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アンチエイジング [2007年06月23日(土) ]
日経新聞の夕刊で「話題の人」が好きなコラム。このコラムリストから
好きな人は鈴木 隆雄さんだ。「東京都老人綜合研究所副所長」である。

タイトルを以下に述べている。

アンチエイジングが流行である。「抗加齢」、「抗老化」ともいう。特にアメリカで盛んで、「若返り」をうたった食品やサプリメント、美容(美顔)、そして
アスリート顔負けの運動など、必ずしも科学的根拠があるとは思えない商品が街中にあふれている。アンチエイジングの名のもとにさまざまな商売が展開され、まさに世を挙げての老化撃退である。しかし、どうも本質的に
うなずけない。

確かに老化の研究は、一方で老化を防ぐ研究と等価のようにのも見える。しかし、アンチエイジングと決定的に異なることは、病的な老化によって
本来年をとっても健全にあるべき生活機能、つまり日々の自立した暮らしが著しく損なわれることを予防するのであって、老いを敵視し、外見上の若さのみを振舞うことが目的なのではない。

生老病死の中で、「老い」もまた不可避である。おそらく日本人は本質的
「老い」に抗うという思想は希薄であったと思われる。生を享受し、日々の生活に自立し、「老い」を受け入れ、ほどよくつき合ってゆく術を磨くことの方がよほど理にかなっている。それは生命というものが、常に動的平衡の上に微妙につりあって移ろうがごとくである。「老い」までアメリカナイズされる必要はない。

老化を過剰に促進させ、日々の自立を著しく損なうような生活習慣や病気は、これを改善し、適切な対応も必要である。しかし、老化の進行そのもの
を人為的に完全に制御することはできないし、またすべきでもない。「老い」もまた本質的実存である。「矩をこえず」老いを直視する能力と自信を涵養することこそ、大切だと思う。

的を得た考え方と思いますが、皆様は如何ですか?

Posted at 19:27 | この記事のURL
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