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鹿が奥山から [2007年10月11日(木) ]
山畑の そばの実踏んで 鳴く鹿の 妻呼ぶときぞ 人も悲しき

百人一首にある

奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声聴くときぞ 秋は悲しき
                        猿丸太夫

のもちろんぱくりです。



 茅野市の八ヶ岳山麓を徘徊していてそば畑を見つけました。実が黒く、まもなく新そばとして出回るのかな、と思い向こうからやってくるお年寄りを畑の主、とみて「こんにちは もうじき収穫ですか」と尋ねました。主の答えは意外でした。

 「さあ、今年は収穫できるかどうか」
 (な な なんでー)
 「夜になると鹿がたくさん畑で飛び跳ねて実を食べちゃうんだ」
 (な な なんでー)
 「うーん 山の上のほうまで家が建っているしね。この2,3年のことだよ。これが足跡」



 鹿はしかしそばの実よりも大豆のほうを好むので大豆畑には入れないようにしたそうです。

 隣の農家のおばあさんもかく証言しました。
 「鹿は15頭ぐらい。車を止めると向こうも見ている。うちじゃ冬に漬けるための野沢菜も食べられちゃうのでネットで防いでいるけど・・・」

 ネット代も手間もかかるが、仕方がないようです。おばあさんの畑のジャガイモを買ったらおまけに赤いもという種類のジャガイモとカボチャをいただきました。赤いもは名前のとおり、表は赤く、中は黄色です。教えていただいた通り、茹でて炒めて食べました。おいしかったです。ご馳走様でした。



 最近鹿ばかりでなく南の山には猿や猪、北の山には熊も出る、とのことでした。であった農家の方々はかなりご年配。昔話なら人と動物とはうまく交流していますが、今はそんな余裕が人にも動物にもない、そんな時代にだれがした?もちろん我が身にも跳ね返ってくる?です。

Posted at 13:11 | 旅 国内 | この記事のURL
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