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太田さんちのハヤシライス 銀座ランチ日記 [2008年07月17日(木) ]


 銀座6丁目の小さなビルの1階にかかっているこのメニューの前を通るたびに気になっていました。入ってみました。時に午後1時45分。
 「いいですか」
 ちょっと躊躇した様子がみえましたが「どうぞ。看板下ろしていませんでしたね」。

 「太田さんちのハヤシライスって、店の名前が太田さんですか?」
 「大正2年生まれの太田さんが作った、昔の味のままのハヤシライスです」
 「じゃ、赤くてちょっと酸っぱいの?」
 「酸っぱくありません。酸味をとる手間をかけます」
 
 店の名前は「小(お)ぶね」。店内には、宝塚のポスターや色紙が一杯。
小ふねは、ママの宝塚時代の芸名だそうです。どうりで・・・



 「たっぷりですね」
 「男性用バージョン。女性用はもう少し少なくします」
 酸味はありません。
 「おいひい」
 「今日はちょっと甘めね」
 日によって甘さは違うことがあるそうです。

 東京オリンピックの年にお店をオープン、ハヤシライスは21年前から。
 「初めて食べていただいお客さんが今も見えるの。大正2年生まれの94歳よ」
 値段はその時から不変の800円。しかし昨今の諸物価高騰は、困ります。
 「肉代だけでも足が出そう」

 たしかに牛肉たっぷり。おいしいわけです。
 「でも無理しないで値上げしたら。銀座で800円はほとんどないでしょ」
 「したいけど・・・」
 夜はバー。宝塚ファンの女性客も多いそうで「カウンター全部女性ということもあるの。賑やかよー」
 ママ自身もとても明るく声には張りがありますから、賑やかさでは決してひけをとらないと思います。

 ところで、なぜハヤシライスなのでしょうか。丸善の創業者の名から、という説やhashed riceから、という説などがあるそうです。

Posted at 15:38 | 食 銀座・新橋界隈 | この記事のURL
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