プロフィール
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[お知らせ]

萩原克己氏が
レギュラー出演している
スカパー!の音楽番組、
好評放送中!!

4月5日よりスタートしたch.309 日テレG+(ジータス)の新番組 「ハギ♪シホ 音楽夜話」(毎週土曜日夜22時50分〜23時20分)で、 ギャル社長シホちゃんとMCを担当しています。ぜひご覧ください!

蕎麦前てな〜んだ! 【2008年01月31日(木) 】

キッ〜イ仕事を終え、事務所に戻る。
てぐすねを引いて仲間が待っていた。
「萩さん飯食った?」まあだだよ、てな感じで近所の蕎麦屋に向かう。
時は午後四時半、おっと蕎麦前で行こうか、待ってました。
ようするに蕎麦前とは蕎麦を手繰る前に一杯酒を飲むことである。

蕎麦屋を庵と呼ぶ歴史があった。
そう言えば朝日庵とか松月庵とか呼ばれる蕎麦屋は多い。
米の歴史は日本書記によれば紀元前400年ぐらいだが、蕎麦の歴史は紀元前7000年にも及ぶ縄文土器から蕎麦が発見された。
米より先に食された蕎麦とは蕎麦粒と呼ばれ、けして麺状のものではなかった。

うんちくはここまでだがなぜか蕎麦屋で飲む酒を旨いと思う。
灘の生一本も蕎麦屋から生まれたより選った酒と言うことらしい。
日曜日に近所の蕎麦屋に行き揚げた蕎麦に塩を降った突き出しと冷酒は至極の組み合わせである。

次に鴨の燻製と焼き味噌をつまみに熱燗に移る。
え〜い出来の悪い肝臓め、お前のおかげでがぶ飲みが出来なくなってしまったではないかと我が肝臓を詰る。

先日、医者に言われた。
「お酒少し控えたほうがいいですね基準の三倍ですよ」
「先生、まだ死なないですよね」てな感じの診断を下されたので「肝臓君俺の中で一番出来の悪いのはお前だ」と肝臓を叱咤激励するのだが根性の無い肝臓は、ご主人様一肝臓に変えましてもご主人様をお守り致しますと言ってくれない。
当初は運動によって肝臓君は頑張ってくれたが今は酒に負けて苛められる情けない奴になってしまった。

そんな意味で多少ハードなトレーニングだが、四時半からの酒宴は肝臓にとって頑張れとわが子を千尋の谷に落とす獅子のような心境である。
健康と酒どっちをとるのかと聞かれることが多いが、酒を飲まず鬱やノイローゼーになるくらいなら酒を取る。

今日はビールで終始した、まだ事務所に戻り仕事があるからである。
頼んだつまみは、煮カツそして秋刀魚の蒲焼どちらも甲乙付けがたい味である。
煮カツの汁のしみた端っこを食す、冷たいビールが喉を通過する、この快感は思わずヤッホーと言いたくなる。

次に頼んだのが秋刀魚の蒲焼である。
秋刀魚の蒲焼なんてけして旨いものではないと思うのが普通だが想像してみて欲しい。
熱い開きの秋刀魚にだしのきいたあんかけ作りである。
山椒をぱらっと降って出来上がりだ。
先ほどの煮カツにはないビールとのマッチングサラッと味濃い一品である。

この原稿を書くのでビール5本で押さえ事務所に向かう。
その頃我が家の猫どもは、
レオ「ダンさんまた昼真っから屁理屈つけて飲んでるよ、困った親父だね受験前の娘と結婚を控えてる娘がいるのに」
チャイム「結局、薬局、放送局でノンベー、アル中予備軍、逃避家なだけですよ」
ルーシー「いいこと考えた。おっさんの飲んでる焼酎、ほら薩摩芋焼酎の誉れて、あれ紙パックだよね。旦那さんのためみんなでオシッコをかけましょう」
全員、もとい、全猫「旦那さんのためなら、シャ〜もう一つおまけにシャ〜」

ちょっとビール飲み過ぎたなトイレが近いな、猫たち元気かなブルブル・・・



萩原氏が執筆した「エレックレコードの時代II」(CD付き単行本)、2007年12月22日より発売開始!

