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なんでもありです

プロフィール
「国東半島 歌の巡礼」を復活したい [2007年10月31日(水) ]
きょうは10月31日。なんだか一日得した感じで、外付けHDの写真を整理した。
500枚ほどはアルバーソ・チカの記録である。かれと出会った阪神大震災の翌年から2003年春のラストコンサートまでだが、その中に由布院の「夢鹿(ムジーカ)」で歌ったときの写真が残っていた。消したと思っていた。
2001年5月17日の日付がある。多分、旧国見町の双国高校で開いた演奏会の翌日だったか、八女町の友人宅へ行くかれを由布院まで送ったとき、昼食に立ち寄ったレストランだった。
ソンブレロにギターケース、それがマスターの目に入り、歌わせてもらうことになった。雰囲気にマッチし、翌年11月17・18日のコンサートに結びついた。

人生、なにがきっかけになるかわからんという例である。


チカは2003年6月12日に昇天した。愛するラテン音楽を、1本のギターで奏で、歌い続けながら・・・。

得意としていたのはトリオ・ロス・パンチョスの歌。そして今でも忘れられないのは、自作の叙情歌『夢の旅人』である。
帰阪前日の夜、英ちゃんたちと開いた囲炉裏会議のテーマは、かれの遺した「国東半島 歌の巡礼の道」の復活だった。


あー 夏の緑の あー さわやかな
地に根ざし生きる 豊かなる大地
夢にまでも想い続けた パインの甘き香りにも似て
轍の続く細い道に 今日も種まく君の姿

あー 丘の木漏れ日 あー おだやかな
揺れ動く君の 黒髪なでるしぐさ
夢にまでも 想い続けた
空遠く ちぎれ行く雲に似て
牛車に揺られながら 君は軽く手を振り 家路につく

想い出を辿りながら 幼き頃に出会った人に似て
夢よ もう一度と問えば 聞こえるものは風の音




Posted at 19:55 | 日記 | この記事のURL
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国東半島秋 5 またくるね [2007年10月30日(火) ]

週末は天気が悪いようである。急がなくてはと思うけれど作業にノルマがないから適当に休む。ノルマがないのがいい。
トンボを観察していると、別府のかんちゃんから「あす、日本一の吊り橋へつれて行くぞ」の声。ありがたい。

翌朝、分家のHさんの車に便乗、日豊線の杵築駅へ。Hさんは駅の近くに車をあずけ、大分市内へ出勤である。あと数年で長距離通勤を卒業したいと言っていた。杵築駅は昭和41年春に廃線になった国東線の終点であった。国東から一時間以上かかった。左へ行けば別府へ、右に行けば門司へ、そして京都へ。いかんいかん。また脱線である。先へ行こう。



別府駅でかれの愛犬ペロのぺろぺろに歓迎され、由布院へ。途中、山岳遭難者の救助訓練を見学し、中谷健太郎さんの亀の井別荘と金鱗湖をひとまわり。きょねんの10月に開通した九重町の「九重“夢”大吊橋」へ。
長さ390m、高さ173m、人専用としては日本一の規模。総工費約20億円。すでに200万人が橋を渡ったそうである。小さな町のがんばる姿である。
ぼくは行って戻るだけの橋には用がないので眺めるだけにしたが、どうかブームにおわらないように・・・。


ペロくんありがとう。かんちゃんありがとう。

奈良にお住まいの手描き友禅染ときり絵の名手の温かいお言葉のおかげでブログをつづってきたが、あさっては11月。のんびりしていると国東日記は来年に突入するので、明日でおしまいにすることにしよう。

ありがとうございました。

Posted at 05:23 | 日記 | この記事のURL
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国東半島秋 4 勲章の始末 [2007年10月28日(日) ]
少年時代の文章や通知簿を眺めていると、あっというまに時間が経つ。
「いじめ」からかばってくれた先生、学芸会で「青い鳥」のミチル役をしてくれたかわいこちゃんは、今、どうしているだろうかななど・・・。これらはぼく自身のことだから、記憶力を奮起させ頭を活性化させハートを燃やす効果がある。

だが、お地蔵さんの引き出しに無造作に入っていたオヤジの勲章を見つけたときは驚いた。




勲六等旭日章や勲四等瑞宝章などである。「勲章Wikipedia」を読むと、勲章の由来や種類、価値があるていどわかる。しかし、オヤジもお袋も、その勲章について話をしたことがなかった。

「ねうちもんとちゃいますか」
「ヤフーのオークションで高く売らはったら」
という人がいたが、さあ、どうしょう。
僕が持っていても、箔がつくわけはないのである。
とりあえず、次の機会まで、お地蔵さん、守っていてくださいね、とお願いして引き出しを閉めた。

Posted at 13:43 | 日記 | この記事のURL
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茂山千作さん文化勲章 [2007年10月28日(日) ]
狂言師の四世・茂山千作さんが文化勲章を受賞されるという嬉しいニュース。狂言師の受賞は初めてである。創造性あふれる活動で古典芸能の発展に貢献されたことが評価されたとある。

千作さんは1919年生まれの87歳。『狂言名作シリーズ』をテレビで放送していただいたときのお年は、40代突入の前後、脂ぎった、渋くて大きな声で、千之丞さんたちと代表的な作品や新作狂言を伝えていただいた光景を思い出す。
昭和35年春にスタートした番組は「棒しばり」「千鳥」といったポピュラーなものから「うつぼ猿」「髭櫓」の大曲を毎週一番ずつ紹介し、ゲストにその魅力や楽しさを語っていただいた。
シリーズのあと、『夏体みこども狂言』を放送したが、なかでも京都・清水寺から生中継した『蟹山伏』は圧巻だった。

