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ブラジル雑俳紀行9(イグアス) [2007年03月30日(金) ]
6 イグアスの滝

1 イグアスの語源はツピーグァラニー語でイグ=水、アスー=大きな、大きな水を意味するそうである。
世界三大瀑布の一つに数えられるイグアスの滝は、アルゼンチンとブラジルの国境をなすイグアス川と、パラナ川のほぼ合流地点に位置する。
全長2700m、落差75〜80mの断崖に水が流れ落ちるが、その水量は世界一といわれている。われわれは、2日に亘り3通りの方法で見学したがいずれも滝の轟音、圧倒されるような水流と水煙にはただただ驚嘆させられた。今年、アマゾンは水不足で緊急対策がとられていたが、イグアスは、例年の3倍以上の記録的水量があり、途中からは通行止めになっていた。
まず、イグアスを川から楽しむボートツアーである。
国立公園の森林の中をトラックとジープを乗り継ぎ、ボート乗り場まで行く。
そこから、ゴムボートに乗り、水飛沫を浴び、急流をガツンガツン音をたてながら滝に向かって上っていく。この川上りは、途中の滝壷の下にボートを突っ込んでくれたりしてスリル満点である。全身ずぶぬれ、乗客全員ワーワーキャーキャーで、まさに轟音と悲鳴のこだまする中で、水流を体感した。
● イグアスの激流に乗り 滝みかな

2 ホテルの前には遊歩道があり、約20分位で一番奥の滝に到着する。
その展望台では、滝からもうもうと立ち上る水煙を含んだ風が吹き付け、雲に連なる様が見え、水塊が轟音とともに流れ落ち様子がまじかで見られる。滝の落ちる豪快な風景は見飽きないものである。
国立公園の中にあるホテルの前の広場から前方を見ると、川の対岸数キロ先にアルゼンチンが見える。そこには、滝から上がる白い水煙と真っ青な空に森の緑が見えた。その風景も記憶に残る。
● イグアスの 青と緑と白の色







3 翌朝、アルゼンチン側からのイグアス見物に向かう。
ホテルから車で30分位で国境につく。滝が落ちている川の中心が国境である。
滝一帯は、22万5000haが国立公園である。
電車に乗って滝近くまで行き、電車を降りて森の中に造られた遊歩道を進むと滝の上に掛けられた橋が現れる。アルゼンチン側は、滝壺の上の部分に位置するため、すぐ真下に吸い込まれるように膨大な量の水が流れ落ちていくのを眺める。最大の見物は、「悪魔ののど笛」(ガルガンタ・ド・ジアボ )と呼ばれる滝で、もうもうと水煙をあげながら水が流れ落ち行く様である。角度によりその中に虹ができていた。
●イグアスの霧滴の中に 虹が映え

ここまでくると日本人がほとんどいない。イタリー、スペイン人などヨーロッパ系と地元アルゼンチンの人々が多く、皆、陽気である。
久しぶりにお天気もよく、揃って遠足を楽しんだという1日であった。


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ブラジル雑俳紀行8(リオ2) [2007年03月23日(金) ]
 帰途、サンボドロモと呼ばれるリオのカーニバルの会場を見学した。
普段は学校として機能している建物であるが、カーニバルの期間は800mの張り出し舞台がつくられ、延面積 は 85,000平方m、収容数 は 88,500名規模。と説明されても日曜のこのあたりは殺風景この上ないところである。   
リオのカーニバルは、歴史は古く、低い身分とされ抑えられている人々の夢の実現や憂さ晴らしを原流としているが、1935年からは公式パレードが行われるようになり、その後、州政府の強力なバックアップもあり、世界の3大祭りのひとつに数えられている。
テレビ、写真でみるパレードは、あでやかで豪華である。会場内に観光客用に衣装屋が出ていたが、そこに並んだ豪華衣装を身にまとってみたら、大きく重い。小柄な我々にはしっくり合わなかった。
● 豪華さと重さに驚く 衣装かな 


● カーニバル 踊る陰には雇用策


  
4 夜、9時開演のサンバ・ショーを見に出かける。 抜群のプロポーションの踊り子のサンバを見ながらブラジル人の情熱と明るさを実感し、カーニバルの一端を垣間見た気がした。

5 私たちが宿泊したホテルは、コパカバーナビーチに面していた。世界有数のビーチであるが、時期的な面から人出は少なく、近辺の住人がTシャツ短パン姿で散歩やジョギング、トレーニングをしているのが目立つ。やはり、この地区も治安が悪く、ビーチを散策するには水着で行かなければならないといわれ、ホテル近辺を歩くにとどめた。家内からはしきりに文句をいわれた。

