シニア向けコミュニティ STAGE ステージ
50歳未満お断り! 紳士と淑女の知的コミュニティ (シニア向けコミュニティ STAGE ステージ) http://www.stage007.com

 | Main | 
プロフィール
リンク集
紀ノ川[2007年06月09日(土) ]
今年になって和歌山の「華岡青洲の里」へ行く機会が多くなった。年を重ねると幼少の頃が懐かしい。「紀ノ川」」沿いにあるこの里を訪れる。最近この
レストランに「健康バイキング」がリニューアルしてオープン。日頃、「惣菜」ばかりに食べ飽きた。そのついでと思い毎週行ってる。先々週に土産物屋に有吉佐和子さんの文庫本が色々とあった。その中で私の好きな「紀ノ川」
があったので、購入した。この本は単行本で読んだことがある。35年前後に。当時は若くその記憶は定かでなく、もう一度読んでみた。主人公「花」さんは九度山から六十谷に嫁ぐ、花さんは格式ある家柄、嫁いだ家は花さんより格下だが、その家風に慣れることに努力する。その甲斐があり旦那さんは一躍有名な議員に。その過程に長女の「文緒」が産まれるが、文緒は
花さんとは対照的に違う育ちで過ごし、その文緒も結婚し、娘が産まれ「華子」である。その華子は結婚する年頃まで花さんは自分の思惑通りに育つことなく、病に倒れる。
小さな川の流れを呑みこんでしだいに大きくなっていく紀ノ川のように男の命を吸収しながらたくましく生きる女たち。−−家霊的で絶対の存在である
祖母・花。男のように侠気があり、独立自尊の気持ちの強い母・文緒。
そして、大学を卒業して出版社に就職した戦後世代の娘・華子。紀州和歌山の素封家を舞台に、明治・大正・昭和三代の女たちの系譜をたどった
年代記的長編。
感想は我々シニアも昭和・平成・??と系譜を辿るだろう。時代は変わっても子供・孫はどうなるのだろう。特に女性に読んでもらえると良いのだが、
教養のある花さんも病に倒れるとその気品さが少なくなり「無理」を言う。
今も同じようである。老いると子供になるのは時代にはそう関係ないのかと
戸惑いも。

Posted at 19:15 | この記事のURL
コメント(6) | トラックバック(0)

この記事のURL

http://salon.stage007.com/header1000045/archive/39/0

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://salon.stage007.com/header1000045/tb_ping/39

コメントする

名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク

コメント


子鹿さんへ
おはようございます。子鹿さんは何でもご存知なんですね。有吉佐和子さんは亡くなって20年になります。歿すると風化され、話題性がなくなりますね。
しかし、メジャーな作家は同じ運命です。死んだら終わりか?私は「恍惚の人」は読んでいませんので楽しみになりました。可笑しなことですね。青洲の里を訪れることで、有吉文学に一層興味を持ち直したこの頃です。遅咲きですわ!ところで子鹿さんを思い出すと
脚本家に。アマで地域(老人ホーム)で芝居する人なんかおられ、その脚本を書いてみたらきっとお年寄りは喜ぶんではないでしょうか?これから地域の活動の一環として、「ハード」なことを考えるのは簡単です。箱物ばかり建てることばかりでは活性化しませんよ。これからは「ソフト」の時代と私は思ってます。
Posted by:グランパ  at 2007年06月11日(月) 04:44

前にも話しましたが、有吉佐和子は好きな作家です。
ほとんど読んでいると思います。
私のブログの「三婆さま・・」もそこから頂戴
しました。
「恍惚の人」は当時、衝撃的な社会現象にまでなり
この書のお陰で、看護している「嫁」への理解が
深まり、認知症への、社会の認識が始まったと
云っても過言ではないと思います。
どの、書も有吉氏は素晴らしいですね。
Posted by:子鹿  at 2007年06月10日(日) 22:58

花さんへ
こんにちは、青洲の里に行く前に新聞の記事で紹介。
それは個人で薔薇や花畑を16年前からこの土地に住み、奥さんが娘さんがイギリスに留学した時に観たガーデニングを見学い会得。なんとマスコミって凄いですね。
混雑、見学くる人は「大阪」「神戸」から車はベンツにBMにジャがー70歳前後の夫婦連ればかり、奥さんから「ジャム入りの紅茶」を頂きました。見学を終わり
例のランチ、テラスの横の3人連れの奥さんから写真を撮ってと頼まれ。その後なんやかんやと雑談、その奥方が料理を適当に取ってもらい、一時の主人気分を満喫しました。
そして、花さんが読んだ本「恍惚の人」を買いました。また薔薇の花等々写真でアップします。
ところで華子さんは出版社の記者です。
Posted by:グランパ  at 2007年06月10日(日) 16:18

ちゃんさんへ
こんにちは、お褒め頂き光栄に思います。年を重ねると読んだみて感じ方が自分は今度どうなるのだろうって複雑な胸中になりますが、もうすっかり現実に戻り
過ごしています。
Posted by:グランパ  at 2007年06月10日(日) 16:05

明治:大正:昭和を生き抜く
3人3様の女性の姿が描かれていましたね”
「華子」は作者自身がモデルだそうですね

バイキング・・今日のメニューは
Posted by:花よりケーキ  at 2007年06月10日(日) 10:07

グランパさん

格調高い解説とコメント拝読させていただきました。
Posted by:ちゃん  at 2007年06月09日(土) 20:32

<< 2008年10月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新トラックバック