プロフィール
http://salon.stage007.com/hakkei/index1_0.rdf
あきない秋田 その3 市場にて(続き) [2007年03月31日(土) ]
 秋田にくると、ご同輩のおみずのためにイブリガッコをとにかく買います。イブリガッコさえあればいい、時間がなくても市場へさえ行けばいい、酒はぬる目の燗がいい、とおみずはいいます。

 今回はこれを買いました。とてもおいしかったです。これで文句があったら次は自宅の分しか買いません・・・でもいろいろ教わることもあるし。買うしかないか。




 イブリガッコのお店でも教わりました。
 「暖かいと漬物の酸味が強くなるので今年は品が少ない」と。
 秋田の美食についてはこちらをごらんください。

 美食・秋田の食文化
http://www.pref.akita.jp/fpd/shokubunka/shoku-index.htm

 ワタクシ的には、図鑑でしか見たことがないものがある−博物館的、海や山に自然にあるものが豊富―自然観察的、そしてもちろん自宅で贅沢三昧できる伝統的、新鮮的、珍味的グルメ的食材の宝庫と売る人買う人が出会う場。それが市場であります。



 ところでこのラーメン、おいしそうでしょう。おいしいのです。秋田市民市場内にある「三角そばや」というラーメン店で食べました。




 「毎朝4時半に湯沢を出てきます。仕入れと仕込みがありますから」
 お店は朝9時前に開いてました。とても実直そうなご主人です。湯沢で10年間の修行を経て「のれんわけしてもらい、独立して2月からここを引き継いでいます」。

 三角ラーメン650円。それにねぎのトッピングを頼んで 「ぎとぎとしているのは年だからもうだめ。おたくのは油っぽくないし出汁がまた大変おいしい」とご主人と話をしていたらとろろ昆布をおまけしてくれました。

 三角そばといっても麺が三角なのではありません。きけば 「三角そばや」本店は横手市の十文字町にあり「三角は昔、三角になった角地で床屋をしていたときの屋号」とのこと。

 先代の教えは「体にもよく毎日食べてこそ主食」。
 「ですからうちは化学調味料は一切つかいません。出汁は焼干。麺もカンスイを使いません」

 舌に残る妙な味は一切なし。残ったのは「また食べにきたい」という出会いの楽しさでありました。


Posted at 18:51 | 食 関西ほか | この記事のURL
コメント(0)

あきない秋田 その2 市場にて [2007年03月31日(土) ]
 市場めぐりが好きです。その楽しさの源はなへんにありや、と時々思っていたのですがひらめきました。以下、エンタの神様で人気の「怒りの熱血プロレスラー 摩邪」風に
 
  ひとーつ、マニュアル対応型ではない−お店の人たちとのふれあい
  ふたーつ、養殖的ではない−天然のものが比較的豊富
 みーっつ、輸入もの的ではない−地のものが多い

 ハアッ!?と思われる向きもいらっしゃるでしょうから補足します。


なによりスーパーマーケット的ではないことがワタクシにとって一番の魅力、と遅まきながら気付いたとです。(ヒロシ風です)

 スーパーマーケットは、確かに便利だし大型店にいけば豊富な品揃えで日用品はほとんど手に入ります。ところが面白くない。市場は圧倒的に面白い。なーんでか。

 店の人たちの個性と出会う。合わない個性とも会うことはありますが、そこはお互い様。秋田市民市場(http://www.akitashiminichiba.com/akita/index.html)での今回の個性との出会いは、とてもいかったです。




 「写真撮るならこっちを撮って」
 お店の方に手に持ってもらったのは、そういうわけでより形のいい凍み大根です。
 「今年の冬は暖かくて、これを作った人は半分捨てたって」

 「このほし餅はこのまま食べられるから。食べやすいように小さく切ったほしもちは、ほしもちを作った人の今年の発明だって。色はヨモギ、ウメ、コハゼなどみんな自然の材料。コーヒー色は今年から加わったの」

 みごとなワラビは阿仁町(現北秋田市)産。歯ごたえが違うそうです。




Posted at 18:39 | 食 関西ほか | この記事のURL
コメント(2)

あきない秋田 その1 車窓の楽しみ [2007年03月31日(土) ]
 年に数回、秋田市へいく機会があります。東京から新幹線で盛岡経由662q余。荒川、利根川水系が育んだ関東平野の北部を通り抜けて北へ、陸奥へと向かう鉄路の旅は、この時期でも山、川、野、森、それと雪とが「どんな景色をおりなしてくれるのか」という期待が膨らみます。