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ブラジル雑俳紀行7(リオ1) [2007年03月16日(金) ]
5 リオ・デ・ジャネイロ

1 アマゾンから船と飛行機で、マナウス、ブラジリア、サンパウロ経由でリオ・デ・ジャネイロに行く。早朝出発、6時ごろ到着。ほぼ一日がかりである。船、飛行機とも満席であり、乗っている間は、寝ているか景色も含めて内外をみているだけである。
船で、ブラジルの高名な男優と一緒になったが、彼もよく寝ていた。ひたすら口を開けて寝ており、その姿はただのアンチャンで幻滅的である。
●アクターの寝姿見れば 興もさめ

ブラジルの国内線のスチュワーデスは若くて美人が多い。ラテン系が多く、やや面長で、職業上髪をアップにしているため、おでこがやや目立つ。この顔かたちのスチュワーデスがにっこりするとなんとなくピラニアの顔に似ているような気がした。
ピラニアとは、悪魔の魚という意味であるそうだが、よくよく見れば、おでこで、笑っているような目つきであり、結構美人顔のように思える。
同じ印象の美人が機内で何人もはたらいていた。
● ピラニアも よくよく見れば美人顔  
● スチュワーデス ピラニア顔が多くおり


ようやく、リオ・デ・ジャネイロについた。今夜は寝るだけである。

2 今日も、天気はあまりよくない。朝食後ベテランのガイド氏と連れ立って市内観光に行く。天気がよくないため、コルコバードの丘はガスがかかっており、ポン・デ・アスカールで街を概観したあとで、青空市場にいく。
丁度日曜日であり、運よく開かれていたのである。野菜、果物、魚介類、花など、品物の豊かさに驚く。魚介類はこの近辺で水揚げされたもの。野菜類はサンパウロ州から運んでくるが、日本人農家が作っているものが多く、ブラジルの農業における日本人の貢献度は非常に高い。
野菜もさることながら花卉の栽培も盛んなようで菊も出荷されていた。










● 緑野菜 青空市場に満ち溢れ  

コルコバード丘のキリスト像は行くたびに違った顔を見せてくれるということであるが、ガスのコルコバードにいく。このキリスト像はその大きさは、高さ30メートル、両手の長さ28メートルという巨大なもので、それが標高710mの丘のガスのなかにぼんやりと見える姿はなんとも神秘性がある。


Posted at 11:59 | この記事のURL
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アマゾン2 [2007年03月09日(金) ]
4 翌日午前中は、ジャングルのトレッキングである。川辺からあまり深く入らないため再生林が多く、アマゾンの大原生林を往く、という感触はない。マイナスイオンを思い切り吸ったという感じである。

昼前にホテルに戻り暫らく休憩。午後2時頃にホテルの裏のネグロ川支流にある桟橋から10−12人乗り位のモーター付カヌーでカボクロ(現地人)の村を見学し、ピラニア釣りという予定で出発。

一行はわれわれ6人に、ガイド、船頭各1人の計8人。快晴ではないがまずまずで波もない。30分ぐらい走るとネグロ川の本流に合流するが、合流直後から一天にわかに掻き曇り、スコールに見舞われた。おおきな雨粒が急に大量に降りつけ、同時に風もふき、あたかも暴風雨の中を走るようになる。雨足で前後左右がみえない状態となる。雨具をつけないと寒いのと体がいたいため、全員必死になって着ようとするが、雨風に打たれてなかなか困難であった。
一方、雨水は船にどんどんたまり、ガイドと船頭は水の掻き出しに追われ、このままでは横波を食らうと転覆の恐れも出てきた。そこで一同さらに救命具を着用することなったが、なにぶん悪天候下であり、始めてのことなのでうまくいかない。転覆するとピラニアに食われる恐れがあり、川の中の島にたどり着いたとしても、ワニの餌になりかねない。このためか、船頭は水を掻い出しながら、目的地にひた走りに走った。

約30分でようやく小雨になり、視界も開け、暫らくして目的地に着き上陸した。大アマゾンの洗礼を受けたということか。前週は何艘かのカヌーが転覆したとか。われわれの幸運を神に感謝し皆で喜んだ。
● 大アマゾン シャワーを浴びて身を清め
● 土砂降りのシャワーに打たれて命ごい









