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満を持して銀座へ進出 [2008年07月28日(月) ]
 愚生のことではありません(誰もそうは思わないか)。本日昼入った「京料理 よこい」(銀座7−3−13 ニュー銀座ビル)。先週24日開店、今日からランチ開始という店は、総料理長よこいさん。どういう方かというと
 (社)日本料理研究会師範
 通産大臣賞、農水大臣賞受賞、東京マイスター(江戸の名工)
などなど、輝かしい経歴がパンフレットにびっしり。その“名工”率いる店とあらば、しかも店の前でランチメニューを見ると、1000円からとあるじゃないですか。入らずばなるまい。

 地下へ案内されると、最近風の黒っぽいモダンなインテリア。愚生、明るい方が好きなのですが、まあいいか。おいしければ。
 注文は平日限定「名物小鍋御膳」。鍋でランチ勝負に挑むのは、だし、具そのトータルの味で実力を見てほしい、ということでしょうか。いただきましょう。1000円だし。



 「熱いので気をつけてください」
 ぐつぐつ煮えた土鍋に団子や豆腐、ネギ、キャベツ。
 「この団子は?」
 「牛肉100%の団子です」
 だしのうま味が具とマッチして、さすがいろいろと受賞している東京マイスターのお店だけのことはあります。

 「この山芋が入ったのは?」
 「ゼリー寄せです。山芋の食感を残しました」
 赤だしも、香のものも結構でした。

 ランチメニューはほかに
 粋丼 1000円(平日限定)
 特製天丼 1000円(平日限定)
 焼魚御膳1,575円
 海鮮丼 2,100円
 などなど。粋丼とは?聞きましたが、忘れました。
 夜はコースメニュー10,500円からプラス奉仕料12%となっていました。 
 
 銀座進出で、お店のグループとしては3軒目とのことですが、近くにはランチしか行ったことがない名店が、目白押しです。ランチ専門の客としては、もちろん大歓迎。楽しみがまたひとつ、増えました。

Posted at 17:43 | 食 銀座・新橋界隈 | この記事のURL
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アユ三昧・・・生きてて良かったシリーズ [2008年07月27日(日) ]
 先週の土用の丑の日、ウナギではなくてアユ三昧となりました。お誘いいただいた先輩、K池さんとM岡さんの話では、1か月前に店の予約をしたら、いちばん早くてこの日しかあいてなかったとのことです。
 ウナギとアユはこの時期、万葉の昔から、いや、おそらく神代の昔から日本の食卓?に欠かせない、川の幸だったに違いありません。

 大伴家持が、痩せこけた男にかく歌いかけました。

 石麻呂に 吾もの申す夏痩せに よしと云ふものぞ鰻(むなぎ)とりめせ

 家持の父、旅人は美しい乙女たちになんども歌いかけました。

 松浦川 川の瀬早み紅の 裳の裾濡れて 鮎か釣るらむ

 松浦川は、今の佐賀県東松浦郡の玉島川。古事記によると、神功皇后が飯粒でアユ釣りをした川であります。夏痩せの男にはウナギ、紅の裳の裾の乙女にはアユ。家持はユーモア男、父の旅人はモテモテ男・・・だったのでしょうか。

 ところでウナギはアユを好物にしているそうです。愚生、夏痩せはしません。紅の裳裾の乙女にも縁がありません。どちらにしろ食べたい物を食べられる時にいただくという姿勢は、通したいと思います。

 しかもこの夜のアユは名店の誉れ高い新ばし鮎正の、天然もの。「うちのアユは島根県の高津川でとれたアユ。高津川はダムがないのよ」。
 ママが、初めての客にも一所懸命に説明してくれます。ダムがない、というのは地元漁協によると、
<高津川は全国の一級河川の中でも珍しくダムのない河川です。河川水がダムによって貯水されることがないため、常に新鮮で豊な水量を湛え、たびたび増水することで川底を一掃し清流が保たれています。あゆは、川底の石に付くコケを削り取るようにして食べ、成長します。清流が保たれていることで良質のコケが発生し、香り高いあゆが生まれます>
ということだそうです。



 論より証拠、食べればわかります。
 たとえば塩焼き。養殖アユは背骨の周りに脂がびっしり付いていて、焼いても生っぽくのこっていますが、鮎正の塩焼きにはそれがまったくありません。

