夏日【2008年07月24日(木) 】
朝起きて体中が痛い。
あっそう言えば、昨日ワイン居酒屋の階段を踏み外し、転げ落ちたんだった。しかも、その後に寿司屋に行っている。覚えていないが、恐るべき自分ののんべー度合い、あれだけ飲んでも、本日昼飯にトンカツを平らげ、つまみにハンバークを取り、ビール2本呑んでしまった。
いつもなら、朝ジムで一汗流すのだが、今日はあまりの腰骨の痛さに中止した。朝運動した方がビールは旨いのだが、それを上回るチョイス。トンカツの切れ端とビールは無性に合う。
ちょいとほろ酔いで事務所に戻る。玄関でふと目に入ったのが、大家さんが趣味で飼っている金魚バチ、というよりも大坪である。浮き草の下には、小さな金魚が泳いでいる。神経質な金魚らしく、カメラを向けると潜ってしまう。あまりモデル向きの性格ではない。
目で涼を取るとは、昔の人はよく言っていたが、扇風機やクーラーがない時代を自分も体験した。夏休みは楽しみで、暑さなんて少しも苦ではなかった。朝6時半からのラジオ体操から始まる一日、「出」という文字のマル判子を40日もらい続ける。今から考えると、あの判子さえ手に入れれば、あんなに早起きしないですんだのにと思う。
蚊帳を吊るのが夏の夜の行事では当たり前だが、最近、蚊帳なんて売っているのを見たことがない。蚊帳に入るとき、注意をしないと蚊も一緒に入ってくる。昔はスイカをよく食べたが、最近はあまりスイカを食べなくなった。まず、あの大きさの物を冷蔵庫で冷やすのが効率的に悪いということと、量が多い。せいぜい食べても、4切れ食べれば飽きてくる。
昔、おふくろがスイカの皮の薄緑の部分でおしんこを作った。結構旨かった。そのことを小学校の担任に話したら、担任に「お前の家は貧しいな」と言われた。あの時はまだ8歳ぐらいで、その意味が分からなかったが、今考えると腹が立つ。
「俺んちが何を食べようが勝手だろう。お前につべこべ言われる筋合いはない」と、今なら言えるのに…。いっそのこと、スイカでなくてメロンとか言っていたら、あの担任何て言ってただろうか。
あの頃は、毎日海に行き、真っ黒になるまで遊んでいた。肌の皮が5センチ四方ぐらいペロッと剥ける。どれだけ大きく剥けるかを競ったこともあった。幼き頃は、夏が春夏秋冬の中で一番好きだったが、最近は秋が好きになった。やはり暑さに耐えられない心になったのだろう。
ギラギラと輝く太陽。こんなフレーズより、涼しい部屋でテレビ桟敷を陣取り、枝豆とビールの生活が好みになってしまった。取りあえず4時半の新橋での打ち合わせに、暑い日差しの中に消えるか。
【お知らせ】
吉田拓郎、泉谷しげる、古井戸、ケメ、山崎ハコ…。
萩原さんが、有名アーティストたちの駆け出し時代を語ります。
エレックレコード社長・萩原克己さんに聞く「思い出のアーティストたち」<前編>
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※若き日の拓郎、泉谷、古井戸の姿がそこにあった。35年前の萩原氏も登場する「エレックレコードの時代」(CD付き単行本)も、「熟割」にて好評発売中!
