ハイキング【2009年02月19日(木) 】
その日は何となく、昔登った山道にたまには行こうと母親に電話で告げた。電話をしたのが12時ぐらいだった。お袋はそこからおにぎりやおかずを用意し始めた。1時半頃にお袋の家についた。「あんたが急に言うから今おにぎり作り終えたとこよ」、嬉しそうに厭味を言う。
昔は何度も行っていたところだが、かなり記憶は薄くなっている。何とか金沢自然公園の入口にたどり着いた。子供のころは能見堂、六国峠そして鎌倉天園を抜け鎌倉八幡宮までよく歩いた。
その日はもちろんそんな道のりをお袋に歩かせるわけにいかないので入口から2キロぐらい歩いたところでテーブルとベンチを見つけお弁当を広げた。その日最初の食事である。
来る途中にコンビニで缶ビールを買ってきたので、お袋の作ったふきのとうの味噌和えと、イカと人参の醤油漬けでぐびっとビールを飲む。自然の中で飲む酒は久しぶりである。特にこの道は十年以上来ていない。

4、50年前に鎌倉天園に茶店があった。今は側道まで車で来られるが、あの頃は下から人間がジュースやサイダー、ビールを運ばなければならなかった。
幼き頃の事だからもう時効なので話すが、きっとあのジュースやサイダーは帰るときにどこかに隠して帰るのではないかと思った。
水も売っていた。今の時代のペットボトルの話ではない。誰しもが水道で水を飲むのが常識の時代である。
そこの主のおじさんに聞いてみると、この水は鎌倉から運んでくるのだと言っていた。重い思いをしたのだから売って当たり前だと言う。子供心にこのおやじ悪党だなと思い仲間と夕方草むらに隠れて茶店を見張っていた。案の定、おやじが近くの草むらにござで隠した井戸を発見した。そしてその横の小さな穴倉にジュースやサイダーを隠していたのだ。
勿論ジュースとサイダーは思いっきりいただかしてもらった。ほとぼりが冷めた頃また行ったが隠し場所を変えていた。
10年前に鎌倉天園にまだ茶店があった。働いてる人は若い奥さん風の人だった。ベンチに腰掛け、そのいたずらの話を子供にすると、そばで日本酒を飲んでいた八十歳を超えているかと思える爺さんが「あの時のカッパライはお前か」と言われすくむ思いをした。笑ってごまかしたが口は何十年経っても災いのもとである。
おにぎりを三個食べて至極の喜びの気持ちで森の木立に目をやると、ところどころに鳥が作ったのではないかと思える巣があった。
腹ごなしもあり、もう少し皆で歩くことにした。さっき見たような巣が森には多く見える。どんな鳥がすんでいるのだろうと少し立ち止まり見張っていると、なんと巣から出てきたのは鳥ではなくリスであった。
あとから聞いた話だが、台湾リスが異常繁殖して他の小動物を食べてしまい、動物の生態系のバランスが崩れてきているらしい。リスを食べる動物が山猫や山犬そして鷹とか鷲らしいが、そんな動物がこのハイキングコースにいたら危険で誰も来ないだろう。
久しぶりのお袋と歩いてみてお袋が健康でいるのが無性に嬉しく感じる。春にもう一度ここに来たくなった。
【お知らせ】
吉田拓郎、泉谷しげる、古井戸、ケメ、山崎ハコ…。
萩原さんが、有名アーティストたちの駆け出し時代を語ります。
エレックレコード社長・萩原克己さんに聞く「思い出のアーティストたち」<前編>
はこちら、<後編>は、こちらから。
※萩原氏が綴る70年代フォーク&ロックの真実。「エレックレコードの時代II」(CD付き単行本)は、「熟割」にて絶賛発売中!
※若き日の拓郎、泉谷、古井戸の姿がそこにあった。35年前の萩原氏も登場する「エレックレコードの時代」(CD付き単行本)も、「熟割」にて好評発売中!