 「頭もどうぞ」
 骨もやわらかく、なにより深い味と香りに「天然のアユってかくも味わい深いものなのか」とこの年になって心からの感激を胸に深く刻みつつ、背越し=アユの洗い、ウルカナス、昨秋から付け込んであるという眞子と白子の塩辛のようなものなど次から次に出される料理の数々。松江の銘酒、李白の燗酒さえはかどらなかったのは、あまりのおいしさに、アユ三昧の境地に達してしまったから、としか思えません。 





 なかでも秀逸だったのがウルカナス。
 「ウルカとナスだけ。うちのオリジナル料理です」
 ウルカはアユのはらわたです。おいしさが凝縮されて甘みと苦みが至上のハーモニーを我らが口中で奏でてくれました。右上のご飯は、ウルカナスの汁をつけて食べるのです。そのおいしいこと。仕上げは鮎のだしで炊いた炊き込みごはん。味は、ご想像ください。
 K池さん、ごちそうさまでした。


 外へ出ると街は夏祭り。三昧で鎮めたこころが、お囃子とおどりで再び揺さぶられつつ、至福の新橋をあとにしました。
 この次はウナギ、あるいはドジョウもいいですね。



  ※    ※    ※

 ナスと言えば、小夏のママから「味と形で日本一に輝いたことがある農家が作っているナス」を週末、いただきました。焼きナスにして豚肉のアンをかけていただきました。暮らしの手帳社が40年ほど前に出版した料理の本にでていたのです。
 素材とレシピのおかげで、愚生の料理でもとてもおいしくいただきました。

Posted at 23:52 | 食 銀座・新橋界隈 | この記事のURL
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スパルタからミストラへ・・・ギリシャ団体旅行記15 [2008年07月21日(月) ]
 スパルタの英雄、レオニダス王。王の楯にはメドゥーサの顔のレリーフ、像の台座にはモロン・ラベ。ペルシャが降伏するようよこした使者への返事で、「欲しければ取りに来い」だそうです。以下、前回と少しダブります。





 紀元前480年。権威あるデルフィの神託も降伏を勧めるなかで、レオニダス麾下300人のスパルタ重装歩兵支隊は、神託に従わず「雲霞のごときペルシャ軍を北方テルモピュライに食い止めようとして全滅」(中公文庫 世界史上)したが、続くサラミスの海戦ではギリシャ軍が決定的な勝利を得た、とのことです。

 しかしペルシャを追い返したものの、ペロポネソス戦争(紀元前431-404)でギリシャのポリスはひとつ、またひとつとその結合力を失っていった(上掲書)のです。

 我々一行は、そうした話に触れつつ、オリーブの林を通り抜けて遺跡へと向かいました。遺跡はオリーブ林の間にもありました。
 オリーブは、雨の少ないギリシャでは古代からの特産品で、今も「イタリアに輸出したものが日本に行っています」(ガイドのK下さん談)。
オリーブの葉は柳のように細く、しかしみずみずしくないのですが、木は大木が目立ちました。2000年の寿命がある、と聞きました。



 遺跡はほとんど土台や壁の一部など、多くはありません。「尚武第一」のスパルタ人は、華美な神殿や建物をほとんど作らなかったことと、遺跡の石材はこれから向かうミストラなどの建築材として持ち去られたためだそうです。


 ミストラは、13世紀の寺院や城砦が残るタイエトス山脈の山肌にある無人の街。1989年、世界遺産に登録されて“中世のポンペイ”とも呼ばれるそのミストラまでは約4.5km。指呼の間です。


Posted at 13:06 | 旅 ギリシャ | この記事のURL
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秋田で「そのまんま冷やし」 [2008年07月20日(日) ]
 そのまんま冷やし、という冷やし麺を食べたのは、宮崎ではなくて先週末の日帰り出張の秋田。昨年5月以来です。仕事と移動の時間を除くと、一時間程度の空き時間があり、行くところは決まっております。
 秋田市民市場。何を買う、というわけではないのですが、豊富な海の幸山の幸を見ていると、いつも同じことを思います。
 「地方都市での暮らしは東京よりも豊かなのか」と。



 暮らしにも求めるさまざまな価値は、人それぞれいろいろありますから、答えは未だ見つからないのですが、こと生鮮食料品については、秋田の人はうらやましいいい、とはっきし思います。
 