 東京から40分から1時間。天気がよければ右手に北関東の屋敷林、左の窓には日光連山、那須連邦、安達太良山、福島ではコニーデ式の吾妻小富士、トンネルを抜けて白石は蔵王連邦ですが、今回(3月22−3日)はほとんど見られませんでした。残念。

 この岩木山の写真は2005年3月14日の撮影です。



 宮城県名取耕土の西を一瞬で通り抜けて都会の清流、広瀬川をすぎると杜の都、記憶の彼方にある30数年前の初任地、仙台です。東京―仙台間は当時特急で4時間。それなりに遠いという思いで行き来しましたが、今は1時間30分余。
 飲みまくった若造時代(今も同じか)の苦い思い出も遠くなりました。


 


広大な大崎耕土をひた走り、年によっては11月初旬でも吹雪く一関あたりから北上川の流れを右に左に眺めつつ盛岡からはいよいよ奥羽山脈横断です。

 雄大な、これもコニーデ式火山の岩木山(標高2039メートル)をしばらく眺めて小岩井農場を過ぎるころから秋田新幹線「こまち」は右へ左へと曲がりながら緩やかに上り始めます。

 それまでみぞれだったのが吹雪きになったのは田沢湖駅の前後でした。冬の北国がその素顔をようやく見せてくれたのです。国道の温度表示は摂氏1度でした。

 


 秋田までの列車での4時間は、私の場合明るいうちならこうして飽きることがありません。

 夜は郷土料理。小さな魚、イトヨのから揚げ、ギバサというメカブに似た海草、キリタンポなどお膳を賑わせた山海の幸に舌鼓を打ちました。こちらももちろん飽きるわけがございません。







Posted at 17:51 | 食 関西ほか | この記事のURL
コメント(0)

きつねうどん [2007年03月28日(水) ]

 たぬきだけでは不公平と思い、昨日の昼はきつねうどんでした。揚げ玉が油揚げに変わっただけですね。同じ店ですから値段も同じく610円。
 
 どちらかというとたぬきが好きなのは、揚げ玉の油っけと次第にくずれゆく食感を好むせいでしょう。でもここの油揚げはやや厚手で甘い味付けが薄くついていてうどんもつるつるとおいしかったです。はい。

 関東、関西のたぬきときつねについてはインターネットのフリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」のたぬき(そば、うどん)の項になるほど、という記事がありました。ご参考までに。

 揚げ玉と書いたり天かすと書いたりしていますが、これも関東は揚げ玉、関西は天かす、と言うそうですね。私の場合はどちらも抵抗なく使っていますが。

 ちなみにインターネットからの引用はサイトによります。ウィキペディア(Wikipedia)は便利ですが、あくまでも参考情報としています。できる限り原典等に当たる、というのが私の基本姿勢であります。 

Posted at 00:12 | 食 パン 麺 | この記事のURL
コメント(2)

たぬきとあんかけ [2007年03月26日(月) ]

 天かすと白ネギ、ナルト、サヤエンドウ・・・本日のお昼、大手町のそば屋で食べた「たぬきそば」610円の構成は、一見シンプルです。

 しかしながら香ばしい揚げたての天かす、それを打ち消す一方で味も香りも引きたて、なおかつ各々がその存在を主張してやまない日本の香味野菜、そしてナルトという日本のたんぱく質の強力メンバーが参加して、見た目とおいしさを見事にハモッてくれました。

 「食べてよかった。本当によかった。日本に生まれてよかった」と大いなる感動に包まれてしばし放心したことは言うまでもありません。
 それにダイエットにもなりそうですし。

 閑話休題。(話のリンク)
 京都で「たぬき」と注文すると「あんかけですが、いいですか」と聞かれることがあります。メニューとしては「あんかけ」は別にあり、「たぬき」はあんかけにない油揚げとかネギが入っていて、少し高い、というのが私のこれまでの体験です。
 
  京都のたぬきもあんかけも好きです。出汁がきいて、ショウガの香りがさらなる食欲をそそり、熱いので口中を、特に弱い上あごをやけどする。ボリュームもあります。身の危険を顧みずふうふうしながら懸命に食べているとやはり「ぼかあ幸せだなあ」なんて感じちゃいます。
 桜の京都、行ってみたいけど今年は予定がたちません。昔の写真で我慢します。

Posted at 18:03 | 食 パン 麺 | この記事のURL
コメント(3)

