昨日10日(火)、クライマーズハイの試写会に。
STAGEでの募集に幸いにも当りまして。
横山秀夫ミステリーが好きな私としては
2005年にNHKでドラマ化された後、
いつか映画化されるだろうと思っていました。
ただ、見に行く前は、一抹の杞憂もありました。
横山作品の中でも特に秀逸と思える原作を
どこまで映画として完成度の高いものに
できるか・・・。そして、NHKのドラマの出来が
非常によかったので、映画がそれに対抗しうるかと。
ドラマでの主役(悠木役)、佐藤浩市の際立った個性と
熱演に堤真一が迫れるか・・・・など。
結果、映画もドラマも甲乙付けがたい出来栄えでした。
製作スタッフ陣、特に監督の原田眞人は、当然、
NHKのドラマは意識していたでしょうし、当然
それを超えるものを創ろうと意欲を燃やしたでしょう。
映像としての迫力は、さすがに映画の方が上回っています。
JAL123便、ジャンボ機の御巣鷹山での墜落という
地元新聞社としては、未曾有の大事件に遭遇した
編集部の修羅場のような場面の連続、
トランシーバーもなく、まして携帯電話など想像も
できなかった80年代の頃の地方部記者が
夏の山中を汗と泥にまみれながら取材するさま、
衝立岩でのロッククライミングのシーンなど
テレビドラマでは敵わないスケールと迫力に
圧倒されます。

日航全権デスクとなる悠木を演じる堤真一の
時に火を噴きそうな熱演は、佐藤浩市のキャラに
引けをとらないものでした。
他にもドラマとの比較で興味深い俳優の
対比が堪能できました。
「大久保・連赤」(大久保清事件・連合赤軍事件)
時代に第一線の記者として活躍した
社会部長の轟を演じる、ドラマの岸部和徳、
映画の遠藤憲一、オーナー社主を演じる
ドラマの杉浦直樹対、映画の山崎努など、
皆、強烈な個性を放つ熱演で、ベテラン俳優の
演技力に魅せられます。
ただ、強いていえば、準主役ともいえる
現場雑感を任される記者、佐山役の
堺 雅人が十分に熱演ながら、あの汚れ役を
演じるには、ちょっと線が細いように思えたのは
私だけの主観なのか・・・?ドラマでの
大森南朋がはまり役だったように思えます。
原作にはない設定、ストーリー、エピソードも
映画には大分挿入されていましたが、
かといって原作の幹は崩さず、映画なりの
味付けだったように思われます。
原作やドラマではなかった、事故原因の
調査に女性記者が登場しますが、それが
「もがりの森」での主役、尾野真千子とは
すぐに気づかずにいました。地方新聞での
女性記者の立場や心情をうまく演じていました。
残念だったのは、かなり重要な役割のはずの
山友達の安西を演じる、高嶋政宏の存在感が
薄かったこと、ドラマでの赤井英和は完全に
ミスキャストと思えたことです。
でも、それを差し引いても十分に鑑賞に
耐える作品です。(邦画、健在なり!)
原作、ドラマ、映画・・・と3作品を楽しめたのは
「蝉しぐれ」以来ですが、3作品ともレベルの
高い出来栄えだったと思います。
「蝉しぐれ」の場合、映画が映像以外は
すべてNHKのドラマに比較して劣っていただけあり、
3作品がどれも、それぞれの特質を生かした
すぐれた作品になりえたことに満足です。
STAGEでの募集に幸いにも当りまして。
横山秀夫ミステリーが好きな私としては
2005年にNHKでドラマ化された後、
いつか映画化されるだろうと思っていました。
ただ、見に行く前は、一抹の杞憂もありました。
横山作品の中でも特に秀逸と思える原作を
どこまで映画として完成度の高いものに
できるか・・・。そして、NHKのドラマの出来が
非常によかったので、映画がそれに対抗しうるかと。
ドラマでの主役(悠木役)、佐藤浩市の際立った個性と
熱演に堤真一が迫れるか・・・・など。
結果、映画もドラマも甲乙付けがたい出来栄えでした。
製作スタッフ陣、特に監督の原田眞人は、当然、
NHKのドラマは意識していたでしょうし、当然
それを超えるものを創ろうと意欲を燃やしたでしょう。
映像としての迫力は、さすがに映画の方が上回っています。
JAL123便、ジャンボ機の御巣鷹山での墜落という
地元新聞社としては、未曾有の大事件に遭遇した
編集部の修羅場のような場面の連続、
トランシーバーもなく、まして携帯電話など想像も
できなかった80年代の頃の地方部記者が
夏の山中を汗と泥にまみれながら取材するさま、
衝立岩でのロッククライミングのシーンなど
テレビドラマでは敵わないスケールと迫力に
圧倒されます。

日航全権デスクとなる悠木を演じる堤真一の
時に火を噴きそうな熱演は、佐藤浩市のキャラに
引けをとらないものでした。
他にもドラマとの比較で興味深い俳優の
対比が堪能できました。
「大久保・連赤」(大久保清事件・連合赤軍事件)
時代に第一線の記者として活躍した
社会部長の轟を演じる、ドラマの岸部和徳、
映画の遠藤憲一、オーナー社主を演じる
ドラマの杉浦直樹対、映画の山崎努など、
皆、強烈な個性を放つ熱演で、ベテラン俳優の
演技力に魅せられます。
ただ、強いていえば、準主役ともいえる
現場雑感を任される記者、佐山役の
堺 雅人が十分に熱演ながら、あの汚れ役を
演じるには、ちょっと線が細いように思えたのは
私だけの主観なのか・・・?ドラマでの
大森南朋がはまり役だったように思えます。
原作にはない設定、ストーリー、エピソードも
映画には大分挿入されていましたが、
かといって原作の幹は崩さず、映画なりの
味付けだったように思われます。
原作やドラマではなかった、事故原因の
調査に女性記者が登場しますが、それが
「もがりの森」での主役、尾野真千子とは
すぐに気づかずにいました。地方新聞での
女性記者の立場や心情をうまく演じていました。
残念だったのは、かなり重要な役割のはずの
山友達の安西を演じる、高嶋政宏の存在感が
薄かったこと、ドラマでの赤井英和は完全に
ミスキャストと思えたことです。
でも、それを差し引いても十分に鑑賞に
耐える作品です。(邦画、健在なり!)
原作、ドラマ、映画・・・と3作品を楽しめたのは
「蝉しぐれ」以来ですが、3作品ともレベルの
高い出来栄えだったと思います。
「蝉しぐれ」の場合、映画が映像以外は
すべてNHKのドラマに比較して劣っていただけあり、
3作品がどれも、それぞれの特質を生かした
すぐれた作品になりえたことに満足です。
Posted
at 17:03
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コメント(9)
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あちらに詳しくお返事しています


ドキッ!!友達?と一緒でした)
はじめまして。コメントありがとうございます。
原作もドラマもご覧になった由、
ご同慶の至りです。映画もぜひご覧ください。
一緒に見に行った、ふだん結構辛口の娘も
かなりいい評価をしていました。
実際の事件が一番衝撃的なのですが、
一般人には、新聞社の取材・編集の現場など
縁がないので、ニュースをつくる立場から
見る視点の興味深さがあります。
「蝉しぐれ」はやはり、そう感じましたか。
身分制度の厳しいあの時代に
下級武士の辛さを演じるには、歌舞伎の
名家の御曹司では、とても無理と思います。
完全にミスキャストと思います。
タンゴ