 「そのまんま冷やし」は秋田市民市場の食堂街の一角にある「三角そばや伊藤」の季節限定新商品、だそうです。この店は昨年来た時も寄りました。真面目な姿勢がその後も変わらず、評判のいいラーメン屋の一つとなったことが、秋田のラーメン紹介本に掲載されたことから察しがつきました。



 そのまんま冷やし、はネーミングに惹かれて注文しました。ごらんのようなシンプルな冷やし中華。並500円です。汁がとてもおいしく、ついほとんど飲み干してしまいましたが、麺の量はこれでは少ないです。大盛りにしてトッピングをいくつか載せるといいのでしょう。
 どこかの知事の芸名そっくりです。その辺が気になるところですが、料理の名前だからいいのでしょうね。

 小腹を満たすと、市場の冷やかし。
 「あれっ いつものいぶりがっこは?」
 「売れちゃって」
というわけで、買ってきませんでした。ごめんなさいね、おみず。
 キノコには早いし山菜には遅いし、この時期目を引くものは少ない中で、いぶりがっこのあったところに、こんなにいろいろな大きさ、種類の梅が。こういうところが、地方は豊かなのかな、と思いつつ眺めていると「こっちは東京よりひと月遅いから。あれっ お客さん、前も来てくれましたね」
 
 確かに東京では梅は終わっておりますが、愚生、今年は四谷荒木町の坊主バーの関係で、紀州のお坊さんが作っている立派な南高梅をたっぷり仕入れて梅シロップと梅酒つくりに精を出しております。
 

 
 秋田へは東京から新幹線で。飛行機より電車が好きなので気になりません。宮城県古川付近、大崎耕土一面を青く覆い尽くす水田、田沢湖線に入って右手にそびえる岩手山、沢をまたぎ、トンネルを抜けて一路秋田へ、秋田から東京へ。往復8時間余の旅は、期待通りにこの時期の旬の日本を見せてくれました。

                    

 帰りがけに久しぶりで日本橋吉野鮨本店でちょいと一杯。「○○槻さんが見えてるわよ」とママ。えっ?。久しぶりに先輩と握手を交わして赤身、タコ、ホタテ貝柱をつまみで。そして握りをいくつか。
 写真は右がシンコ、左がその大きくなったコハダ。携帯で撮ったのですがぼけました。みにくくてすみません。



 「小さいのを二枚つけるのは今週で終りだね」と吉野さん。大きく育っちゃうからですが、板場から「こはだのほうが味がある、というお客さんもいますね」とベテランのみっちゃん。
 どちらも持ち味があり、二つ食べた幸せに、桜剣菱正一合熱燗のうまさが増して、東京も捨てたもんじゃない、と思い返した忙しい一日でした。 

 子丼へのおみやげの太巻きです。


 箸袋の表には

 えどに生まれて東京で育ち、今じゃ日本をにぎりずし

 裏には

 日本橋高島屋さん真裏通り

 とあります。

 追記 「丼ファン、4つ食べたね」と子丼が言いました。

Posted at 19:59 | 旅 国内 | この記事のURL
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太田さんちのハヤシライス 銀座ランチ日記 [2008年07月17日(木) ]


 銀座6丁目の小さなビルの1階にかかっているこのメニューの前を通るたびに気になっていました。入ってみました。時に午後1時45分。
 「いいですか」
 ちょっと躊躇した様子がみえましたが「どうぞ。看板下ろしていませんでしたね」。

 「太田さんちのハヤシライスって、店の名前が太田さんですか?」
 「大正2年生まれの太田さんが作った、昔の味のままのハヤシライスです」
 「じゃ、赤くてちょっと酸っぱいの?」
 「酸っぱくありません。酸味をとる手間をかけます」
 
 店の名前は「小(お)ぶね」。店内には、宝塚のポスターや色紙が一杯。
小ふねは、ママの宝塚時代の芸名だそうです。どうりで・・・



 「たっぷりですね」
 「男性用バージョン。女性用はもう少し少なくします」
 酸味はありません。
 「おいひい」
 「今日はちょっと甘めね」
 日によって甘さは違うことがあるそうです。

