
「ご姉妹ですか?」
買い物に行くと店員さんからかけられる言葉、私はとても嬉しかった。
今の自分ではありません。亡き母との事です。
母は若くて綺麗な人でした。(残念ながら、なぜか似なかったのですね。)
その母が48歳のとき乳がんにかかり、私は聞いたとき
涙がとまりません末期でした。手術を終えたのが8月、
先生曰く、行きたい所があったら連れて行きなさい。って。
母はうすうす、もうだめかもと気が付いていました。
体力がないので、遠くへはいけないから、
箱根の温泉へ行きたいと、その年の9月から、
何回も宿泊しに行きましたよ。
その中で大平台の温泉へ、乳房を片方とったので、
大きなホテルはいやといい、ちいさな、旅館に行きました。
窓をあけると、その眼下に金木犀と銀木犀の木が沢山あり、
とてもよい香りが漂っていたのを覚えています。
それから2年後、母は他界しました。
今でも、大平台の駅の傍には大きな銀木犀があります。
母の隣には気が付くと私がいて、私の隣には母がいた。
そんな母娘でした。
金木犀の香る季節は、未だに、母の思い出に浸っております。
今日の夕方、我が家の金木犀も香り始めました。
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at 18:30
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