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道路沿いの三色すみれ【2009年02月12日(木) 】
幼き頃に防空壕跡に落ちている焼けたレンガをトロッコで運び庭に花壇を作った。最初に植えた花が三色すみれだった。
そのせいか三色すみれを見ると心が和む。

花言葉は容姿に似ず「思慮深い」と書いてあり、見るからに可憐とか純愛とかと思ったが意外である。心だけは春を感じたらしく足取り軽く駅に向かう。
NHKで今回始まった大河ドラマ「天地人」を見始めた。
前回の「篤姫」同様きっとはまるのであろう火坂雅志の2006年に出版され中山義秀文学賞を受賞した作品である。
天と地そして人、この言葉に惹かれる。天からの恵みを地が受け人が育む。
紀元前6世紀にイオニアのミレトスはホメロスの生誕の地で、歴史上初の哲学者「タレス」が誕生した。全ての物体は水によって作られていると唱え、後にアナクシマンドロスは火水土空気により物体が形成されると唱えた。
全ての生物の根幹は天地であると思う。
三色すみれを見て天地を垣間見るのも悪くない。
最近のニュースを見ると明るいニュースの少なさを感じる。昔はこんなに殺人事件はあっただろうか…。2008年は8.4%前年比より増であった。
テレビニュースを見ているほうも殺人事件に麻痺して来ているのではないだろうか。罪のないものが殺され、刑期が無期懲役以下なら、肉親はたまったものではない。
1999年に起きた山口県母子殺人事件の一審二審で無期懲役が言い渡され、最高裁でようやく死刑が求刑された。
もし肉親があのような事件に巻き込まれたら自分はどう気持ちを整理することが出来るか考えたが、答えは出ない。
「目には目を」を選択する可能性が強いと思うが現実的にはありえないだろう。
「罪を憎んで人を憎まず」
孔子の言葉だがそんな悟りはしたくない。
多くの失業者を出す日本経済。リストラを行う企業側から見れば生かすために切ると言いたいだろうが、切られる側は焦り、不安、そして鬱が横行し、その家族も次第に不安定な構図をたどるケースは少なくない。
強者が対岸の火事を決め込み、弱者がまた弱者を作る。「私は郵政民営化には反対だった」。どの口が言うのか。
最近このようなことを考えると、言いしれようのない寂しさと悲しさに襲われる。
今まだ来ない春だが、道端で健気に咲く三色すみれに未来を見たい。
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不景気【2009年02月05日(木) 】
電車も人身事故のためか遅延も多い。
生きる気力が無くなった時に人は死を選ぶのだろうか。
戦争中の自殺者は少なかったと聞く、死にたくないと願うからだろう。
派遣切りのニュースをマスコミが報じたのも最近の話である。
派遣とは事業主と派遣会社で雇用契約を結び、派遣社員は派遣会社との契約になるために事業主は派遣社員の雇用条件を考えなくてすむ。
事業主は労働力を固定費ではなく変動費として扱うことが出来る。
自分自身 旧エレックレコードが倒産した後に社員になることはやめた。
社員になることは自分の脳みそと体を担保に会社と契約することと思ったからである。
歌手やタレントをプロデュースする側が己の保障を優先して良いのだろうか。
ポリドール時代27歳の時であるが、若くしてポリドールの小さなサテライト会社の社長を務めた。社員は3人で自分を入れて4人の会社だった。
2年で2700万の赤字を背負い、ポリドールの経理マンが事務所に来てギターや机を値踏みしていった。
社員を知り合いの会社に分けて入れ1人になり、翌年売上ナンバーワンになり、そしてポリドールの管理職の目つきが変わった。
今までは野良犬を見るような目つきで見られていたが、ヒーロー扱いになったこの時も契約社員である。
米代は貰うがおかずは印税で貰うそんな根性が出来た。
あの頃はまだ親方日の丸の時代だったのだろう。
先輩を敬え、汗をかけ、家に帰ったら仕事の話はするな。
こんなことが当たり前の時代だった。
あの時に何度か管理職の誘いがあったが全て断った。
今考えると若くして人を頼らない信条が、今の時代でも俺を生かしてくれるいしずえになったのだろう。