日本橋で引継ぎ [2007年03月25日(日) ]


「ぼく、割り勘負けしたことなかったのですが・・・あっ アサリとハマグリ、どちらがおいしいか食べ比べてみましょうか。一貫ずつください」

 「イカも好きです。イカシリーズといきましょう。イカの握りと赤み。ここは握りの姿がいいという評判ですね。煮イカもいいかな」
 イ(ー)カげんにしろよな(とは私のココロの叫びです)



煮イカの足を食べていると「頭の方に卵があるからおいしいですよ」とお店のベテラン。ありがたいことです。
 お江戸日本橋で握って127年。「高島屋さん裏通り沿い。ごく普通の鮨屋」を自認する吉野鮨本店に初めて職場の後輩、Sのじと竹ちゃんマンをご案内しました。

 「いやー、今日は鮨を食べたいな、と思っていたのです」(Sのじ)
 「ぼくはおイナリさんでいいです」(竹ちゃんマン)

 いくら「ごく普通の鮨屋」といってもお値段は一応覚悟しなければなりませんからひるむ気持ちもわからないではありませんが、お店に来ちゃったのですから。しかも吉野鮨にイナリと納豆巻はありません。

 「割り勘だから、好きなの頼んだら」と勇気付けるのですが 「じゃかっぱ巻きでも」。
 こちらもイーカげんにしてほしいですね。
 結局2対1で割り勘となりました。多数決は民主主義の基本です。

 「あわびの肝大好きなんです。食べたい。二つください。トイレにいくなら早く戻ったほうがいいですよ」とSのじ。
戻ったときには小鉢に肝のかけらがひとつ。

 「だから言ったじゃないですか」とその傍若無人ぶりは尽きることがありません。
 ひとしきり飲みかつたべたところへ



 「ごめんなすって」
 巨体を割り込ませてきたのが吉野鮨4代目。

 「うちはね・・・」
いろいろと鮨の話を伺ったのですがすべて忘却の彼方へ。すみません。次回はメモします。
ところでSのじが唯一割り勘負けしたのは職場の上司、みのじだそうです。

 「いやー、世の中広いですね。びっくりしました」
テイネンを前にお店の引継ぎにきたのですが、勝手にしやがれです。

Posted at 02:40 | 食 下町 | この記事のURL
コメント(0)

根掘り歯掘り・・・無神経になった時の話 [2007年03月24日(土) ]
 タイトルの歯の字、違いますね。わかっていますが、こういうわけです。
 
歯科医に行ったと思ってください。
 「5年も歯医者にかからなかった割にはまあまあですよ」
 歯科衛生師のお嬢さんは優しくそうおっしゃってくださいましたが、ご他聞に漏れず歯槽膿漏率23%。つまり歯茎全体の23%、それも見えないところに歯垢がつき、歯茎が病んでいるとのことでした。
 5回の治療で率は4%に激減。
 「すばらしい。歯磨きがよくできていますね」

私だけ気をよくして、いよいよ虫歯の治療に臨んだと思ってください。
「奥歯の虫歯はかなり深いですね。神経をとりましょう」
先生は、優しく、しかしはっきりとおっしゃるとガーガー キリリリリと歯を削り始めて治療を。

 「神経をとりました。麻酔が1時間くらい効いてますが、切れたときに少し痛みがあるかもしれません。そのときは市販の痛み止めを」

神経をとる、とはどういうことをするのか、聞いてみました。
― 先生、昔は神経を殺すとか言ってたようですが、今はどういう治療を?」
「神経もたんぱく質ですから薬で神経を殺すとそこが腐っていろいろ悪さをします。ですから今は歯に伸びている神経を切り取ります」

― 神経って細い繊維でしょう?しかも歯の中。どうやって切るこのですか?
「切る道具があるのです」
お忙しいのに根掘り葉掘りかつ好奇心のみの質問に丁寧に答えてくれました。先生ありがとうございました。

 東京・日本橋。歩道の桜が咲いていました。麻酔の違和感がしばらく残るので食欲があまりなく、前から食べたかった銀座木村屋の小倉アンパン120円と桜餅などをデパ地下で買いました。あんこって懐かしく何歳になってもおいしいですね。
 あんぱんです。

Posted at 16:50 | 食 パン 麺 | この記事のURL
コメント(1)

稲庭うどんは [2007年03月24日(土) ]


 何の因果で、誰のたたりで、何の報いでかくもひどい花粉症なのでしょうか。しかし、泣き言をいっても物事進みません。

 今日も ゆくゆーく 花粉の街へ(若鷲の歌=作詞 西条八十、作曲 古関裕而=のメロディで)