 東京オリンピックの年にお店をオープン、ハヤシライスは21年前から。
 「初めて食べていただいお客さんが今も見えるの。大正2年生まれの94歳よ」
 値段はその時から不変の800円。しかし昨今の諸物価高騰は、困ります。
 「肉代だけでも足が出そう」

 たしかに牛肉たっぷり。おいしいわけです。
 「でも無理しないで値上げしたら。銀座で800円はほとんどないでしょ」
 「したいけど・・・」
 夜はバー。宝塚ファンの女性客も多いそうで「カウンター全部女性ということもあるの。賑やかよー」
 ママ自身もとても明るく声には張りがありますから、賑やかさでは決してひけをとらないと思います。

 ところで、なぜハヤシライスなのでしょうか。丸善の創業者の名から、という説やhashed riceから、という説などがあるそうです。

Posted at 15:38 | 食 銀座・新橋界隈 | この記事のURL
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一麺入魂の銀座の昼下がり [2008年07月15日(火) ]
 前から公言しておりますが、メン食いでもあります。
 「あそこの冷やし中華、ものすごくおいしかったわよ。ちょっと高かったけど」
 銀座・小夏のママがかく挑発したからたまりません。続けて行きました。
 太湖飯店
 1957年の開業。場所といい歴史と云い、地元での口コミといい、これで外れるわけがない、との確信犯的麺食いは、暑さもものかわ、ひとり電通通りを土橋方向へ歩みを速めて数分。階段が立派だし入口が立派だし、でも気後れしてなるものか、と店内へ。もう誰にも止めることはできません。

 メニューには冷やし中華のほか、坦々麺とワンタンメンなど。
 「特製ワンタンメンください」
 「ごはんとサラダが付きます」
 「ではごはん少し」
 来ました。



 まず接写、そして50センチほど離れて1コマ。これ以上いろいろイニシエーションをしていると冷めちゃうし、S次長や家人みたいにいらつく人もいるし。

 スープを一口、二口、三口。次いで麺を一口。いい湯加減、もといいいゆで加減であります。硬くなく軟らかくなく、アツアツだし。ピンクに透けて見えるワンタンの具は海老。それもプリプリの海老でありました。

 翌日、「ふー あ ち ち」と入ると「みんなそう言ってますね」。
 フロアは感じのいい女性陣で固めていますが、夜は男性もいるそうです。
 注文は「坦々麺」。ごはんは「食べたいけどいりません」
 「あっ そういうことなの」
 そういうことです。本当は、はし休めとしてのごはんもおいしいのですが、ここはやせ我慢です。冷やし中華も後日の楽しみにとっておくのだ。



 手順を踏んで、一口、二口、三口・・・わかりました。雑な味とにおいが一切しないのです。純粋に良質のうま味と微妙な調整の味わいが、舌を喜ばせ、脳髄をしびれさせ、目を潤ませて、思いは遠く中国5000年の歴史にまで、とは思いませんが、これで1000円。冷やし中華1300円、大いに期待できます。
 一麺入魂の副作用は、ふところ具合に及ぶかもしれません。

    ※    ※    ※


 ベランダの下にスズメバチが巣を作りました。半世紀以上住んでいて初めてです。区役所に頼んでとってもらいました。
 「殺すのはよくないですね」
 義弟がかく申しましたが、もうとっちゃったもんね。

Posted at 14:50 | 食 銀座・新橋界隈 | この記事のURL
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一食入魂生活の副作用 [2008年07月11日(金) ]
 一食入魂のお昼が続きます。先日昼潜入したここインターナショナルアーケードは、勤務先から4,5分、帝国ホテルから1分ですが、古い、薄暗い、さびしい、というマイナスのオーラに満たされているかの様相の、銀座(正確には内幸町ですが)の異空間の一つです。(もう一つは三原橋地下街とその界隈)



 しかし昭和20年代末から30年代初めにかけて裸電球のともる下、傷痍軍人姿の人たちがひざまずいたり手をついて座っていた新宿の地下道をくぐり、歌舞伎町を通り抜けて、母が入院していた古くて大きな都立大久保病院に通っていた愚生としては、「いまどきこんな名前のこんなアーケードがあるのか」と、感激。昔の名前で出ています、的な感じですね。

 ですから古い、薄暗い、さびしい都会の異空間は、逆に宝物でも見つかりそうな懐かしい、温かみの潜むいい空間に見えます。きれいな建物好きな世代とは育ちが違います。見立てはあたり、このような店を見つけました。