日本は資本主義の国である。
しかしこの国のなり方は個人ではなく会社が基本となっている。
むかし組合が強かった時代は社会主義的な思想が当たり前だった。
ブルジョアとプロレタリア、懐かしい言葉になってしまった。
人は弱いものだが弱い者が集えばそこには新たな希望が生まれる。
あるレコード会社が大規模なリストラをする。
そこには弱い者が集うことなく大なたがふられる。
まるで死罪を待つ罪人のように、目はうつろになり、希望のひとかけらもない。
あるのは恐怖だけだろう。
生きてきて地獄の釜を見たのは三回ほどある。
三回目は釜の淵を歩くぐらいまで行った。
その経験のせいか相手の目を見ると弱り具合が分かる。
不安が心を壊すのだが、不安とは誰しもがある。
不安のない人間がこの世にいたら会ってみたい。
不安と友達になれると結構人間は強くなる。
不安に面と向かうのも良いだろうし、逃避するのも良いだろう。
大事なことは、不安と安心は表裏一体なのである。
朝起きて不愉快から始まる一日は不安を丸抱えにしているからだろう。
半分だけ不安を捨てられる技を持てば楽になる。
自分の場合は運動である。
不安がつのった時には、時速7キロで1時間歩くその辛さが不安を忘れさせてくれる。
歩き終わった後はよくやったと自分をほめることが出来る。
その瞬間に頭の切り替えが出来るようになり、週に5日これをやる。
つべこべ言いたいほうだい書いたがたまにはこんな萩原も見てほしい。
ついでに我が家の次男カマ猫の不思議な写真をつけておく。この写真を見た瞬間は一瞬だが不安は消える。

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久しぶりの歌番組【2009年01月30日(金) 】
彼らにとっても全国展開している番組は初めてだろう。2月6日のオンエアーである。自分もスカパーのG+で番組を持たせてもらっているが、スタジオの広さやスタッフの規模は100倍ぐらい違う。スタッフだけでも100人以上の人々が所狭しと動き回っている。

びっくりしたことにはスタッフの半分以上が若い女性であった。ADは過酷で女性には難しいと言われていたのは過去の時代であり、今は女性のほうが丁寧だし仕事にムラがない。なるほどこの世界も女性に乗っ取られる時がもうそこまで来ている。
ようやくランスルーから本番に移り、7時頃に上がった。日テレの仲間と4人で、集いが麹町で始まった。
3日前の夜に焼き肉が食べたくなりデザイナーと三茶の焼き肉屋に出向いた。次の日にエレックの顧問、浮田さんと食事をした。浮田さんが連れて行ってくれた店は麻布の焼き肉の名門叙々園であった。
そして昨日、作家のマネジャーと昼飯を日テレ付近で取ったが、イタリアレストランに入ろうとして間違えて隣の店に入ってしまった。愛想よくされたので、まあいいか、と思いメニューを見るとそこは焼き肉の創作料理屋であった。
何と3日続けて焼肉を食べてしまった。焼き肉に対する感情がその集いにはっきりと出た。和食、頭の中にはさっぱりとした刺身と漬物しか想像できなくなっている。
昔は毎日焼肉を食べてもけして飽きることはないと思っていたが歳のせいなのか魚のほうが多くなってきている。昼飯と言ってもだいたいビールと酒を頼み、つまみで済ませてしまう。
近所に大村という蕎麦屋がある、そこに行くとメニューに載ってないものを注文するのが癖になってしまった。まずはハムエッグ、それからカレー鍋やきうどんどれも裏メニューである。ビールを1本、日本酒が5本そんなところが昼飯コースである。
昼から打ち合わせなのか飲み会なのか分からないときがある。気がつくと夜の12時まで飲み続けている。酒が不味く感じたら赤信号と思うがいまだに不味いと思ったことがない。
節酒したら長生きできるのか、その分ストレスで倒れてしまうのではないかと自分に都合の良い解釈をする。今日もこれから巷の灯りに消えていく。
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ヤッホー!!【2009年01月23日(金) 】