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札幌日帰り【2008年07月18日(金) 】
先週土曜日、「ハギ♪シホ音楽夜話」の取りが行われた。
朝10時半集合、最初のゲストは我がELECRECORDSの新人第一号absorb(アブソーブ)である。50代のゲストが続く中、20代のゲストは同世代のゲストということでパートナーの藤田志穂ことシホちゃんのテンションも上がる。
無事absorbのコーナーを終え、2回目の取りに入る。ゲストは水越けいこさんである。彼女とは27歳の時に知り合い、デビューから8年間、プロデュースを担当した。
彼女の結婚と共に互いに道を分けたのだが、10年前に彼女から、今一度音楽の世界に戻りたいと打診があり道を同じくした。離婚そして我が子の障害というハンディを全て受け止めた水越けいこは、その頃多分、塀の上を渡るヤジロベエのような生活だったと記憶する。
2001年に事務所の右腕だったスタッフの使い込み事件で、会社は一気にどん底に転げ落ちていった。事務所は機能ストップに陥り、スタッフもアーティストも居なくなった。一人でノイローゼーになりながら、会社の建て直しに命を注ぐ。
あれから7年経った。一度は出て行ったスタッフやアーティストを逆恨みしたこともあったが、自分が愚かだったことに気づく。生きるということの一部は、憎しみや恨みをエネルギーに変える以外の個人的感情を捨てることと気付く。58歳にもなってようやくかと、自分を叱咤する。
無事に番組を終え、久しぶりに水越とスタッフで宴となった。帰り道に、己の足跡を見たかのように高速を照らすライトを追う。日曜日に会社に来て原稿のチェックを行い、明朝に札幌へ向かう準備をする。朝8時に羽田でabsorbの森晴義と待ち合わせる。久しぶりの飛行機である。飛行機嫌いではないが、誰でも気象状況が悪い時の飛行機が好きな奴は居ないだろう。
案の定、揺れた。千歳空港に到着、JRにて札幌に向かう。駅に着き回りを見渡すと、昨年来た時も感じたのだが、駅の個性は年々消えていく。
有名なデパートにビックカメラやTSUTAYA、マクドナルドにミスタードーナツと、都市の個性はもう日本にはない。早く着きすぎたので、森晴義とお茶しようと雪印パーラー本店に入る。互いにアイスクリームを頼む。食品管理問題のはしりであったような気がする。
雪印乳業が2000年の初夏に集団食中毒事件を起こした。食中毒事件としては戦後最大の規模ではなかっただろうか。あの時の社長のコメントが物議を起こした。「私はこの事件で寝てないんだ」。この言葉が国民の信頼を壊した。しかし、このバニラアイスクリームは文句なしに美味しかった。
パーラーを出てタクシーにてクリプトン・フューチャー・メディア株式会社に向かう。初めてお会いする伊藤社長とスタッフの西尾さんのイメージを立てていたのだが、お会いしてその若さにビックリ!以前シリコンバレーに一番近いのが札幌バレーと聞いたことがあったが、まさにスキルをアプリケーションソフトに転換する頭脳集団である。
しかし音楽好きはいずこも同じ。その話になると、国境も人種もない。ただただ音楽談義をする。音というキーワードに心が通じ合う。出会いから2時間弱、伊藤社長の言葉に出た「温故知新」、古きをたずね新しきを知る。心地よく会話が終わり、北国の夢人に心から一期一会の心でまた会いましょうと感謝。
薄野に出て寿司屋で森晴義と美味三昧、空港までの時間を差し引いて3時間のサイトシーン。晴義としばしの別れ、空港で会おうの元に、まず腹は8分目だがラーメン横丁に向かう。
食い意地の頑固さに我が胃を疑う。ビールに札幌味噌ラーメンを満喫。タクシーで二条市場に向かう。行きつけの魚屋「ブッチャーとまり」に入る。営業熱心な鎌田くんと再会。あっと言う間にタラバとエビを買ってしまった。もちろん全て試食をした。お土産を付けてとねだり、イカそうめんのするめをゲット、帰りの機内のつまみになる。一人早めに千歳に向かう。
