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複合汚染 [2007年07月11日(水) ]


 青洲の里を訪れ、その土産物屋さんに「有吉 佐和子」先生の本が並んでいた。

私は「華岡青洲の妻」の本を若い頃に読んで、和歌山のファンでもあり、特に紀ノ川が好きなところである。そんなことで、一昨年に訪れた。当時は
青洲の展示室、春林軒、フラワーヒルミュージアム内から紀州山脈の里山の眺めが絶景から四季を通じて訪れた。

しかし、今年に入り、彼女の出版してる本をこの土産物屋さんで購入する
内に有吉文学の偉大に共感し、「紀ノ川」「恍惚の人」「華岡青洲の妻」を
「複合汚染」を読んでみた。

「紀ノ川」「華岡青洲の妻」は歴史小説でそれはそれなりに趣きや和歌山の
方言、当時のしきたり等々読み応えがあった。

一方、「恍惚の人」は当時はまだ高度成長時代の中で高齢者と同居してる
夫婦と息子さんが認知症の祖父との生活をリアルたっぷりなタッチで描写し、今我々の世代の課題であることを有吉先生は事前に予測してる点を
凄いと感じる。

次に「複合汚染」は我々が今までそう関心がなかったこと。ただ公害は関心があったが。しかし、食の安全は一部の人は関心があったとして、ほとんどの人は売ってる食品を安心し料理して食べていた。、
しかし、この本を読んで、考え方が変わった。それは医療の考え方である。
この本で登場する医師である「梁瀬 義亮先生」は有吉先生と友人関係である。その医師は今は他界したが、現役の頃は昭和の青洲と有吉先生は
絶賛するほど論理的な考え方と私は受け止めた。それは今の医学は悪い
部位を治すことに注力。例えば癌になるとその部位を切除、胃が悪くなると
薬を服用すると言った事後処置である。

ところがこの医師は「健康を維持するには」「また不健康になったとき」は
薬で治せず、食べ物で治す方法を用いてる。
前者は今もそう研究していない。それは人間の体質、生活スタイルが千差万別だし、検証するには凄い時間と労力が必要である。でもこれからは
以前と違い、革命と高度なシュミュレーションを駆使することで完璧でないが不可能を可能に出来るのではと思う。

後者は今は当時より豊かになり、健康維持やアンチエイジングと言って
あれが良いとか、あれが悪いとか、またサプリメントで補給して健康維持しようと
してるのが現状ではないでしょうか?
そこで、先生が推奨することは戦前の農業を推奨してる。即ち堆肥を元で
土壌を豊かにして、そこに発生する害虫駆除は使用しない栽培。所謂有機栽培を唱えています。その食材こそが健康の原点と。
戦後、多量の栽培を得る為に化学肥料や農薬を使用して害虫を駆除している、今もこの栽培がほとんど。
これらは人間にとってはそう短い時間で身体の変調が起こさないが
多量に摂取すると「水俣病」等の公害患者が今も辛い日々を送ってます。
これにはその人の体質、汚染された野菜と他の要素もあり身体の変調が確たる証拠がない。これを複合汚染と言ってます。しかし、戦前の農法は
理にかなっってるのも事実ではないでしょうか?

最後に今中国で食の不安全な商品が出回ってるし、国内でも食品の偽装や捏造が増えてます。やはり消費者は知識を高め、自分で健康を維持する為には身から商品を選択する視点を向上することでしょうね。

以上簡単にエッセンスで記しました。が、違ってる点もあるでしょう。私見なんでその点はあしからず。

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