プロフィール
http://salon.stage007.com/elecrecords/index1_0.rdf
[お知らせ]

萩原克己氏が
レギュラー出演している
スカパー!の音楽番組、
好評放送中!!

4月5日よりスタートしたch.309 日テレG+(ジータス)の新番組 「ハギ♪シホ 音楽夜話」(毎週土曜日夜22時50分〜23時20分)で、 ギャル社長シホちゃんとMCを担当しています。ぜひご覧ください!

エロは世界を救う 【2007年06月19日(火) 】

6月16日土曜日に蔵前にあるLIVEHOUSEでKURAWOODに出かけた。
夜6時半から出演バンドでザ・クワガターズを観るためである。

数日前、つボイノリオさんからメールを頂いた。
私の息子が出演するので一緒に見て欲しいという打診である。
即座に了解をした。
つボイさんとはエレック時代からの付き合いである。
年令も同年代という事もあり気兼ねなく互いに語れる。
彼のヒット曲は言わずとしれた「金太の大冒険」である。
あの曲の支持者は多い。
立川談志は「金太の大冒険」を歌謡史の残る名作として最初に絶賛した。
笑福亭鶴光も、つボイと鶴光笑いのリレーをCBCラジオにて実現し、
つボイのパーソナリティーを高く評価している。
大槻ケンジ、西川貴教やプロレス界の角田信朗と歴々のメンバーが
つボイワールドを賞賛する。
都営浅草線の蔵前駅を出て約5分、クラウドに着く。
待ち合わせより15分早く着いてしまい、
しばしクラウドのライブ情報等に目を通す。
大きなバックを持ってつボイさんが現れた。

「すみません、遠い所を。まだ時間があるので
会場でビールでも飲みましょう」


つボイノリオさんとのツーショット


しばし歓談してライブが始まった。
サポートでベースが入っているグループであるが
ボーカルがつボイさんの長男ボーカルの坪井ユウサクである。
ギター、カーニバル石井、ドラム、長沼健太郎の三人組である。
30分の一生懸命な演奏が続いた。
音を聞くと大体性格が分かる。
坪井ユウサク君は真面目で優しい心の持ち主であることが伝わって来る。
少し心が辛くなった、真面目と優しさは物事を進むには
各駅停車の列車に乗るのと近い。
目的には向かっているのだが、旬の時期を逃してしまう事があるからだ。
そんな真摯な彼らに不真面目になれ、優しさなんて役に立たないと
言えるだろうか。

無事30分のステージを見終え、近所の焼き鳥屋に入った。
道のりで「つボイさん、息子さん優しいでしょう」
「はい、親思いの良い子なんです。私に助けを求めた事は一度もありません。
今日始めて息子のステージを見ました。」
何だか胸が熱くなった。

焼き鳥屋に着き芋焼酎の「明るい農村」をボトルで入れ、
軍鶏料理屋なので軍鶏刺しと焼きを適当に頼んだ。
途中つボイさんの息子からメールが来て、こっちに来たいとのことであった。
「呼んでいいですか」
「もちろんです」
10分後に3人のメンバーが来た。
きっと感想を聞きたいのだろうと思い自分の気持ちを素直に伝えた。

「先日食べた、麺は固まっていて、
スープは麺のかん水が出て苦いラーメンを作る人、
赤坂離宮で5万キロカロリーの鍋に向かい
顔の睫毛や唇が焼けながら料理を作る人、
世間は、どちらも料理人と呼ぶ」
「命枯れるまで音楽を追求する奴も女にもてたくて音楽を始める奴、
どちらもアーティストと呼ぶ」
「言葉はきっと言いたい事の7%ぐらいしか伝えられないだろう」
「しかし演奏は別だ、良くなければ誰にも相手にされない」
「良い人である必要はない、結果、客を感動させられなければ潰れるだけだ」


