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鮫を食す 【2008年03月04日(火) 】

前回もワインのことを書かせていただいたが、マイブームでワインに今凝っている。
食事をしながら飲める酒はワインしかない。
焼酎を飲みながらパスタを食べたいとはやはり思わない。


酒屋に行くと良さそうで手頃のワインを二本買い、あとは酒が無くなると寂しくなるので箱ワインを買う。
最初は箱ワインなんてと馬鹿にしていたがフランジアと出会いその観念が消えた。

そう言えば事務所の近所のイタリアンでグラスワインを頼んだら、どこかで飲んだことがあると思い二口目にフランジアとわかり、「マスターこれってフランジアだよね」と言うと店主は真っ赤な顔になった。
箱で2千円のワインがグラス一杯500円もとっていたのだ。
2リットルの箱からグラスは何杯取れるのだろうと考えるとそのイタリアンに足が遠のいてしまった。


話は変わるが昨日、鮫の軟骨梅和えを食した。
勿論そのときはワインではなく芋焼酎のお湯割りである。


鮫には思い出がある。
鮫とフカは同じものだ、何年か前に気仙沼に行った時の話である。

気仙沼は言わずと知れたフカひれの産地である。
そこで聞いた話だが数年前にフカを取りひれだけ取ったら後は海に捨てていたらしい。
それで保護団体のグリーンピースに追いかけられ、それからはフカの体も持って来るようになった。

しかしフカは体の中に小便をするので身がアンモニア臭いのである。
食としては人気のないフカをどうしようかと思いそこでフカの皮を使うアイディアが出た。
鮫皮のバックや財布など色々作られた。

以前、アーティストのプロダクションもやっていたので気仙沼の養護施設に何度か行く機会が多くなった。
そこで障害児が鮫皮を使って孟宗竹や焼き物に被せ鮫皮太鼓を作っていたのである。

その太鼓はコンガとボンゴの中間のような音域で良い音色の音がした。
いつかこの太鼓をキューバに送りラテンパーカッションとして使われたら面白いと考えたことがある。
その夢が実現できなかったのは胴の部分が弱くプロのパーカッションが叩くとすぐに割れてしまう。

いつの日かまた気仙沼に行きあの太鼓と出会いたいと思う。
もう頭の中では鮫皮太鼓の音が聞こえてきた。



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