この国のプライムミニスターと比較してしまう。期待と希望なのだろう。政治を見る、俺らに何が出来るのだろうか?例えばカンポの湯についてもオリックスが買った、それもフェアーなシステムによっての取得である。鳩山の国民に対しての媚へつらいが気持ち悪い。日本の政治家は、バカなのか優れているのか、国民が支持できるのか、はたまた分裂か。さようなら、アメリカは、元気になるだろう。
鉄腕アトムを思い出す。「ロボットはこのトラックに乗れ、人間はバスに乗って下さい」。あの時ロボットが黒人でバスに乗るのは白人だと子供心に分かった。ローザパークスから始まった1955年バスボイコット運動が公民権運動の火種となった。
先日ハギ♪シホ音楽夜話の収録が一区切りをむかえた。ゲストは加奈崎芳太郎と生田敬太郎、二人のアーティストに来てもらった。放映の順序は生田敬太郎君が先だが、収録はカナヤンから取り出した。
「克己、お前しゃべり上手くなったな。最初にお前、無謀だよ、と言ったのを覚えてるか」「な〜俺って天才だろ」「だからお前は嫌われるんだよ」笑いながらこんな会話を楽しむ。下手な俺のトークにいつも助けを入れてくれたシホこと藤田志穂さんに感謝、「本当にありがとうございました」
二本取りが終わり、生田敬太郎君登場。昔から敬太郎君は変わらない。天然なのか変人なのか、その両方を持っているのだろう、おっと!これは俺流の褒め言葉です。一年やってみて気がついた事は、「しゃべると言うことは自分にしゃべると言うこと」と知った。何かを言おうとするのではなく、自然に出てくる言葉を集めるゲームなのだろう。筑紫さんのトークはいつも頭の中にではなく心の中に原稿があったと感じた。まだまだ自分では青二才だろう、名門ゴルフクラブに行くと、四十、五十洟垂れ小僧と呼ばれるらしい、今年の十二月に俺も洟垂れ小僧を卒業できる。

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戦極に行ってきました【2009年01月08日(木) 】
ブログで一度書いた三崎和雄さんからのご招待を受けた。席はリングサイドに最も近いところである。いっしょに仕事仲間と見ることにしたのだが、席の凄さに彼はびっくりしている。ようするにVIP席なのである。まわりには有名スポーツ選手や芸能人で賑わっていた。

三崎さんの試合は終わりから2番目なので、ビールとケンタッキー、ビールとフランクフルト、ビールとサンドイッチ、ビールとポテトチップと1試合が終わるごとにビールを飲んでいた。ただし、缶ビールは売ってない。どうやら客が興奮してリングに投げさせない為であることを聞いた。
三崎さんの試合が近づくにつれ、なぜかこちらも興奮度が上がって来る。三崎さんの戦う相手はブラジル出身ジョルジ・サンチアゴである。
試合が始まった、先日いっしょに飲んだ時の穏やかな顔は微塵もない。格闘家とは命の削り合いなのだろう。ファンに背中を押され自分を愛してくれる人のために闘う。
試合は三崎さんの有利な展開で流れたが、一瞬の隙に相手に背後を取られTKOで敗戦してしまった。勝負の厳しさを知った。
後に同じく招待されていた大沢樹生くんと奥さんと息子そして友人2人と三軒茶屋で集い鍋を囲む。大沢「残念だったよね、いい感じで流れがあったのに」。やはりいまいち盛り上がりにかけた酒席になる。
翌日三崎さんから電話があった。「せっかく来て頂いたのに負けてしまい申し訳ありません」。身体はダメージだらけなのに、礼のために電話をくれた。そこには言葉が出ない自分がいる。きっとサムライとは三崎さんのようだったと感じる。
5日から仕事が始まった、今年はきっと戦極のような過酷な年が来るだろう。勝負はやってみなければわからないが、悔しない1年を送りたい。そんな心を三崎和雄さんに教えられた年初めだった。
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今年もお世話にニャンニャン【2008年12月25日(木) 】
レオ「やっと憎たらしいネズミの年が終わるか。ざまあみろ」
ルーシー「何、お気楽なこと言ってんのよ、世界不況が始まるて言ってる時に。トヨタでさえ赤字でリストラやるのよ」
チャイム「だ、だ、だんなさん大丈夫ですかね。最近ため息が多いですけど」
レオ「だんなさんは大丈夫だろ、地獄ずいぶん見たらしいから」
ルーシー「何言ってんのよ。音楽業界だって相当やばいって聞いてるわよ」
