う蛇口からがぶ飲みする井戸水の旨さは格別で、疲れも吹き飛びます。

我が家の敷地に沿って、山女のすむ小川が流れており、古い丸木橋が架かっております。川向こうの畑(実は田圃だった)に行くのに必須の橋で、風景に溶け込んだ風情のある橋ですが、老朽化が激しく一部は壊れ、近所のおばちゃんが転んだとかで、早く架け替える必要があるのですが、丸木橋とはいえ橋の架け替えなぞやったことが無く、とりあえず、古電柱を探したのですが、東北電力に聞いても保存されているものは無いとの返事で、そのうち何とかしようと考えておりました。
 我が家は近所の家々から見下ろされている位置にあるため、たまに行ってもすぐに声をかけてくれ、野菜や漬物、お饅頭、つきたての餅等々、すべて自家製の味自慢を沢山いただきます。自分で作るのが好きな家内も大いに感心して作り方など熱心に聴いています。都会の生活ではなかなか味わえない、お金では買えない価値があります私も都会の話はしませんが、地元の皆さんは都会には住めない、ここが一番いいと異口同音に言います。 
 念願だった小川の丸木橋の架け替えが実現しました。近所の方から木製の古電柱を譲っていただき(船引から葛尾に行く途中の道端にも結構多くの古電柱が積んでありましたが・・)、区長さんがクレーン車で古い橋を撤去、3本の電柱を8mの川幅に架けてくれました。その晩は日頃お世話になっている皆さんと夕食をご一緒し、野菜作りの話、環境問題、靖国問題からアジア外交まで幅広い話に花が咲きました。

 農家の方はお年寄りまで実によく働き、いろいろな仕事をこなしていくのを見てると都会の人よりやることの多さ、考えることの多さなど体に良い刺激が多いと思います。私や家内も農家の人には及びませんが、船引に来ると雑草刈り、苗植え、納屋の掃除、農機具の整備、景色の写真を撮りなど、体が自然に動きます
 10月からの2ヶ月は、我が家も収穫の秋です。
 澄み切った空気を通して景色がいっそう輝いて見える季節に、都会では絶対に味わえない感動に幸せな気分になります。
 最近、団塊の世代だけでなく、田舎生活を始める若者が多くなっているようです。年金など無いわけですから生活の糧を得るには大変な苦労と不安が伴うと思いますが、それでも田舎生活(農・漁・山に)を望むのは何故?
  都会の競争社会、拝金主義に虚しさを感じたからか、いずれにしても高齢、過疎の田舎に若者が戻ってくることは頼もしいことです。競争社会を生き抜いた団塊世代と、新しい感性を持つ次世代を築く若者と、田舎生活の知恵を持った地元の人たちが連合することで地域がより活性化し、都会の人も望む新しいライフスタイルが見えてくるような気がします。

Posted at 11:43 | 田舎暮らし | この記事のURL
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