千歳に着き、どういうわけか海鮮レストランに入り、黒ビールと十勝ワイン。清見でタコのから揚げとアスパラの炒めものを食す。流石に腹はいっぱいになった。晴義と再会し、いざ羽田に向かうフライト機に乗る。
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横浜アウトレットモール【2008年07月09日(水) 】
雨は降りそうで降らない。梅雨独特の空模様である。おふくろの家に着くと、いつものように500CCサッポロ黒ラベル、あっという間に飲み干してしまった。それもそのはずである。午前中から7キロ走り、ウエイトトレーニング、ストレッチと4時間ぐらい体を苛めた後なので、カラカラのスポンジが水を吸収するように、体に浸み込んでしまう。
おっと、NHKで男子ゴルフツア−が始まっていた。星野選手が圧倒的な強さでぶっちぎりの最中である。完全にゾーンに入っているのが分かる。ゾーンというのは、ゴルフだけではなく、すべてのスポーツ、音楽、その他の芸術に共通する。その環境の中で勝手に体が反応していくのである。
何というか、スリーセブンが10回続けて出るような感触・・・むふっ・・・チョット違う。ゾーンの話はさておき、かみさんが金沢区にあるアウトレットにおふくろを誘って行こうと言い出した。心の中で、お袋が「いいよ疲れるから。家でゆっくりしなさい」とでも言ってくれることを期待したが、答えは真逆に出た。「行こう行こう。直ぐに用意するから」。渋々、顔は笑顔だが、心の中はゴルフが見られないことと、もっとビールが呑みたい欲求が炸裂する。
後部座席でゴロンとなり30分ぐらい睡眠を取る。駐車場に入ると磯の香りで目が覚めた。目の前は何艘ものクルーザーが岸壁に停泊している。目覚めると海か、これはこれでいいな。
1時間後に待ち合わせて各自自由行動、おふくろはかみさんと仲良くモールの店に消えていった。しょうがないから、今週収録の「ハギ♪シホ音楽夜話」の衣装でも見るか。いつの間にか6点ぐらい買ってしまった。自分に衝動買いの癖があるのは分かっていたが、後から「こんなの何で買ったの」と自分が情けなくなることがある。
前に、高いローファーを「閉店セールだから30%OFFでいいよ」と言われ買ったことがあるが、履くとかなり大きい。店員に「そのぐらいは敷き革入れれば大丈夫」と言われたので、確か2万円出したのを覚えている。会社に履いて行ったのだが、歩くとブカブカで、3歩で脱げてしまう。しょうがないから、同僚の足の大きい奴にあげてしまった。
これだけならまだいい。リーガルでクラシック調の靴を見て「この一種類しかない」と店員に言われ衝動買いをした。これはサイズが小さく、5分で頭が痛くなった。靴屋で安い運動靴を買い、その靴を欲しがっていたスタッフにプレゼントした。
そうこうしているうちに1時間が経過、約束の場所に行くと、おふくろが犬と遊んでいる。おふくろに「かみさんは?」と聞くと、あそこの靴屋でまだ見ていると言う。しばらくおふくろが犬たちと遊んでいるのをベンチで眺めていると、大きな紙袋を抱えたかみさんが戻って来た。娘の洋服など色いろいろである。
おふくろの家に戻り、『サザエさん』を見ながら、心おきなくまたビールを呑む。今日の楽しみは『篤姫』である。帰り支度をして玄関を出ると、エンジェルストランペットの花がノンベ行進曲を吹いてるように、玄関先を飾っていた。
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幼き頃の川【2008年07月03日(木) 】
車で約40分の道のりである。横浜横須賀道路に乗り、朝比奈のインターで降りる。裏道を通り、手子神社横の橋を渡る。小さな川が流れていて、幼い頃はこの川でザリガニや鮒(フナ)を取って遊んだ。
高度成長の波は、この小さな金沢文庫まで影響があった。山々が造成され、宅地になり、自然が消えていった。川は宅地からの汚水で鮒もザリガニも、めだか、蛙、蛍、すべてが死に絶えた。ビールを3本空けて少し酔いが回ったので、酔い覚ましのために散歩に出た。
なんとなく足取りはあの川に向かっていた。驚いたことに、魚影が幾つも見えた。あれ、どぶ川じゃなくなった。しばらく川面を見ていた。