 韓国家庭料理「まだん」。

 もちろん入りました。午後1時半というのに席は半分以上埋まっています。7−8割が女性。注文したのは「チヂミセット」。カクテキ、ヤッコ、サラダ、卵焼きの小鉢が出て、チヂミも大きく、さらにビビンバまで。これで900円。帰りに次回から100円引きの券をいただきました。



 信じられません。安い、うまい、多い・・・昼の宝物を掘り当てたのです。ネットで調べると、かなり有名店であることがわかりました。
 「まだん」というのは中庭という意味であることを、先輩K池さんから教えていただきました。

 元気で感じのいいママたちが、一品一品を手作りしているであろうことは、味、見かけ、ボリュームから総合的に判断して、すぐにわかりました。
 翌々日、すなわち昨日は午後2時に。女性6人、男性は愚生も含めて2人。冷麺を頼んだら、やはり小鉢4品とミニビビンバのセット。もちろんワカメスープ付きで、100円引いてもらってやはり800円。



 大先輩、O津さんに話したら、「一番乗りで11時に行く」とおっしゃっていました。マコリ、飲みすぎないようにご注意を、といっても無駄なことは4半世紀のお付き合いで承知しております。

追記 

 今朝のO津さんとの対話です。
 「いやー よかったよ。マコリも本物だね。次から次とつまみ見たいに出てくるし。次はサンゲタンを食べなくちゃ。夜は混むの?」
 「はい。予約してほしい、とママが言ってました」
 禁断の場、をご紹介しちゃったようです。(7月14日)


    ※    ※    ※

 下の写真は、一昨日先輩K池さんをご案内していった貴舟の焼魚定食1200円。コストパフォーマンスは抜群です。



 ところでこんな生活を続けた結果、2キロも体重が増えました。血圧が高く、 医者からは「やせるように」と注意されているのに。
 想定内ではありますが、一食入魂、命がけになりつつあるのかも。

Posted at 12:18 | 食 銀座・新橋界隈 | この記事のURL
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スパルタへの道・・・ギリシャ団体旅行記14 [2008年07月10日(木) ]
 風光明媚な港町ナフプリオン郊外のホテルで一泊した翌朝、我々一行は一路スパルタへと向かいました。が、その前にホテルの夕食をご紹介します。上はパスティシオ(マカロニのラザニア風)、下はチキンとサフランライスです。





 ギリシャの国土は日本の約3分の1、人口は約11分の1、人口密度は1平方kmあたりわずか86人弱ですから、街を抜けると人影はなく人家もまばらですが、きれいな教会をいくつも見かけました。この写真はスパルタへの途中、バスの窓から撮りました。



 ギリシャの宗教は、ギリシャ正教ですが、ものの本(※1)によると「ギリシャ正教」という総称は、ギリシャの国教としてのギリシャ正教ではなく、初代教会から連綿とつづく伝統的、かつ正統的なキリスト教であることを意味している、とあります。
 正教会の本山はそれぞれの国の首府にあり、日本では東京・神田のニコライ堂が日本正教の本山となるそうです。なるほど、日本では日本正教、ロシアではロシア正教となるわけですね。
 
 さて、スパルタへはナフプリオンから105km。休憩をはさんで約2時間のドライブでした。出迎えてくれたのが西洋の武人の鑑(精選版日本国語大辞典)とまで崇められている英雄、レオニダス王の像=写真=です。



 でもレオニダス王のことは、恥ずかしながらこの旅で初めて知りました。スパルタにしても「スパルタ式」という言葉しか知りませんでしたが、ものの本(※2)で、想像を絶する厳しい「式」、ということを知りました。それによると、スパルタには、被征服民農奴に土地を耕作させている「平等者」たちがいて、兵士になるために生れ、教育されました。8歳から20歳まで厳しい訓練を受け、30歳まで兵営で生活、古代ギリシャ最強の陸軍を維持していたそうです。

 レオニダス王を西洋の武人の鑑たらしめたのは、紀元前480年の、ペルシャとの戦いでした。昨年公開された映画「300」(スリーハンドレッド)はこの伝説的な戦いを描いた娯楽大作で100万人のペルシャ軍を相手に、レオニダス王はわずか300人のスパルタ重装歩兵を率いてテルモピュライという峡地で奮戦、全員玉砕するというストーリーです。
 元の話はヘロドトスの「歴史」にあるそうです。

