1月の国立文楽劇場は、恒例の人形による鏡割りから始まります。
人間国宝の竹本住大夫翁が
「おめでとうさんです。大阪で生まれ大阪の皆さんに育てられた文楽を、
これからもどうぞご贔屓に〜よろしゅう頼んます。」
とご挨拶され、賑やかなお正月囃子の中、
えべっさん(恵比寿様)や福禄寿はんが1人1人に升酒を振舞ってくれはります。
人間国宝の竹本住大夫翁が
「おめでとうさんです。大阪で生まれ大阪の皆さんに育てられた文楽を、
これからもどうぞご贔屓に〜よろしゅう頼んます。」
とご挨拶され、賑やかなお正月囃子の中、
えべっさん(恵比寿様)や福禄寿はんが1人1人に升酒を振舞ってくれはります。
演目の第一は、【七福神宝の入船】。 とざい、とぉ〜ざい〜!
チョーン!幕が開くとめでたく新年を迎えた明るい海、
霞の中から現れた船の上では七福神が賑やかに宴を催しています。
『…千里の外も見え渡り、雲居の空に舞鶴の蓬が島を目の当り、筆に書くとも及ぶまじ。…かゝる霞の中よりも、浮かれ出でたる神々の 七つの福を銘々に、積むや宝の舟遊び、呑めや歌へや酌に立つ、その色こそはなよ竹の、生る島にぞ住み給ふぅ〜…』
左→上演中は撮影禁止ですので看板絵を
右上→緞帳は「松に波図」、上に近くの生国魂神社のお札と鯛飾り
右下→大道具絵、大人10人程が乗れる舞台一杯の大きさです
右上→緞帳は「松に波図」、上に近くの生国魂神社のお札と鯛飾り
右下→大道具絵、大人10人程が乗れる舞台一杯の大きさです
やがて1人づつ芸を披露する事になりました。
『サア、サア、サア、これから銘々に嗜みの芸尽くし…』
『まづ年役に寿老殿、始め給へ〜』
『この三味線で玉琴に似せるも時の笑ひ草…』
と、寿老人は三味線を使って琴の音を聞かせます。
『ヨウ、ヨウ、ヨウ。さても弾いたり爪音の、お年に似合はぬ華やかさ〜!』
次は布袋様、
『布袋てんごう(大阪弁で悪戯の事)の戯れを、腹を抱えて聞き給へ〜』
と大きなお腹で腹鼓の数々を披露します。
『ヨウ、ヨウ、ヨウ。見事、見事!』
にこにこ顔の大黒天、
『皆が望みに乗りが来て、胡弓の音を一興に…』
と、胡弓を取り出し美しい音色を弾きます。
『ヨウ、ヨウ、ヨウ、見事見事−!いづれに愚かはなけれども男ばかりで華がない。』 という事で、弁財天に琵琶を所望します。
♪〜そもそも江州竹生島なる、弁財天女の由来を詳しく申すも愚かや〜
昔々孝安天皇御代の時とや〜、頃は三月己巳(つちのとみ)の日の辰の上刻〜♪… と続く琵琶語り。
『ヨウ、ヨウ、見事見事〜!』
長い頭のてっぺんに獅子頭を付けて登場したのは福禄寿、
くるりと回って笛を吹き、見事に角兵衛獅子を奏でながら踊ります。
次は水干烏帽子(すいかんえぼし)に黄金の釣竿を持った恵比寿三郎左衛門、
釣竿で船端を叩いて太鼓のリズムを打ち上げます。
『ヨウ、ヨウ、奇妙、奇妙!さても細かう打ち囃し、誠に感心、感心―!』
皆でどっと褒めそやすと、毘沙門様が出てきます。
いかめしい姿だから無芸だと思われるのは心外と、これまた顔に似合わず(失礼!)上手に三味線を披露します。
『実に福音の音曲の数を並べて積み上げし、波乗船の音の良き、調べを代々に伝えける〜』補助席までぎっしりの満員で、演者・観客・が溶け合い拍手喝采〜

ロビーもお正月らしい嬉しさと華やかさがこぼれておりました。
お茶席が私の流派の「表」なのも嬉しい、関西はお裏さんが多いです(全国的かな?)。皆様も私達家族も 初対面の人同士が笑顔でご挨拶していました〜

去年の『偽』を一新して、福々しい気分になって頂けましたでしょうか?
Posted
at 05:53
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晴れやかな正月の雰囲気ありがとうございます。
、と思いましたが、お客に変身とは奥床しい
ルルさま

「本日はありがとうございました、お忘れ物のないようにお帰り下さいませ〜」
片手に悦に行ってた姿を思い出します。




という初夢でも見たいもの。
夢だけでも・・・・

こんばんは〜 コメントありがとうございました
はい、文楽もいいでしょう〜
稚拙な記事なのに、実際に見たような気になって下さり、とても嬉しいです
近松も西鶴も、風藤 瞬さまのお好きな司馬遼太郎も大阪ですね。
私は祖父母と同居の古い家でしたので、歌舞伎も茶道も慣れ親しんでいます。過去ブログにも色々書いていますし、これからも『なにわの文化』を書き続けたいと思いますので、又ご覧下されば嬉しいです〜