足元に何か動く物を発見、あっサワガニがいた。小さなサワガニが一生懸命駆けている。あまり可愛いので、追いかけてシャメをパチリ。
昔の川が戻って来たとは思わないが、メタンガスが充満していた川が、ここまできれいになったのには驚いた。おふくろに川が綺麗になったことを言うと、最近まで食パンを持って川に行き鴨に食べさせるのが楽しみだったと言う。鴨がいるなら小魚がいるのだろう。もうすぐ夏祭りが来る。手子神社の周りは神輿や露店で賑わう。
話は変わるが、昨日、人形町の「凡味」という名の日本料理屋に行った。我がエレックレコードの長老である浮田さんと、昔から尊敬している亀渕さんの三人である。

初めて行く店なので、少し早めに着いた。ここまでの道のりも甘酒横丁を明治座方向に300メートルぐらい歩くのだが、何だか明治大正の時代を彷彿させる風情がある。店に入るとおかみさんが出てきて、「お待ちしておりました」。どうやらこの店は一席しか取らないことが売りらしい。
ワンテーブルが真ん中にドカンとある。昔の呉服屋を改造したらしい。なんだかタイムスリップしてしまう。今日食べるものは懐石料理らしい。
浮田さん登場。おかみさんが浮田さんに「お久しぶりです」と丁寧に挨拶、浮田さんも、「お嬢さんはお元気ですか」「少し前にエジンバラの大学から戻って参りました。今は元の慶応に行っています」「後でお料理を運んで来ますので、一声かけてあげてください」。
そんな世間話をしているうちに、今日の主賓である亀渕さん登場。「永い間、ニッポン放送、お役目お疲れ様でした」「嬉しいね、そう言われるのが」。さすがに亀渕さんの話は華があり引き込まれてしまう。
そんな楽しい時間を過ごし9時を回った。後輩から「どこにいるのですか。池尻行きますから奢ってください。人数は3人です」。若者は強引が特権である。
亀渕さんと浮田さんと別れ、池尻に向かう。行き先はお好み焼き屋である。年の差25歳ぐらいの連中と熱く語り合い、今日も一日が終わる…。
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30年ぶりの再会【2008年06月26日(木) 】
17歳から付き合い始めて、24歳でだんだん付き合いが薄れ、28歳の時に人に貸してやった。逸れてあれから30年経った。あるつてから、まだ健在と聞いた。貸した本人と再会した。
「長年お借りしたまま、連絡もしないで本当に申し訳ありません」。すべてではないが、バスドラム、タムタム、バスタムが、昔の姿に近い姿で事務所に戻ってきたのだ。
他の部品は、彼が俺にすまないと思い、自分のドラムの部品を持って来た。30年ぶりの再会に涙が潤む。ロジャース元気だったか。すまない、長旅をさせてしまい。若き日にやっと買ったドラムセットである。
最近、エレックに26歳のスタッフ、名前は国分教貴、通称BUNちゃんが入った。志はミュージシャンである。それも俺と一緒のドラマーである。BUNもロジャースを見て興奮している。
こ、こ、こ、れが噂のロジャースですか。残念なことに、スネアーは見つからなかった。翌日、BUNとドラムを組み立ててみようと、徐々にあの頃のロジャースの輪郭が出てきた。
実は、BUNが入社してから暇な時に、二人でドラムの練習をしているのだ。若き日は最低一日8時間練習していたドラムは、感性の楽器である。考えてプレーすれば、グルーブは消える。歌うように叩くには、ただ練習するしかないのである。
このドラムで吉田拓郎、泉谷しげる、古井戸、海援隊、生田敬太郎、数々のスタジオ、武道館でのTレックスのオープニングアクト、年末の晴海でのライブ、思い出せばきりがないほどのステージでのプレイ…。
今日もテレビ局との打ち合わせで出かけたが、終わると一直線に事務所に戻る。事務所にはロジャ子が待っているのだ。帰ると、BUNが面倒を見ている。音をあまり出さないように、バスドラムの中には座布団、ペダルのハンマーの当たる部分には布を張っている。畜生、俺のロジャ子なのに。