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Posted at 16:43 | この記事のURL
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餃子VSシウマイ 【2008年01月24日(木) 】

昨夜、仲間と餃子談義をした。
ビールには餃子が合うと言うことから羽餃子、手羽先餃子と話は発展していった。

よく行く中華屋は昼時には満杯である。
肉野菜炒め定食やラーメン、タンメン焼きそば、チャーハンそして餃子もよく出るのだが、チャーハンと餃子とかタンメンと餃子とかどちらかと言えばサブメニュー的な存在である。

なぜならば餃子定食を頼む客は殆どいない。
昨夜も北海道出身のデザイナーの彼も、餃子で飯を食べる習性は無いと言う。

餃子の歴史は古く、紀元前6世紀春秋時代にはもう餃子が存在していた。
日本には満州を通じて入って来たそうだ。

餃子のライバルはシウマイだと思う。
シウマイと呼んでもシューマイと呼んでもどちらも良いそうだ。
シウマイのイメージは弁当のオカズが定着している。
崎陽軒が作ったシウマイ弁当の影響だろう。

1920年に崎陽軒の野並茂吉社長がシウマイを大々的に売り出したのである。
崎陽軒のシウマイは言わずとしれた横浜の名物であるが、元々は南京街のつきだしで使われていた。
野並さんはシウマイをこれはいけると踏んで開発に開発を重ね冷めてもおいしいシウマイを作り上げた。
シウマイはご飯のオカズにも酒の共にも合う。


なぜシウマイは餃子にこんなにもリードされてしまったのだろう。
シウマイだったら昼食べてもニンニク臭はないしどの中華屋でもシウマイを置けば良いと思うのだが、なぜシウマイをひいきするのかと言えば餃子に嫌な思い出がある。

若き頃、新宿の中華屋での出来事であった。
その中華屋は二階立てで我々のバンドはその中華屋は安いし旨いのでちょくちょく利用していた。
我々のマネージャーと称する者がギャラを持ち逃げしたのである。
我々は金も無く一杯のラーメンを食べるのが精一杯であった。

演奏帰りにその中華屋に寄った。
二階でメンバーの一人がラーメン一杯では腹が満ち足りず隣の席で残した餃子を手で食いだしたのである。
もちろん二階には我々しか居なかったが思わず「みっともないから止めろ」と言うと「お前、何気取ってんだ」と言い返された、悲しかった。

あの時以来、餃子をどこか心の中で避けてきたのかもしれない。

生まれが横浜のせいか横浜駅東口にあった崎陽軒を思い出す。
今ではオシャレなレストランだがあの頃は古びたビルの中で営業していた。
幼き頃、嫌いな親父と食べた塩味の五目ラーメンとシウマイの味は未だに忘れてはいない。

帰りにお土産として買ったシウマイの中にあるひょうちゃん、ひょうちゃんは小さな醤油入れである。
小さな陶器に書かれたひょうきんな顔は思わず和んでしまう。
母親はそのひょうちゃんをとっておいてお弁当に醤油入れとして再利用していた。

こんな話を書いていたらシウマイでも買ってたまには家で一杯行きたくなった。

その頃、食い意地の張った三匹の猫たちは神通力を出し合い「ダンさん、シウマイもいいですけど出来やしたらチャシューなんてのも酒のお供に合うと思いやすが、そのきれっぱしで結構ですから少しおすそ分けをして頂ければ我々三匹玄関までお出迎えに参りますが、それ祈れニャン」



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猫年はなんでないんだ〜  【2008年01月17日(木) 】

今年はねずみ年だが萩原家の猫たちにとって気にくわないらしい。
深夜、寝静まった頃に猫たちの干支談義が始まった。

チャイム「レオさん、今年はねずみ年ですがなんでねずみがあって猫年はないんですかね」
レオ「そうなんだよ、人間はねずみなんて大嫌いなくせに何がミッキー、ミニーだよ」
ルーシー「そうよそうよ、何がレミーのおいしいレストランよ。ねずみが料理なんて作ったらチフスが流行っちゃうわよ」
チャイム「そうですよ、腹立ちますよね。我々で世界猫年を作る会を作りましょうよ」
レオ「いいね、猫年の年は正月は鯛や鰹節を猫に食べさせないと不幸になるなんて決まりを作ったりして」

