
仙台をすぎると北上川流域の広大な水田が車窓の左右に広がります。写真は岩手県水沢付近で、田植えを控えてまるで自然の鏡のようでした。彼方は栗駒国定公園の山々です。
盛岡から田沢湖線に入り、右手に岩手山をみながら雫石盆地をすぎると、列車はやがて奥羽山脈の峠越えにかかります。
谷、滝、淵、ダム、細い林道が現れては消えていく深い山の中を、横手盆地へ抜けるまでの数十分が、この列車の旅のハイライトです。
旅の終点、秋田駅から5分のところに秋田市民市場があります。この時期は出羽山脈からの地の糧、山菜が次々と入荷しています。
山菜、キノコの専門店では、天然の山菜が店頭を濃い緑に染めていました。
「フキノトウ、ヒコヒコから始まって次から次と20何種類か入ってきます。秋田の人は、山菜の食べ方をしっているから」とお店の方。
シドケでも値段が違うのは「葉が開いたシドケは安い。山奥へ入るとまだ葉が開いてないのがある」
一人で行く山奥での山菜採りはイメージがつかめないのですが、開高健さんの「最後の晩餐」に塩くじらなるものを持ってシーズン中山にこもるゼンマイ採りの話があります。塩くじらの“壮絶な”食べ方中心ですがご興味があればぜひ。
昨晩ご馳走になったシドケ、店頭のコゴミ、タラの芽もそうして採ったのでしょうか。そんなことを想いながら天然のタラの芽と、お好きな方のためにイブリガッコを土産に買いました。





お祭りムードで、市場には行かなかったのですが、この次はぜひ、市民市場にも足を運びたいと思います。
山菜料理を食べる機会は私も少ないのですが、かつてソ連時代にシベリアの大自然に触れたことがあり、そこでは野菜が皆無でタンポポとかヤナギランとか蕨の類を毎日食べまていました。
いずれご紹介しようと思います。