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スパルタへの道・・・ギリシャ団体旅行記14 [2008年07月10日(木) ]
 風光明媚な港町ナフプリオン郊外のホテルで一泊した翌朝、我々一行は一路スパルタへと向かいました。が、その前にホテルの夕食をご紹介します。上はパスティシオ(マカロニのラザニア風)、下はチキンとサフランライスです。





 ギリシャの国土は日本の約3分の1、人口は約11分の1、人口密度は1平方kmあたりわずか86人弱ですから、街を抜けると人影はなく人家もまばらですが、きれいな教会をいくつも見かけました。この写真はスパルタへの途中、バスの窓から撮りました。



 ギリシャの宗教は、ギリシャ正教ですが、ものの本(※1)によると「ギリシャ正教」という総称は、ギリシャの国教としてのギリシャ正教ではなく、初代教会から連綿とつづく伝統的、かつ正統的なキリスト教であることを意味している、とあります。
 正教会の本山はそれぞれの国の首府にあり、日本では東京・神田のニコライ堂が日本正教の本山となるそうです。なるほど、日本では日本正教、ロシアではロシア正教となるわけですね。
 
 さて、スパルタへはナフプリオンから105km。休憩をはさんで約2時間のドライブでした。出迎えてくれたのが西洋の武人の鑑(精選版日本国語大辞典)とまで崇められている英雄、レオニダス王の像=写真=です。



 でもレオニダス王のことは、恥ずかしながらこの旅で初めて知りました。スパルタにしても「スパルタ式」という言葉しか知りませんでしたが、ものの本(※2)で、想像を絶する厳しい「式」、ということを知りました。それによると、スパルタには、被征服民農奴に土地を耕作させている「平等者」たちがいて、兵士になるために生れ、教育されました。8歳から20歳まで厳しい訓練を受け、30歳まで兵営で生活、古代ギリシャ最強の陸軍を維持していたそうです。

 レオニダス王を西洋の武人の鑑たらしめたのは、紀元前480年の、ペルシャとの戦いでした。昨年公開された映画「300」(スリーハンドレッド)はこの伝説的な戦いを描いた娯楽大作で100万人のペルシャ軍を相手に、レオニダス王はわずか300人のスパルタ重装歩兵を率いてテルモピュライという峡地で奮戦、全員玉砕するというストーリーです。
 元の話はヘロドトスの「歴史」にあるそうです。

 映画は「自由」のために戦う男たちの話ですが、アメリカ映画で「自由」を強調すると、アメリカの尺度によるアメリカ人のための自由、という風に受け止めてします傾向は、私だけでしょうか。しかも兵士たちは「平等者」でしたが、農奴もいたわけですし。
 スパルタ、続きます。

※ 1 「神と悪魔 ギリシャ正教の人間観」高橋保行著 角川選書
※ 2 「ギリシャ・ローマ神話物語」コレット・エスタン、エレーヌ・ラポルト著、多田智満子監修、田辺希久子訳



<基本データ> 在ギリシャ日本大使館ホームページをもとに作成
首都 :アテネ
面積 : 13万平方キロメートル(日本の約3分の1)
人口 :約 1,113 万人 (2007年) (日本の約11分の1)
人口密度:約86人/平方キロメートル(日本の約4分の1)

公用語:現代ギリシャ語
宗教 :ギリシャ正教
政体 :共和制(パプーリアス大統領、カラマンリス首相)

実質GDP : 1828 億ユーロ(2007年IMF推定)
1 人当たり 実質GDP : 1643ユーロ(2007年IMF推定)
在留邦人:667 人( 2007 年 10 月)

Posted at 13:32 | 旅 ギリシャ | この記事のURL
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