ルーシー「あんた達さ、猫年のない理由を教えてあげようか」
チャイム「ぜひ教えてください。流石にルーシー姉さんは物知りですね」
ルーシー「昔、中国の偉い人が動物たちを集め明日の朝、日の出と同時にこの門の前に集まれ、一番から着いた順に十二番までの動物にその年のタイトルをやろうと言ったのよ。まずは日の出と同時に牛が凄い勢いで門に突っ込んできたのよ。でもね尻尾にねずみがしっかり捕まっていて門の前で牛の頭を超えて一位になったのよ」
レオ「ねずみの野郎、きたないマネしやがって」
ルーシー「じつはねずみはもっと汚いことを猫にしたのよ」
チャイム「ねずみは何をしたんですか、場合によっちゃ今からねずみ狩りに行きますぜ」
ルーシー「ねずみは猫が足が速いのしってて日付を一日遅らせて教えたのよ。猫が一生懸命走ってきたときはもう十二支は決まっていて、猫はそこで笑い者にされたのよ」
チャイム「なんてひどい話だ、涙が止まりません。今から長女の部屋にいってミッキーをズタズタにしてきます」
レオ「俺も行く。ミニーも道ずれだ、姉妹に嫌われたってキャットフード半日くれなくても仕置きは覚悟したぜ、いざチャイム二階にいくぞ」
チャイム「がってんだ兄貴」

ルーシー「あんた達、なに興奮してんのよ。こんな話おとぎ話よ、本当にあるわけないじゃない、昔からの言い伝えよ」
チャイム「でもね、おいら悔しいんですよ、猫に小判、猫なで声、猫をかぶる、化け猫・・・いい事何にも言ってないじゃないですか、グスン」
レオ「そうだよな、窮鼠猫を噛むなんて何だか弱いものいじめのイメージだよな」
ルーシー「でもね、ねずみは人間にとって邪魔な生き物だけど猫は人間に愛されているじゃない。それだけでも猫は幸せだと思うけど」
ガシャガシャ
三匹「旦那さんが帰ってきた。深夜まで良く働いているのか、ただの酒飲みかしらないけど感謝しています、猫の額の家ですけど我慢します、テーブルの上の肴をネコババしません、猫なで声で愛嬌振りまきます」

・・・今年もずず、ず〜いと三匹の猫よろしくお頼み申し上げます。



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正月の風 【2008年01月09日(水) 】

元日は毎年母親と過ごす。
2008年も朝10時に次女を残して長女と夫婦で家を出た。
次女は受験の為、正月から予備校通いである。

天気も良く少し肌寒いが良い正月日和であった。
母にとっておせち作りは一週間前ぐらいから気合を入れて作り出す。

雑煮は鶏がらから取ったさっぱりしたスープに鶏肉、ナルトそれに三つ葉を入れる。
よく言う関東スタイルだと思う。

手羽先の唐揚げは焼き鳥で言う雀作りである。
手羽先の身の上の部分だけを開いて一本小骨を抜くと形が雀に似ているからだろう。


「お袋俺の書いた『エレックレコードの精霊たち編』読んだ」
「読んだよ、読んでる内に昔を思い出して怖くなってきたよ」

なんで怖くなったんだろうと少しビールが回ってきた頃聞いてみると、息子がミュージシャンを目指すことが本当に良かったのかと母親はいつも葛藤していたと言う。

あの頃はミュージシャンとは言わずバンドマンと呼ばれ水商売の仲間である、世間はバンドマンにけしてよい感情は持っていない。
回想の中で理解の無い親父との狭間に立ち俺を守ってくれたことが、今は息子がただ元気で音楽の道を続けてくれていることだけを喜んでいるように見える。
あの時の辛さは思い出したくもないらしい。

昔、正月で一番嫌いなことは親父が飲んだくれて暴れることである。
酒が好きなら許せるが酒に飲まれ家中を滅茶苦茶にする。
ひどい時は障子に火を付ける、お袋を殴る蹴る、今だから言えるがあの時はこの親父早く死なないかなと本気で思っていた、もうすぐ十七回忌である。
その頃のトラウマなのか反面教師なのか、俺のことを家では猫までもが舐めている。

親父が逝ってお袋は穏やかな日々を手に入れた。
最近は鎌倉彫に凝っている。
孫たちに整理箱を彫っている。
親父が生きていたら出来なかったことだろう。



いつも正月料理で最初に手を出すのが“イカ人参”だ。
松前漬けのように昆布や味りんは入れない。
スルメと人参を醤油に漬けるのであるが、これが我が萩原家のお袋の味である。
これを食べないと正月だと言う気分になれないのである。

本来正月料理は保存食のため、けして旨いと思ったことがない。
お煮しめ、キントンぐらいは好きだが、鮒の甘露煮や煮豆などは餓死する寸前であれば食べるが、世の中から無くなっても良いと思っている。

まだ抜けない正月気分を捨てて昨日今日と大阪に行ってきた。
心やさしい浪花のレコード屋の店主と会い仕事始めは良いスタートが切れたと思う。

今年も皆さまよろしくお願い致します。



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