豊中市議会のインターネット中継が始まりました。導入費用約3500万円。直前には市はホームページを全面リニューアル、録画の再生もできるようにしました。たいした力の入れようです。
かたぐるしい議場に足を運ばなくても、いつでも好きなときに議員や市長の発言を確認できる。市政に関心のあるものにとっては大切なメディアの出現です。
本会議初日の9月5日(金)、本番開始前後の緊張した議場の雰囲気を味わい、あとは自宅でゆっくり観察しました。
といっても議場は変わっていません。議席の配置も…。変化は傍聴席の左右の天井から吊り下げられた2台の大型液晶モニターに現れる映像です。
議長席のうしろにあるズームカメラが議員たちの表情を写し出していました。
今までは議員の後ろ姿しか見えませんから、われらの代表36人がどんな風に説明に聞き入っているのか、こっくりしていてもわかりません。こんな心配を吹き飛ばす画像が映るようになったのです。素晴らしい進化です。
傍聴席上部にあるもう一台のカメラは、市長や幹部、議長や登壇者の表情を精緻にとらえています。
双眼鏡の持ち込みを許してほしいなというは心配はなくなりました。
議員席や理事席にはモニターがないので、ご自分がどんな具合に撮影されているかが判りません。で、なんとなくお行儀よく見えました。
午後1時、本会議開始を告げる議長のことばは「市民の皆さま」ではじまりました。
大阪府下の一番手、府議会に続く試みです。市民の負託に応える議会にしたいという意気込みを感ずる挨拶でした。
さて、自宅に戻り、エンドマークが出るまで見たのですが、初日は膨大な案件の報告と採決の繰り返しで、論議は皆無。単調でしたので画面を最小化し、声を聞き、珈琲をのみながら手紙を書いておりました。
傍聴席ではこんなことはできませんね。
そうそう、閉会直前、挙手した議員がいました。無所属・無会派の29歳の神原宏一郎議員です(写真)。
大急ぎでデジカメのシャッターを押し、あとで感想を問うとメールが入りました。
「質疑の最中、他の議員の意見(野次)がどの程度、飛び交い、それがネット上でどのように聞こえているのか気になっていました。が、これまでほど野次がなかったように感じました」
「カメラを過剰に意識する必要はないとは思いますが、ネットを通じて視聴して下さる方々に、自分の意見や提案をしっかりと届けるため、またその場の臨場感や緊張感を少しでも感じて頂けるような質疑や討論を行っていきたいと思っています」
「多額の税金をかけて実現した議会中継が、多くの方々に活用され、導入されて良かったと思われるような審議を展開していく責任が、私たち議員や行政職員一人ひとりに課せられていると思います」
ところで、9月29日まで本会議があるそうですが、ナマ中継のある日は、9月25日、26日、29日の3日間だけ。委員会の中継はナシ。
もったいない話ですが、国会でも委員会にカメラが入ったのは比較的最近か。
まずは議会中継が実現したことをすなおに喜び、委員会中継が早く実現することを祈るばかり。
録画再生できることになっていますが、9日朝現在、閲覧の用意がしてありません。これは議会中継を委託されている民間会社の事情でしょうか。
公約は守ってほしいな。
9月1週目のあわただしかったこと。24時間テレビ応援。統計調査準備。田舎のあばらやのこと。