信州・蓼科高原にあって、いつも期待を裏切らない味とサービスの忘我亭へ4か月ぶりに行きました。先の連休中のことです。
標高1200メートル前後の高原は、はや秋たけなわ。稲穂はごらんのように色付き、市場には天然のキノコやマツタケが並び、秋ソバは白い花が満開、クルミはたわわに実り、クリも落ち初めていました。
戦後の開拓で拓いた畑にはネギが大きく立派に育っている、かに見えましたが「赤さび病がでちゃって」と農家の主婦はさびしげでした。もうしばらくしてソバの実が実るころになると今度は鹿が山から下りてきて夜の畑で大饗宴・・・駄句をば失礼つかまつります
秋悲しソバの畑で鹿乱舞
そば食えば鹿が鳴くなり信州路
もちろん「秋深し・・・」と「柿食えば・・・」のパクリであります。
忘我亭には、我々のほかに6人の客。50歳未満は子丼だけのようでした。この夜のメニュー、行きます。
@ エビとウニの焼きびたし。エビの頭と貝柱からとった出汁
A クリのスープ。米から作ったクルトン
B ベイクドカマンベールチーズ。ソースは赤ワインを煮詰めたもの。トマトの酸味とあうかな、と。
C スズキの揚げ蒸し。ちょっと苦いルッコラのソースとトマトの甘いソースの組み合わせ
D 一口ごはんはドライカレー。甘味と辛さの味付けの妙を味わう
E 生ハムを巻き、アニスを入れたパン粉をまぶして火を通した仔牛のフィレ。ズッキーニと玉ねぎをすりおろしたソース
F アイスクリーム
G 皮付き無農薬巨峰のタルト
そしていつもおいしいパン。シェフお勧めの1本は「イタリアで最古の種のブドウから作ったワイン。97年物が残っていました」。
「ごちそうさまでした。またブログで紹介させていただきたいけど、あまり混むと我々が来にくくなるし」
「いえ。泊まりがけでないとこれないのでお客様はそんなに多くありません」
ということで、もし機会があればぜひ行かれてみてください。
それと、駄句ばかりでは申し訳ありませんから
行く秋や手を広げたる栗のいが
さすが俳聖であります。

