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これぞ究極の日本文化だ! [2007年01月14日(日) ]
昨日、所沢市民文化センターで開催中の、「2007初心展」を覗いてみた。
書、絵画、大工、染め物、陶芸などを集めた市民の芸術コラボレーション
とも言うべきイベントである。今回で2回目。

その中で、宮大工関連の展示コーナーで、鉋(カンナ)の実演に釘付けと
なった。
いわゆる台鉋というごく普通に目にするあの鉋。しかし、その熟練大工さん
削り華(鉋くずのことを言う)は、透けている。これは、まさに「ミクロンの世界」の話である。


刃の仕込み、台の調整、刃の研ぎ出し、砥石、そして人間の技が見事に
一体化した時に、究極の削り華が生まれる。
10年ほど前から、「削ろう会」というイベントが各地で行われているそうであり、鉋の種類も色々あるが、代表的な台鉋で、最優秀のその鉋屑の厚さというか薄さは、5−7ミクロンであるから、びっくり暁天!


どうやら究極は、3ミクロンという。これ以下は、不可能に近い世界だ。
因みに髪の毛やティシュペーパーの厚みは60ミクロン。(1ミクロンは1000分の1ミリ)
この鉋の値段は、それこそピンからキリまで。3−5万円の鉋では、削り長さにして15mくらい使ったら、10万円で24mくらいで、研ぎ直す必要がある。
その砥石の値段は、鉋の3倍くらいすると聞いて、またびっくり。


この薄さの世界では、10ミクロンが壁らしい。今では、ドイツ、カナダ、アメリカにも「削ろう会」の支部があるが、もちろん鉋は日本製。

このすばらしい日本文化を守り、高度な技と共に残し伝えていくことの重みを感じさせられた有意義なひとときに感謝である。

Posted at 13:28 | この記事のURL
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