 マスクのみならず度付きゴーグルという完全武装でやってきたのは銀座6丁目、泰明小学校界隈に最近開店した稲庭うどんの店「銀座 佐藤養助」。稲庭うどんといえばかねて所望の秋田の逸品。「いざ見参」と思いきや悩みが。そう。どれもこれもおいしそうなのです。深呼吸して瞼を閉じ、決断しました。

つけ麺「タイ風グリーンカレー」



 噂にたがわず細くて平たくて腰があって喉越しがよくて上品な味の冷たいうどんは、辛くてマイルドなタイ風カレーとも相性がよく、病み付きになりそう。メインの彩りに添えられた炊き込みおこわとこれも秋田名物、いぶりがっこがどうしてなかなかのものでした。

 モダンな店内のBGMはジャズ。壁の玉すだれのようなデザインは「手延べうどんをイメージしたものです」とお店の方。作り方とかいわれとかも説明していただいて1100円。次は何を食べようかな、とふりさけみつつ銀座の秋田を後にしました。

Posted at 16:39 | 食 都内 | この記事のURL
コメント(2)

満艦飾 [2007年03月24日(土) ]


 ご覧ください。この雄姿。ハウルの城もものかは、これぞ下町、これぞ居酒屋、これぞ[ゆうちゃん]の戦闘体制であります。赤提灯というわが日本的イルミネーションは、タンタン タヌキの信楽焼きやホッピー、ビール、懐かしの専売公社の看板どもを傘下に、東京・門前仲町は辰巳新道の路地裏に、燦然と輝いておりました。
 この夜、天気晴朗なれど浪高し。

 「よっ きたね」

 「はい。きましたよ」

 先輩K氏と二人、ひさしぶりのゆうちゃんで、まずは当たり前のご挨拶。ところが先客のほぼ出来上がった先生がきつい一発をワタクシたちに。

 「1本でも日本酒とはこれいかに」

 「3本でも日本酒というが如し」

 すかさず返したのはゆうちゃんのお父さん。店名のゆうちゃんは、ご主人の愛息の名前ですから、本当にお父さんなのです。

 間髪をおかずに二の矢が飛んできました。

 「たまに飲んでもしょっちゅう(焼酎)とは」

 戦闘モードになりきれなかったワタクシは沈黙。翌日会社で「そのこころ」を解いたのは我らがS次長です。
 「野原で飲んでもビ(ー)ルというが如し」

 むむっ。さすがグルマン飲兵衛次長。明るくても即戦闘体制ですね。お主もやるな。
そこで私も「平屋で飲んでもビ(ー)ルというが如し」
 まねですね。

 さて、先生の隙を付いて馬刺しを注文すると、三の矢が

 「馬刺しとウサギの肉とどっちがおいしいと思う」
 またもむむむむむっ。

 「歌にあるでしょ。ウサギ追いし(おいしい) 彼の山」

 懐かしいですね。疲れますが。
 「追いしは、本当に『おいしい』という歌詞だと思っていた」と若い方。
 誰かはいいません。

 言葉遊びの満艦飾でワタクシたちの目をくらませた先生ご夫妻は、路地の向かいのカラオケスナックへ転戦していきました。


 「ホタテをバター焼きにしてくれる」

 先生たちの後に来たカップルのうちの男性が再三頼みましたが「これは生でなくちゃ」とゆうちゃんのお父さんが一蹴。

 ワタクシたちに出された大きなホタテは身は生。内臓だけちょっぴり湯がいてありましたが、そのほのかな甘さ、おいしさときたら言葉を失いました。
 この夜のホタテは600円。
 
 「なるべく500円以下に抑えたい」と泣きたくなるようなお言葉もあって、めったに味わえない幸せをひたすら噛み締めた門仲の夜でありました。





Posted at 16:26 | 食 下町 | この記事のURL
コメント(2)

ごあいさつ [2007年03月24日(土) ]
 はじめまして。酒毒に浸って35年。その(何の?)“ノウハウ”を、同好の方々にあるときはおすそ分けしたい、あるときはここで恥をさらしつつ来し方行く末をそこはかとなく感じて生きていこうという団塊、700万人の一人です。時に脱線もあるでしょうがよろしくお願い申し上げます。(*´ω`)

Posted at 16:08 | 日記 徘徊 | この記事のURL
コメント(2)

<< 2007年03月 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31