 映画は「自由」のために戦う男たちの話ですが、アメリカ映画で「自由」を強調すると、アメリカの尺度によるアメリカ人のための自由、という風に受け止めてします傾向は、私だけでしょうか。しかも兵士たちは「平等者」でしたが、農奴もいたわけですし。
 スパルタ、続きます。

※ 1 「神と悪魔 ギリシャ正教の人間観」高橋保行著 角川選書
※ 2 「ギリシャ・ローマ神話物語」コレット・エスタン、エレーヌ・ラポルト著、多田智満子監修、田辺希久子訳



<基本データ> 在ギリシャ日本大使館ホームページをもとに作成
首都 :アテネ
面積 : 13万平方キロメートル(日本の約3分の1)
人口 :約 1,113 万人 (2007年) (日本の約11分の1)
人口密度:約86人/平方キロメートル(日本の約4分の1)

公用語:現代ギリシャ語
宗教 :ギリシャ正教
政体 :共和制(パプーリアス大統領、カラマンリス首相)

実質GDP : 1828 億ユーロ(2007年IMF推定)
1 人当たり 実質GDP : 1643ユーロ(2007年IMF推定)
在留邦人:667 人( 2007 年 10 月)

Posted at 13:32 | 旅 ギリシャ | この記事のURL
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愛しい?イトシアでおいしい坦々麺 [2008年07月05日(土) ]
 坦々麺だから辛いのは当たり前と思いますが、かなり辛く感じました。有楽町駅前のイトシア3階にある中華料理店「KAMONKA・點」。
 「おいしいから」と誘っていただいたのは、いつもの御同輩K谷さん。愚生、辛さに強いわけではありませんが、かつて大阪の辛口料理「ハチ」なる処にて超激辛カレーを泣きながら食べて以来、少しばかり自信がついてはいます。


 
 辛いばかりでなく、おいしさも十分。星の数ほどある銀座界隈のレストランで、効率よくおいしいお昼と出会うには、やはりグルメかつグルマンの親切な先達がいればこそ。ありがたいことです。ごちそうさまでした。
 ちなみに坦々麺の辛さは少なくすることもできますが、上もあり、激辛が一番辛いとのことです。

 イトシアの場所は、かつて都庁の古い建物やレバンテというレストランはじめ中華料理店、甘味処などいろいろな店が、雰囲気的には戦後を幾分残すかのように軒を連ねていました。さらにその昔は、大岡裁きの大岡越前守忠相から桜吹雪の遠山の金さんこと遠山左衛門尉影元まで奉行をしていた南町奉行所でありました。

 有楽町イトシアは、歴史はあれど、雑然としていたこの地域を「有楽町駅前第1地区市街地再開発事業」という大規模プロジェクトの一つとし、その結果立ち現われたビルなのです。手元のパンフレットには「豊かな歴史の所産を未来に伝えること。人に愛される、人が主役の街」がイトシア、とあります。

 ごちゃごちゃしている街って、個人経営者たちが懸命に営んでいるというメッセージがあって、まさに人が主役っていう感じが好きです。勘違いの店主が生意気な店にはいきませんが。
 しかし数寄屋橋の下は埋め立てられ古いものが容赦なく消えて、かわりに次々と出てくるきれいに整った街とビル。そこに働く方たちにとっては大切な職場であり、おいしい食事を満足いく形で提供したい、と思うのは当たり前のことであります。

 一方で愚生は思います。できたばかりのまだ没個性的なビルを「人が主役」という、PR文句にうたうのは無理がある、美辞麗句を並べてもどこかむなしい気がする、と。だからこそネーミングでカバーしたい、という狙いは分からないでもないですが。
 あれもこれも、というのはぜいたくにすぎますか。お裁きは、大岡様か金さんにお願いしたいです。
 
 ところで辛いといえば、先日銀座高架下の商店街、銀座ファイブ地下のDENGAKUという店で食べたのがこのカレー。980円。焼いた鉄板にご飯を乗せてしばらく温めその上にカレーをかけるところは、さながらビビンバのよう。