大峯山の修行をおえた山伏が強力たちを従えて帰国の途中、カニの精があらわれ、「二眼天(じがんてん)にあり、一甲(いっこう)地に付かず、大足(たいそく)二足(にそく)、小足(しょうそく)八足(はっそく)、右行左行(うぎょうさぎょう)して遊ぶものの精にてあるぞとよ」とハサミを振りたて、山伏と問答する筋書きだった。舞台に見立てた清水さんの石段で、いま、お豆腐狂言を支えているちびっこ狂言師たちが熱演した。


『狂言名作シリーズ』最終回の記念写真である。
中心にいるのは先代の千作さん(昭和61年7月19日逝去)、その左で「1960年8月」のパターンを手にされているのが現在の千作さんである。後ろのちびっこは、千五郎さんか七五三さんか。どちらだろう?

あれから47年。まことにめでたやなめでたやな、のニュースであった。

Posted at 05:52 | 日記 | この記事のURL
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国東半島秋 3 お袋が大事にしていた包みの中身 [2007年10月25日(木) ]



きょうは笹竹に侵入された勉強部屋の片付けだ。長持ちや座卓などをとりあえず庭先に運んだが、床板が腐っているので這うような作業がつづく。

西向き。屋敷林のかげで暗い。
隣りはポットントイレ。今はそうではないが、よくもまあ、こんなところで勉強したもんだと思うのである。

座卓の引き出しに、油紙で包んだ束があった。
開ける。小学校と中学校の卒業証書、期末テスト、通信簿、そして作文。

「農繁期休み 稲刈り」 6年2組 XX X

ふと目が覚めた。遠くの方で脱穀機の音。
僕はふとんをけって飛び起きた。
外に出てみると空は青々として、朝風がそよそよと吹き、
東の空は日の出前でうす赤く、きれいだ。
大根の葉やなっぱは、露で新鮮味を帯びている。

「お母さん、うちの稲はいつ刈るのですか」とお聞きしますと、
「さあ、もう刈っていいでしょう。まだちょっと青いけれど。
今からお母さんは配給物を取ってきます」

と母は言ったので、田圃に行った。まだ露がいっぱいだ。
しかし、横に三列だけ刈ってみた。露が手について気持ちが悪い。
露が晴れるまで勉強しようと思って国語一の「お母さん」と二の「外国から来た言葉」を十ぺんずつ読んだ。今度の国語教科書は面白くもありむつかしくもある。

露もだいぶ取れたので、稲を刈っていると、宮田一昭君と台君が手伝いに来た。ちょうど2丁鎌があったので貸してあげた。
風のため稲が倒れているので、刈るのに苦心している。
ふたりとも初めての稲刈りで、刈っているのを見ると、まるでのこぎりのようにゴシゴシとやっている。もみが落ちそうだ。
しばらくするうちにだんだん慣れてきて面白いほど進んでいく。

そのうちに母も帰ってきて、昼前に刈ってしまった。
ほっとして、辺りを見回すと稲の立っているところはあまり見当たらない。
午後はお地蔵様の前の田を刈った。
明日は脱穀をしようと思った。


「今度の国語教科書は面白くもありむつかしくもある」
なんと生意気な書き方か。

「お母さん、うちの稲はいつ刈るのですか」
なんとも他人行儀の書き方。

河野先生の渋い顔を思い出した。あとでカズアキとヤスシとのスリーショットがあったので、記念に貼り付けておくことにした。ふたりは元気にやっているだろうか。

こんなことをしているから、作業ははかどらないのである。

Posted at 06:39 | この記事のURL
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国東半島秋深し 2 深夜の訪問者 [2007年10月15日(月) ]
ガシャガシャ。にぎやかなクツワムシの声で目がさめました。
まだ3時、夜明けにはまだだいぶ時間があります。
枕もとに虫がやってきました。キリギリスのようです。
窓は閉めても、どこからでも入ってこれます。
しばらく観察することにしました。




きりきりきりきり、きりぎりす
がちゃがちゃがちゃがちゃ、くつわ虫
あとから馬おい、おいついて
ちょんちょんちょんちょん、すいっちょん
秋の夜長を、鳴き通す
ああおもしろい、
虫のこえ


夜食は、Yさん夫婦が持参されたソーメン瓜。カボス入りの酢味噌につけてつるつる。焼酎「とっぱい」とよくあいました。
2日目(9/30)は、竹垣をすっきりさせること、地蔵堂の整理です。

Posted at 03:37 | この記事のURL
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国東半島秋深し 1 [2007年10月10日(水) ]


数日前、国東半島から帰阪しました。滞在中は天気に恵まれ、草刈りや庭木手入れなどに追われました。
といっても、コスモスや彼岸花に囲まれた環境です。いつも作務衣のポケットにデジカメを入れて作業をしていたので、雉のファミリーの表情などをキャッチすることができました。

5月にきたとき名づけたケーンタロウが2羽の子どもをつれて遊びに来てくれました。前庭の柿の木にとまったり、お地蔵さんの茂みでかくれんぼうをしたり・・・。



















そして、夜になると、キリギリスやクツワムシがコーラスを聞かせてくれました。

きりきりきりきり きりぎりす がちゃがちゃがちゃがちゃ くつわ虫
あとから馬おい おいついて ちょんちょんちょんちょん すいっちょん
秋の夜長を 鳴き通す ああおもしろい 虫のこえ



おかげで、寝不足の日々がつづきました。
いま、ぐったりとしているところです。


Posted at 23:31 | この記事のURL
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