ザ・クワガーターズ


「もし生き残りたいなら客が少なかろうと多かろうと関係なく取れ。
取れなければまた一歩遅れるだけの話だ」
「誰もが死ぬ気でやれば松井やイチローみたいになれると思わないことだ。
向き不向きもある」
「ナンバーワンよりオンリーワンなんてありえないんだよ、
ただ死ぬ気でやった奴は駄目でも、またその中から自分に合うものを
見つけられるチャンスがある。一生懸命やってもB’zや、
サザンみたいになれる確率は0.05%もないんだ。
しかしやらなければこの0.05%もない。
どうだ、ガッカリしたか、これでガッカリするぐらいなら
端からやらないことだ・・・」
「いつでも事務所に遊びにおいで、こんな話でよければ
いつでもしてあげるから」
こんな話をした。

つボイさんから一言、「ありがとうございました」と言われた。
俺の人生でこんなに頭の低い人は初めてである。

愛知大学法経部を卒業し柔道初段、飲食店営業許可、
針灸師免許、自動車運転免許、自動二輪運転免許を所持し、
CBCラジオにて月〜金の9時から12時までの番組
「聞けば聞くほど」のパーソナリティーを務めている。
番組が始まると無口で低姿勢のイメージは微塵もなく
500通のFAX、メールの中から番組に合う文章を即座に拾い、
十八番のエロ話を交えて狂気の如くトークを重ねる。
二十七年前にパックインミュージックで、
DJを西田敏行が担当していた時の話だが、
ゲストに沢田研二が入った。
番組10分前に二人は無言でデスクを挟み、
互いに目を合わすこともなく本番に入った。
スタートのジングルがかかり二人がまるで幼稚園からの
友だちのように合った丁々発止トークをする。

あの時に一流を見た気がした。
つボイノリオ名古屋の天才DJの素顔は、真面目で、子想いで、
家庭を愛し、リスナーを愛し、名古屋を愛している素敵な男である。
芋焼酎「明るい農村」も空になり、いっしょに地下鉄に乗り、
彼は新富町のホテルに向かい、俺は寝過ごし乗り換えに失敗し、
最終に乗り遅れ相模大野までかみさんに迎えに来てもらった。
かみさんに居眠りの不覚を喋らず
「話に花が咲いて時間を忘れてしまったよ」
その頃、家では、三匹の猫が
「旦さんまた嘘ついてるよ、起きたら初台で、
小田急線しか乗れなかったんだよ」
「たかるか」
「そうしよう」
「帰りにドンキホーテでカニカマでも買って来るように
念力を三匹で送ろう」
「ニャニャンが、ニャンニャン」

そうだ、ドンキでビール買って行こう、
それと何だかカニカマが食いたくなった。


およそ35年前の萩原本人も登場する単行本「エレックレコードの時代」。
熟割にて絶賛発売中!


≫詳しくはこちら

Posted at 21:09 | この記事のURL
コメント(1) | トラックバック(0)

この記事のURL

http://salon.stage007.com/elecrecords/archive/17/0

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://salon.stage007.com/elecrecords/tb_ping/17

コメントする

名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク

コメント


ツボイさん実物はノーマルな男性なんですね。
息子さんも頑張って欲しいですが、音楽の世界も
簡単じゃないのでしょうね。でも目標に向かわなければ何も得れない事も事実ですし・・・・
エロは文化を作る?やっぱこの精神でしょう!
最近は輸入商材、特に中国産のが気になります。
EU諸国は輸入商材の場合は輸出国に検査員を駐在させ
土壌や農薬をチェックしているそうです。環境やエコも進んでいるのがうらやましいです。本来なら日本がリーダー的にやることのようだと思いますが、なんで
こんなモラルや国民を守るという姿勢が薄れてきたのでしょうか?官僚体制のつけなのでしょうか?
美しい国とは・・・政治もしらけてきたし国民不在の
風潮がますます大きくなってきたような気がします。
Posted by:エロス宮澤  at 2007年06月20日(水) 16:12





<< 2008年10月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新トラックバック
カテゴリアーカイブ
Copyright(C) 2006-2008 Senior Communication Co., Ltd. All Rights Reserved.
STAGE ステージ