BUNが、今日事務所に泊まりますと言ってきた。ロジャ子と添い寝がしたいらしい。久しぶりに嫉妬心がメラメラと沸く。明日はChar に誘われての久しぶりのゴルフコンペである。泣く泣く早めに帰り、準備をしなければならない。
今年初のゴルフだというのに、どうやら100%雨らしい。ゴルフに凝っていた時は、雨が降ればボールがよく止まる、風が強ければ、フォロー風に受ければジャンボも超える飛距離が出るかもしれない、とポジティブに考えてきた。
しかし、今は“明日、雨か、雨天決行”好きだね〜と、昔の燃えた俺はいない。まあいいか。ロジャ子が戻って来たから、明日はホールインワンでもやってくるか…。
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ドライフラワー【2008年06月17日(火) 】

ドライフラワーを作ったことがある。それも独身の頃の話である。何てことはない。ステージで贈られた薔薇の大群を家に持って来たのだが、水をやるのを忘れて勝手にドライフラワーになった。
たまに友人が来ると、「お前にこんな高尚な趣味があるとは…」「昔から花が好きでな…」こんな嘘を平然とついた。本当のドライフラワー作りは、綺麗な色を出すためには大変な努力がいるのだろう。
事務所の観葉植物を、どういうわけか可愛がっている。何か一緒に闘ってきた戦友のような気がする。2本あったのだが、根性のない1本は4年で枯れてしまった。そのまま枯れ木の観葉植物として2年置いておいたが、客の印象が悪くなるので片付けた。

こんな話を書いていると、思い出した。独身の頃、靴下を洗い水に浸けたまま2週間忘れていたら、靴下から細いシメジのようなキノコが生えてきた。あれにはびっくりしたが、さすがにそのキノコを食べようとは思わなかったが、案外イケたのかも知れない。
独身の頃住んでいたのはマンションだが、人間が住めるか住めないか、ぎりぎりの築年数のマンションである。押入れが湿っぽいので、洋服類はすぐにカビ臭くなる。あの押入れでキノコの栽培とかしたら面白かっただろう。大家に見つかったら怒られるだろうが…。
話は変わるが、最近、テレビドラマの「篤姫」と「CHANGE」にハマっている。大河ドラマは一度見てしまうと抜けられなくなる。宮崎あおいの演技の上手さにはびっくりした。昔、大竹しのぶを見たときも、あの演技力には舌を巻いたが、この二人、どこかが似ている気がする。
大河ドラマは6月頃までは何とかハッピーな気分にさせてもらえるが、ここら辺から展開が変わることが多い。
もう一つのお気に入り番組「CHANGE」も、なかなか面白い。この番組を見た政治家が、初心に返りキムタクのような政治家になるとテレビでのたまっていたが、「CHANGE」が汚く思えるからお前らテレビに出るなと言ってやりたくなる。「CHANGE」人気にあやかろうとしたいのだろうが、お前らを「CHANGE」したいんだよ。
あの番組で拉致問題か何かやってくれたらいいのにと思う。キムタクが北朝鮮に乗り込んで、金正日に「早く拉致被害者を返せ!」なんて言って欲しいと思うのだが、あとロシアにも行ってメドヴェージェフに「いい加減に北方領土を返せ!」って言ってくれたら、すっとするだろうな。
またまた話は変わる。そう言えば、父の日に長女はクロックスのサンダル、次女はおつまみセットをくれた。
母の日と比べると、父の日の扱いは10分の1ぐらいだと思う。自分でも、父の日が来ても「へぇ〜」てな感じである。いっそのこと、母の日と父の日を混ぜて「父母の日」にすれば、もう少し父の存在が確保できるのではないかと思うが、世間の母親を敵に回しそうなので撤回する。毎日が父の日みたいな生活をしているので、あまり強いことは言わない方がいいのだろう。
今回は独り言のような文章になってしまった。きっとバイオリズムが悪いのだろう。早く上り調子にするためには、冷えたビールに枝豆が効くのでは…。。
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新宿の香り【2008年06月13日(金) 】
新宿JAMでエレックアーティストのザ・アウトロウズライブが行われた。新宿駅に出たが、相変わらずごった返している。地下街を人とぶつからないように気をつけて歩く。