レオ「そう言えば最近は、猫缶の量少なくなってないか?」
チャイム「それはレオ兄さんが食べすぎで、肥満を気にして奥さんが量を加減しているんですよ」
レオ「肥満は俺だけじゃないぞ、ルーシーだって来たときに比べると三倍ぐらいになっちゃたじゃないか」
ルーシー「うるさいわね、あたしのことはほっといてよ。あたしはホルモンのバランス崩して太ったんだから、あんた達みたいなオカマ猫とは違うのよ」
レオ「言ってくれるじゃないの狸バケネコ」
チャイム「また仲間割れですか、平和主義で行きましょうよ皆さん」
レオ「お前は細いからいいよな、俺は冷蔵庫の上には登れないもん。奥さんも冷蔵庫の上にキャットフードのおやつ置くし…。チクショー!」
ルーシー「何言ってんのよ、残ったキャットフード全部一匹で平らげてるくせに」
チャイム「来年は何か世知辛い世の中になりそうですね。巷は不景気の嵐ですし」

ルーシー「ね〜イースター島のモヤイ像て知ってるでしょう」
レオ「渋谷にもあるぞ」
チャイム「あれはレプリカです。新島から送られたものですよ」
ルーシー「じつはイースター島は大昔すごく自然が素晴らしくて段々人口が増えていったのよ。そうしたら食糧難が起こり、部族同士の争いが起きてモヤイ像を彫り、それを相手の部族に向けて呪いをかけたのよ。相手の部族ももっと大きなモヤイ像を彫って対抗したのだけど、あんな大きな石を運ぶには沢山の材木が必要になり、島の木をみんな使ってしまった。木がなくなれば雨が降らず作物も実らず、みんなが餓死してしまったのよ」
チャイム「その話って何だか今の地球に似てませんか。モヤイ像がビルだったりして」
レオ「そうだよなトヨタやアメリカのビックスリーがこんなになったのもモヤイの祟りだよ」
チャイム「これからは人間だけでなく猫もエコを考えなくてはいけない時代になったのかもしれませんよ」
ガシャガシャ三匹「あっだんなさん帰って来た」
「どうしたお前ら今日はやけにすりすりしてくるじゃねえか」
三匹「はいはいだんなさんが風邪ひかないようにいっぱい温かい毛を付けてあげてるんです」
「やめろよなめるなよ、引っ掻くなよ、何噛みついてるんだよ」
三匹「サービスですだんなさん。来年もよろしくお願い致します」
ニャオニャオ…ハッピー猫イヤー
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ふくすまから林檎が送られて来たでよ〜【2008年12月19日(金) 】
リンゴの花言葉が面白い。日本では清純となっているが、ギリシャ神話では争いとなっている。
結婚式に招待されなかった女神エリスが怒って式場に最も美しい女性へ、と書いたリンゴを送ってしまった。すると3人の女性がそのリンゴを奪いあって争いになり、それが後にトロイの戦いの火種になると言うおぞましい神話である。

FMポコの馬場さんから出演依頼を受け何度か番組に出させて頂いている。エレックのCDをかけてその時代やアーティストの話をするのが一応のラインであるが、正直な話をすると「その話は裏話で放送できません」と言われる。
勿論、馬場さんの顔は知らなかった。面白いのでネットで検索すると馬場さんの顔が写っている1枚の写真を発見、小躍りして喜ぶ。へぇ〜イメージはアナウンサー独特のまじめな方かと思っていたが何と結構OL風美人…。
FMポコのお仲間たちの写真も載っていたので目を通すと一言、まじめな方たちばかりだなと感じる。世知辛い東京の音楽ビジネスの中ではこんな顔している人はお目にかかれない。
そう言えばこの仕事は我がエレックに入ったブン(渾名)が取った仕事であった、彼は福島出身のドラマー志願である。9月上旬に彼が倒れてからもう3ヶ月が経った。エレックレコードの新人のドラムを敲いてもらったのが遠く昔に感じる。
オリジナルコンフィデンスで32位を記録したその曲を彼は聞いてくれたのか、ブンの彼女の話ではベッドの横に飾られていて封が開いていないそうだ。
先日國分を見舞いに磐梯熱海のリハビリセンターまで行こうと思い、ブンの兄貴的存在の仲間にいっしょに行こうと切り出した。「萩さん、俺も行きたいですけどブンはまだ売店の場所も迷う身ですよ、今彼の心に俺らが行って衝撃を与えたらもしかしたらリハビリに差し支えるのでは…」。