5 さて、いよいよピラニア釣りである。
ネグロ川から支流に入った岸辺近くに船を止め、みんなに釣竿と餌が配られる。
ピラニアは、性質が凶暴で、三角形の鋭い歯をもち、川を渡る牛や羊に群れをなして襲いかかり、肉を食い尽くすことがある危険な魚である。
ピラニア釣りの要領は、まず餌をつけた竿を投げいれ、水面を竿でバシャバシャと叩く。この音を聞きつけ、弱った魚や動物がいると勘違いして集まってくるピラニアを狙うと聞かされたが、その釣り場では肉片を餌にすれば入れ食いである。ただ、当たりがあっても、少し待ち、ぐっと飲み込んだと思われる頃合にあげるのがコツである。このコツを会得すれば、比較的易しい釣りではある。しかし、釣り上げた時は、必ずガイドに頼んで針をはずしてもらう必要があり、後処理は厄介である。
● ピラニヤは 魚の悪魔といういわれ
● ピラニヤも釣ってしまえば只の魚(うお)

釣れるピラニアは主に赤いピラニアナッテリー(赤)で、煮たり焼いたりして食べるそうである。

6 その夜は、ワニ狩りに行く。メンバーは昼と同じで8人。真っ暗なジャングルの中の水路をボートで進み、船頭がワニを生け捕りにする。電灯に反射するワニの目をさがし、手づかみで捕まえた子ワニをガイドがその生態を解説する。その後、子ワニは森に返される。この日の獲物は体長50−60センチの約2歳の子ワニであった。


闇夜の森は昼間と違った神秘的な顔をみせてくれるが、遠くから聞こえる蛙の鳴声に薄気味悪さを感じた。
●アマゾンの 闇に響くは蛙声

Posted at 13:32 | この記事のURL
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アマゾン1 [2007年03月02日(金) ]
アマゾン観光

1 アマゾン観光の目玉は、マナウスから数十キロ離れた森林の中のジャングルのロッジに滞在し、現地ではワニ狩り、カボクロ(現地人)の村を訪問、ピラニア釣り等を楽しむことにある。

9月16日小舟に乗ること約2時間。マナウスの北西60キロ地点で、ネグロ川の国立公園内にあり、アナヴィリャース群島の始まりの部分にあるジャングルのホテルにいった。


ホテルといっても森林のなかの言わば山小屋である。船着場から木製の歩道橋を長々と歩き高床式の建物に着く。現在は乾季であり、橋の下には土の部分もあるが、雨季に入ると一面水で、水上ホテルの様相になる。
ホテルの入り口では、沢山の野生猿やオウムなどが出迎えてくれる野趣がある。
マナウスの年間平均気温は27度Cだそうであるが、当日は、暑いという感触はなく、プールもあったが泳ぐ気は全くおこらない。
夕食は、マナウスのホテル同様にバイキング方式であるが、川魚の水炊きであるカルデラーダと思われる料理や、アマゾンの名物料理であるバナナの揚げ物がふんだんにあったのが印象的であった。

2 食後、たまたま当日行われた先住民の踊りを見に行った。 
パレンチンスで行われるアマゾン最大のお祭りにボイ・ブンバー というのがあり、その迫力と豪華さは世界的に注目されているとのことであるが、この日の出し物は、多分ボイ・ブンバーの流れを汲む踊りと思われる華やかで力強い踊りであった。音楽は打楽器によるもので、ブラジル音楽の原点ではと感じられた。
● アマゾネス 奏でる太鼓や サンバの音(ね)




 


3 ホテルというかロッジというか、いずれにせよジャングルにある。設備が完備されていることはない。何かの理由で、電気を使いすぎると停電が起こる。この日はどういうわけか、たびたび停電があったが、一旦停電になると月明かりでもない限り、真っ暗闇である。
最近の生活では経験がない暗闇で、室内にいても不安にかられる。足元もおぼつかなく全く動けなくなる。早々に売店で懐中電灯を入手しこれに備えた。
● 停電は 日常茶飯事 ジャングルロッジ


先住民の踊りが行われた場所は、ホテルの建物から数100m離れたところにある。危うげな歩道橋を渡っていかなければならず、足元を注意するため懐中電灯を照らしていたら、歩道橋の下の岸辺や水面に数多く光輝く点がある。いたるところ輝く点が数十個ずつあり、初めて見ると結構感動的なものであるが、その正体は、懐中電灯の光に反射していたワニの目。落ちたら大変と緊張しながら歩いたものである。
● 暗闇に ひかるは鰐の反射眼(はんしゃがん)
ワニ狩には、ワニの目が電灯の光を反射する原理が利用される。

Posted at 14:13 | この記事のURL
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