幼き頃、石の下に蟻の巣を発見して、石を持ち上げると蟻の大群が右往左往する。まさしくそんな感じである。早目に到着してしまい、メンバーに挨拶をして、近くのファンキーなお好み焼き屋にスタッフと入った。

珍しい食べ物に出会った。「チャンジャのクリームチーズ和え」である。面白いので注文してみた。その名の通り、ただチャンジャとクリームチーズが和えたものが出てきた。軽く生ビールを含み、箸を出す。
「なかなかイケるね、チーズとチャンジャ。これがイカの塩辛だったらちょっと嫌だよな」
ビール2本に焼酎2杯ぐらいを引っかけ、ライブ会場に向かう。新宿JAMは、昔からロックバンドの箱としては有名である。中に入ると、招待客がもう来ていた。今日はワンマンではなく、4バンドが出演していた。ザ・アウトロウズは2番目の打席である。
アウトロウズのライブが始まった。心の中で“どうか良いライブができますように”と祈る。招待客の中には、レコード会社も呼んであるからである。手前味噌ではないが、良い出来であった。3日間東京でのライブをこなし、今夜大阪に戻るスケジュールで、大阪からバンドが車で来た。
全員がバイトをしているので、余裕はない。終わってメンバーにお疲れさまを告げ、招待客と飲み屋に向かう。人数も7人と多いので、大衆居酒屋“和民”に決めた。
和気あいあいな時間が流れていく。結局、今日も終電になってしまった。
話は変わって、3日前、会社の決算の準備をしていて、奇妙なことに気が付いた。どうやら今年、年末調整を忘れていたらしい。机の中にある領収書を片付けていたら、源泉徴収票が出てきた。自分の頭の中では税務署に行った記憶があるのだが、どうやらその記憶は去年のデジャブーだったようだ。
本日、税務署に行き、丁重に謝り確定申告を終えた。他のスタッフがそんなことをやったら、思いっきり大笑いして馬鹿にするのだが、我が身とは情けない。税務員の対応は昔と違って良くなったのではないだろうか。
今は白色申告だが、昔は青色申告をしていた。あの頃は、税理士に「税務署に行く時はボロを着て行け」と言われたが、もうそういう感覚は、バブルとともに消え去ってしまったようだ。
確定申告を今頃やるのは俺ぐらいだろうな、恥ずかしいと思って行ったのだが、どうして、こんなに混んでいるのだろうというぐらい待たされた。税務員と話をしている初老のおじさんの話に耳を傾けると、どうやら3年申告をしていないらしい。税務員も優しく、
「ここの箇所は同上と書いてください」
「わかった。道場て書けばいいんだな」
「道場でなくて同上ですよ」
次に、絵に描いたようなおばさんの番である。始終笑いっぱなしで税務員の肩をパシパシ叩いている。“ガハハヤダヤダパシパシ”の連続である。さすがに税務員も大変だなと思う。

田園都市線に乗り、二子玉川駅を通過する。窓から、もうすぐ雨が上がるような明るさが川面に光っていた。
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紫陽花が雨を浴びている【2008年06月05日(木) 】
梅雨に入ったようだ。鎌倉にある東慶寺、通称縁切り寺。この季節の北鎌倉は、紫陽花の花園に変わる。紫陽花は「オタクサ」と呼ばれていたらしい。鎖国時代の出島にオランダ人と偽って滞在したドイツ人医師シーボルトが、愛妾「お滝さん」の名前を借りて命名したと言われている。

花言葉は「心変わり」。紫陽花にとっては迷惑な話である。土の酸度によって変わっているだけなのに、雨に咲く失恋のシンボル、それも決して男の失恋ではなく、女性の可憐な失恋がイメージである。紫陽花には毒がある。食すと過呼吸や痙攣、麻痺などを引き起こし死に至ることもあるそうだ。失恋のシンボルにしたお返しではないだろうか。
先日、娘が父の作るカレーが食べたいと言われ、日曜の夜中からカレーを作った。掃除をした鶏ガラと屑野菜を煮てスープを作る。玉ねぎやニンニクを炒める。ニンジン、ジャガイモなどをその鍋に入れる。肉は豚肉を使うのだが、あらかじめ味付けをして小麦粉を降り炒めて最後に入れる。肉はあくまでも具であり、ダシではないというこだわりを持っている。そこにトマト缶詰を入れ、赤ワインやハチミツりんごをすって入れる。
