ハギ♪シホの音楽夜話 【2008年03月19日(水) 】
泉谷しげると共にステージに上がった。
舞台の袖から見る会場は3千人ぐらいに思える。
スタッフに位置について下さいと言われドラムのやまだいに上がる。
幕がスローモーションで上がっていく。
観客の声が脳天からつま先に抜けた。
ドラムソロから始まるオープニングはベードラを踏み込んだときがスタートとなった。
「俺は今から空中を泳ぐイルカになる」とわけの分からない妄想の世界に入って行く。
35年も前の出来事であった。
ハーイ5秒前、「やっと皆さんにお会いすることが出来ました。ハギこと萩原克己です。」「藤田志穂ことシホです」
初めてのディスクジョッキー。
読売新聞社の中にあるG+のスタジオから始まった。
リハーサルで自分の書いた原稿が時間をかなりオーバーしてしまった事を知る。
頭の中でどこをカットするかを決めるが慣れない自分のもどかしさで自信が消えていった。
休憩でトイレに行き鏡に向かって頬にビンタを入れる。
「お前、何やってんだよお前の持ち味は獣になることだろ」
肝が徐々に下りてきた。
「すいません、頭のしゃべり5分ですね。カンペで三分前から出してください。」
徐々に俺らしくなって行く。
しかし、自分として出来は小学校クラスである。
「クソ、ブースで笑ってんだろうな」
途中でゲスト出演の加奈崎芳太郎が入ったと連絡が入る。
一時間後にゲストとのトークシーンの撮りに入る。
「かなやんありがとな」
「ふざけんなよお仕事お仕事」
俺に気を使い緊張の糸を切らずに会話をくれる。
4月5日22時50分からのオンエアーである。
27歳から31歳頃まで毎日のようにTBSのパックインミュージックに顔を出していた。
夜9時から夜中の3時までである。
その後、朝まで制作会社のディレクターや他社の宣伝マンと麻雀を打った。
深夜放送から育った人々は多い。
今のTV業界の重鎮の位置を占めている。
パックインミュージックの本番が始まり、DJが
「今日、天気が良いのでワーゲンのカブリオレで中央高速を飛ばして来ました」
するとディレクターが
「バカヤロー高速を飛ばすなんて矢沢永吉しか似合わないんだ、お前は嘘でもいいからここまでチャリンコできたぐらいのこと言えないのか」
そのディレクターとは無二の親友だったがある時から消えた。
収録中にそいつのことを思い出しあいつが俺に駄目出しをくれる想像をした。
あいつは俺のことをかっちゃんと呼ぶ。
「かっちゃん、駄目だよ相手の心の中で破裂するしゃべりじゃなきゃ、ベトナム戦争がお題だったらかっちゃんのベトナム戦争だろ、本に書いてあるようなこと自慢げに知識を出したところで視聴者にはもろばれだぞ」
心の中の友は俺を助けてくれている。
「分かった背伸びしたってしょうがないもんな、俺の番組だ自由にしゃべる嫌だったら見るなてな感じだろ友よ」
「そうそうそれがかっちゃんだよじゃーまたなじゃましたな」
心の中から消えていった。
最後に加奈崎芳太郎の歌撮りが終わり惜しみなく拍手を送る。
「お疲れさまでした」
スタジオに大勢の人々が入って来る。
全身の力が抜けていった。
その後久しぶりでかなやんと飲んだ。
美味さと苦さが交じり合った酒の味は妙にやさしく包んでくれた。
※萩原氏が執筆した「エレックレコードの時代II」(CD付き単行本)、2007年12月22日より発売開始!
※およそ35年前の萩原氏も登場する「エレックレコードの時代」(CD付き単行本)も熟割にて絶賛発売中!
舞台の袖から見る会場は3千人ぐらいに思える。
スタッフに位置について下さいと言われドラムのやまだいに上がる。
幕がスローモーションで上がっていく。
観客の声が脳天からつま先に抜けた。
ドラムソロから始まるオープニングはベードラを踏み込んだときがスタートとなった。
「俺は今から空中を泳ぐイルカになる」とわけの分からない妄想の世界に入って行く。
35年も前の出来事であった。
ハーイ5秒前、「やっと皆さんにお会いすることが出来ました。ハギこと萩原克己です。」「藤田志穂ことシホです」
初めてのディスクジョッキー。
読売新聞社の中にあるG+のスタジオから始まった。
リハーサルで自分の書いた原稿が時間をかなりオーバーしてしまった事を知る。
頭の中でどこをカットするかを決めるが慣れない自分のもどかしさで自信が消えていった。
休憩でトイレに行き鏡に向かって頬にビンタを入れる。
「お前、何やってんだよお前の持ち味は獣になることだろ」
肝が徐々に下りてきた。
「すいません、頭のしゃべり5分ですね。カンペで三分前から出してください。」
徐々に俺らしくなって行く。
しかし、自分として出来は小学校クラスである。
「クソ、ブースで笑ってんだろうな」
途中でゲスト出演の加奈崎芳太郎が入ったと連絡が入る。
一時間後にゲストとのトークシーンの撮りに入る。
「かなやんありがとな」
「ふざけんなよお仕事お仕事」
俺に気を使い緊張の糸を切らずに会話をくれる。
4月5日22時50分からのオンエアーである。
27歳から31歳頃まで毎日のようにTBSのパックインミュージックに顔を出していた。
夜9時から夜中の3時までである。
その後、朝まで制作会社のディレクターや他社の宣伝マンと麻雀を打った。
深夜放送から育った人々は多い。
今のTV業界の重鎮の位置を占めている。
パックインミュージックの本番が始まり、DJが
「今日、天気が良いのでワーゲンのカブリオレで中央高速を飛ばして来ました」
するとディレクターが
「バカヤロー高速を飛ばすなんて矢沢永吉しか似合わないんだ、お前は嘘でもいいからここまでチャリンコできたぐらいのこと言えないのか」
そのディレクターとは無二の親友だったがある時から消えた。
収録中にそいつのことを思い出しあいつが俺に駄目出しをくれる想像をした。
あいつは俺のことをかっちゃんと呼ぶ。
「かっちゃん、駄目だよ相手の心の中で破裂するしゃべりじゃなきゃ、ベトナム戦争がお題だったらかっちゃんのベトナム戦争だろ、本に書いてあるようなこと自慢げに知識を出したところで視聴者にはもろばれだぞ」
心の中の友は俺を助けてくれている。
「分かった背伸びしたってしょうがないもんな、俺の番組だ自由にしゃべる嫌だったら見るなてな感じだろ友よ」
「そうそうそれがかっちゃんだよじゃーまたなじゃましたな」
心の中から消えていった。
最後に加奈崎芳太郎の歌撮りが終わり惜しみなく拍手を送る。
「お疲れさまでした」
スタジオに大勢の人々が入って来る。
全身の力が抜けていった。
その後久しぶりでかなやんと飲んだ。
美味さと苦さが交じり合った酒の味は妙にやさしく包んでくれた。
※萩原氏が執筆した「エレックレコードの時代II」(CD付き単行本)、2007年12月22日より発売開始!
※およそ35年前の萩原氏も登場する「エレックレコードの時代」(CD付き単行本)も熟割にて絶賛発売中!
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http://salon.stage007.com/elecrecords/tb_ping/55
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