自分の身勝手な考えを恥じた、会いたいから会う、それは当り前の話だが会いたいから会わないと言うことは愛情の深さと知る。ブンが福島から来たこのリンゴのように色鮮やかに元気回復して行って欲しいと心から思う。
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「昨夜未明 大沢樹生が死にました…」【2008年12月11日(木) 】
先日、披露宴で乾杯のスピーチを頼まれ「TV復活の日で僕の知らない大沢樹生がいました」とスピーチにて述べさせて頂きました。
しかし樹生著書のこの本を読んで、10年以上付き合ってきたのに俺は彼のことをほとんど知らなかったのかも知れないと考えさせられました。

人が生きる上の純粋とは何だろう、血縁とはそれほど強いものなのか。
息子がコンビニでの万引きをしたときの父親の姿、補導され家に帰れば親父に殺されると思ったこととかが赤裸々に明るく表現されていました。けしてお涙頂だいでもなく、棄て鉢でもない、親子の絆を描いた愛の物語です。
親子とは言葉にできない関係ですね、たとえば一本のレールの上を走る列車のように同じように走るのだけど、けして交わることのない関係かもしれません。
自分にとって親父は反面教師としては最高だったかも知れません。酒乱で母親に暴力を振う親父を憎むことが日課だった。今となっては親父にナイフを向けたことも懐かしく思えます。
親父が俺に残してくれたものは、あの人の持っていなかった責任感や思いやり。受け継ぎたくなかったものは大酒呑み。親父が70歳の時に癌が発見され、数か月の命と宣告されたときに別に延命させたい命でもなかったので、病院でお袋に迷惑をかけるならこのまま早めに旅出したほうが良いと思ったのだが、家族で築地の癌ケンに入れることが決まり、結局4年の延命に成功した。
最近「風のガーデン」にはまっている、死と向き合う男の心とは、その男の死を受け入れる家族とは、親とは、子とは永遠不滅のテーマである、富良野の高原からの風に乗った絆は涙なくしては語れない。
お爺さん役の緒方拳さんが最近逝ってしまいましたが、日本の映画界の巨星がまた一つ消え残念な気持ちです。「砂の器」や「鬼畜」そして「復讐するは我にあり」。どれをとっても日本の名画です。
なぜかセンチメンタルな最近の思考は自分を今一度見直さなければいけない時期に来たとのお告げかもしれません、今日は久しぶりにウオッカ片手に手塚治虫の「アドルフに告ぐ」でも見たくなりました。
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結婚披露宴に出席【2008年12月04日(木) 】
会場には芸能人や文化人が多数来ていた。披露宴の数日前に大沢樹生から電話があり、「萩さん、乾杯の挨拶頼めない?」と言われ、心よく承諾した。
主賓の挨拶が終わり、「新郎の昔からの知り合いのエレックレコード株式会社萩原克己様より乾杯の音頭及び祝辞をお願い致します」。会場が混雑していたので新郎新婦の場所まで人をかき分けようやく到着。
大沢から「余計なこと言わないでね…」
「むふふふ…何か出るかな…むふふふ…」
3分間のスピーチを終え、新郎新婦にあいさつをして席に戻る。ようやく気にせずワインを飲む。ほんとのところスピーチはよく頼まれるので慣れている方だが乾杯の挨拶と言われると多少気が重かったのである。
新婦のSAYAKAさんはモデルということもあって尋常の美しさではない。大沢も格好いい、素晴らしいいカップルである。
大沢樹生の番組を見た。「復活の日」、大沢樹生の父親奮闘記であった。番組中思わず涙線が緩んでしまった。
また結婚式でしか会えない友とも会えた。高田三郎夫妻である。そう言えば彼の結婚式でもスピーチをした。確か浜田省吾のバックコーラスを彼がやっている頃で、ハマショ−のあいさつの後が自分の番であった。
あの時もスピーチの前は食べ物やお酒があまり入らなかった。自分はきっと気が小さいのだろう。
二次会に出席した。そこは堅苦しさもなくただ飲んで食べて仲間と楽しめた。大沢樹生と新婦SAYAKAさんそして息子REIJI君に幸あることを祈る。
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