そこにカレールーとS&Bのカレーパウダーを入れ、固形のコンソメをチーズ粉にすり下ろし器で少しずつ入れる。隠し味で富良野から取り寄せているソースを入れる。そのあと少し醤油を入れる。誰も醤油に気がつかないが、入れる前と入れた後では味が変わるのが分かる。料理中はビールが合う。味見をつまみに2本は空けてしまう。とろ火で2時間ぐらい煮て底が焦げぬように15分間隔でタイマーをかける。そして朝まで寝かす。
朝、冷凍庫からご飯を出しレンジで暖める。その間に目玉焼きを作る。フライパンにサラダオイルを薄く引く。油を少なめにするのが目玉焼きのコツである。黄身の表面に薄い膜が張ってきたら、スプーン1杯の水を入れる。少火にして軽くフライパンを揺すり、焦げ付きを防止する。冷蔵庫の福神漬けと軽く温めたブロッコリー皿に添える。ご飯を盛って横にカレーを入れ、その上に目玉焼きを乗せる。
完璧…ニヤッと笑う。横で長男猫のレオがスリスリしてくる。仕方がないので、カレーのついていない目玉焼きの白身をご相伴させる。ちょうど食べ終わり家を出る時に、『トクダネ!』の血液型占いが始まる。頑張れ狸・・・銅か。ビリの時は『ラジかるッ』で干支、血液型、星座占いの一番いい占いを見てから出社。

久しぶりに空は晴れていた。恨めしそうに、紫陽花が空を睨んでいるような気がする。
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わたぼうしになりたい【2008年05月28日(水) 】
澄みきった空は、もうそこまで夏が来ていることを知らせている。まだ季節ではないと思うが、エッ?あの鳴き声はセミかもしれない。まさかと思うが、そのまさかのようだ。ふっと、道端にわたぼうしがいくつも咲いていた。思わず顔を近づけふっ〜と息をかけると、小さな羽がいっせいに空に舞い上がった。
「いいな、風の吹くままに飛んで行けるなんて」
軽くため息が出る。

思えば、誰からも“萩原は好きなことだけやって、おまんま食べられるなんて幸せ者”とよく言われる。確かに、この仕事は好きなことは好きだが、毎日がバラ色なんてことはない。楽しさ15%、普通50%、嫌なこと25%、とっても嫌なこと10%、ぐらいではなかろうか。
先日、日テレの朝番組「ラジカル」で、血液型、干支、星座占いがすべて大吉と二重丸が付いたことがあった。すぐに宝くじを千円分買った。「もし1億円当たったらどうしようか、かみさんと子供には黙っておこう」と妄想を巡らし、いざ発表を待ち宝くじ売り場に持って行った。
機械にかけられ、数秒で答えが出た。200円もらったような気がする。連番で買うと5枚千円で、1枚は200円当たる仕組みと後で分かった。
くじ運は昔からない。くじではないが、この話も、くじ運に近いかもしれない。
祭りで亀が売られていた。
「坊やこの亀は100年生きるよ」
と言われ買ってしまった。翌日、亀は死んでしまった。2日続いた祭りだったので、亀売りのオヤジに、「おじさん昨日買った亀今日死んじゃったよ」と言うと、「坊や、その亀は今日が100年目だったんだよ」と言われ、その言葉を信じて100年も生きてきた亀の墓をつくった。
考えてみると、縁日では亀のほかにもピンクや青のひよこが売られていた。その時はピンクや青のひよこを信じたのである。だが、ピンクや青のニワトリがいたら不気味である。
思い出した。話は脱線するが、この話は書きたい。
やはり小学校の頃の話である。
子供相手に「粘土細工屋」という商売があった。近所の神社に粘土細工屋が来た。簡単にいうと、戦艦や孫悟空、般若をくり抜いた型に粘土を入れ、型から外した粘土に、金色銀色赤青緑の粉末の色を筆で色づけする。その作品に、そのオヤジが点数をつける。
2時間かけて作った作品の真ん中に、ボール紙でできた点数券がぐさっと刺される。その点が型を購入する唯一の券なのであるが、確か一番高い型が戦艦大和だったような気がする。