 「いかがですか」と店の方に聞かれて
 「辛いのと熱いのとお焦げの香りとで、味はよくわかりません」
 本当はもう一度食べたくなるカレーでした。

 ホームページによると、店は昭和33年の開業。銀座ファイブの前身の数寄屋橋ショッピングセンターができたのが昭和32年7月ですから、DENGAKUは消長の激しい世界でショッピングセンターとともに歴史を重ねた、たいした店であります。
 もっともショッピングセンターも、川や堀を埋め立ててできたのですから、当時の大プロジェクトの産物です。 

 昭和32年の大ヒット曲は低音の魅力、フランク永井さんの「有楽町であいましょう」。

 あなたを待てば 雨が降る

 今はなき有楽町そごう開店のコマーシャルソングは、子供たちもボーイソプラノで口ずさんでいました。
 それから50年。坦々麺を食べたその日、数寄屋橋マリオン前でこの歌のヒット50周年記念歌碑の除幕式があり、歌手ジェロさんが歌った、と新聞にありました。
 なぜ数寄屋橋なのかわかりませんが、こうして書いていても懐かしい、いや、みんな貧乏でも未来があった時代でありました。いろいろと矛盾は感じますが、「いとしい」は、そんなころをしのぶときにちょっと使ってみたい気がする言葉であります。

Posted at 19:15 | 食 銀座・新橋界隈 | この記事のURL
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また見つかった。何が? [2008年07月01日(火) ]
 馴染みになりたい店が、ランチが、銀座でまた見つかったのです。



その1 銀座 貴舟(東京都中央区銀座7-3-9 リービル8F)

 はじめて行ったのはほぼひと月前。刺身系が苦手というご同輩K谷さんが「ここのお刺身は私、食べられるの」と案内してくれた、見つかった、というよりも教えていただいた店です。
 再訪を期していたのですが、先週ついに2回も通って馴染みになりました。愚生が頼んだこの日の煮魚定食は「カレイの唐揚+あんかけ」。大きなアサリの味噌汁と小鉢二つ、香のもの、〆は甘味。カレイのあんかけ=写真=


絶品でしたね。ご案内したO谷氏も焼魚定食に大満足でした。

 カウンターに座って目の前の板場を眺めていると、ほかにも食べたくなるものばかり。翌日も一人で行きました。金曜午後1時というのに「団体さんが入って」超満員でしたが、一つだけ席がありました。お目当てはかつおたたき定食。大きな切り身が7つ、細く切った大葉を散らしてミョウガをたっぷり、圧巻は、細い青ネギの小口切りをカツオが見えなくなるくらいかけてポン酢で仕上げ。



 味も質も量もサービスも堪能しました。これでどちらも1200円。まだまだ食べたいメニューばかり、ということは、ご主人も食べたい物をランチ化しているのでしょう。

 次回候補の一つ、「豚ろーすたたき定食」
 「それってどういうの?」
 「ろーすの天ぷらのたたきです」
 「おいしそう。でもハイカロリーが」
 「夜を軽くすれば」
 喜んで、おっしゃる通りにしませう。でも天丼も食べたいし、鉄火ちらしもたべたいしい・・・S次長なら何にしますか?
 楽しい悩みを来週まで持ち越します。
 ちなみにさっきK谷さんがおっしゃいました。
 「豚ろーすたたき、2日続けて食べに行ったら覚えられちゃった」
 そうでしょう、そうでしょう。

その2 ステーキ 雄(中央区銀座4-11-9)
 銀座4丁目といっても昭和通りの南、旧木挽町の細い路地、この奥の左側にあります。
 界隈を散歩していて見つけました。店構えからして、ぴんときました。ランチメニューは牛丼1000円一本勝負。こちらになります。

 夜は厳選した黒毛和牛のステーキ屋さんですから美味しいのは当たり前、としてもやはり お い し い と再度声を大にして言わずにはいられません。
 「肉はステーキに使う和牛の切り落としです」
 そうでしょう、そうでしょう。
 「夜はおまかせ9800円のコースが基本ですが、前もっておっしゃっていただければ伊勢海老、アワビなどもあります」
 カウンターのみ8席のお店でご夫婦二人の気持を込めたサービス。ここも貴舟もできれば夜も来たい―――人生の新たな目標ができた瞬間でした。

Posted at 14:01 | 食 銀座・新橋界隈 | この記事のURL
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