5万点で大和と交換できる。1カ月の小遣いと、必死で集めた鉄くずをくずやに売って稼いだ金を、すべて粘土屋につぎ込む。5万点までもう直ぐだという時に、オヤジはどこかに消える。この次は違う粘土屋が来る。点数券も違うものになっている。
もう一つ思い出した。
粘土屋に、「この粘土どこから持って来るの?」と聞くと、「これは九州から持って来るんだ」と言っていたが、近所の仲間は、「あのオヤジがスコップで近くの田んぼの土を取っているのを見た」と言っていた。
こんな話を思い出しながら書いていると、故郷、金沢文庫のあの頃の光景が蘇ってきた。
今頃は、よくザリガニ釣りに行った。ザリガニの尾を外し、その肉で友釣りをする。バケツ一杯ぐらい取れる。聞くところによると、古タイヤにザリガニの肉を入れ綱をつけて川に一晩入れておくと、うなぎがかかるらしいが、夜仕掛けて朝早く取りに行くので、家では危険ということで、その遊びはやらせてもらえなかった。
カブトムシやクワガタを取るために、山の木に砂糖を溶かして、綿に湿らして木に仕掛ける。朝早くドキドキしながら山に登る。しかし宅地開発で、もうその山もなくなってしまった。
ただ覚えているのは、野原一面のわたぼうしが風に吹かれて旅立ったあの時・・・。一粒の種が、この世田谷の三宿に舞い降り、ささやかながら音楽のわたぼうしを作っている。
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17日落語、18日審査員【2008年05月22日(木) 】
久しぶりに友から落語の誘いがありました。金沢文庫でおふくろの料理を堪能して、から揚げとふきの醤油漬けを少しもらい、4時に故郷を出ました。
イザ、演芸場へ。金沢文庫から品川、そして神保町、半蔵門に着き、足取りも軽く、途中、友人の飲み分をコンビニでビール3本、チュウハイ2本、日本酒2パック。おふくろの手料理にビーフジャッキー&イカのそうめん干しを買い、今日の演目・柳家喬太郎の「ちりとてちん」、柳家権太楼「文七元結」を目当てに、ウキウキ、ウキウキ。
喬太郎の話に笑い、権太楼に涙する。あ〜日本人に生まれよかった。
「てやんで〜、五十両くれてやろう。俺は娘を女郎にするが、お前は、なきゃ〜死んじまうだろ〜」
こんないい話、今はないですよね。残念〜。粋の世界はどこに行っちゃったんだろう。
事務所でウチの若い衆(25歳)に寄席の話をすると、
「『ちりとてちん』は上方の言い方ですよ、江戸落語では『酢豆腐』て言うんですよ」
・・・絶句。できるな、おぬし・・・。
演芸場のお客さんは若い人も多かったので、その若い女性同士の会話に耳を傾ける。
「にぎわい座行く?いいよ、その時間だったら行けるよ」
要するに、喬太郎の追っかけであった。俺も仕事がなかったら追っかけやりたいと思いつつ、連れと赤坂に向かう。
落語談義でほろ酔い気分、帰路に着に向かう。帰り、手帳を見て我に返る。明日、日刊スポーツ主催の「おやじバンドフェスティバル」で審査員をやって欲しいと言われていたので、午後3時に渋谷のDUOに入る。

何だ、この異様な熱気は。
会場はミュージシャンとサポーターで入り乱れている。オヤジバンドのパワーに圧倒される。ゴルフ、カラオケ、テニスは分かるけど、何でバンドなんだよ?
2時間半ぐらいトイレにも行けない。真剣な演奏には真摯に向かう。しかし心の中は、「さくら水産あたりで、ここにいるメンバーと賞金+アルファで飲んだら楽しいだろうな」。自分の人生も、ライトミュージックコンテストで変わった。走馬灯のように昔の出来事が巡る。
コンテストの性格上、順位を付けなくてはいけない。「ゴメン、順位なんて付けちゃって」と心の中で詫びる。
「1位、SIXY」
メンバーの一人の涙腺が緩んでいた。見ていて、俺ももらい性なので涙腺が緩む。審査員のスピーチで、「ロカビリーからリハビリー」と弱冠の笑いは取るが、スピーチし終わり、しゃべり下手さに自己嫌悪が走る。
「まあいいや〜これが俺だもんな」と打ち上げ会場に向かう・・・。
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