ビタミンDと一緒に 骨が丈夫になるんだから残さず牛乳を飲みなさい。子供の頃、毎日のように言われた事を思い出す。牛乳のカルシウム=骨が強くなるとと刷り込まれたのはその時だ。カルシウムは本当に骨にいいのか。新潟大大学院医歯学総合研究科の中村和利准教授らは40〜69歳の男女約7万6千人を対象に、カルシウムを摂る量と、交通事故などによる骨折を除いた腰椎の圧迫骨折との関連を調べた。
腰椎は腰にある5つの骨で、加齢でもろくなると、転倒などの激しい衝撃が加わらなくても骨がつぶれてしまう。腰が曲がった高齢者は腰椎の圧迫骨折を起こした状態だ。調査の結果、男性では関連は見られなかったが、女性では、カルシウム摂取量が最も少ないグループの人が腰椎骨折を起こす危険性は最多グループの人の2,1倍だった。06年の国民健康・栄養調査によると、40歳〜49歳の女性が食品から取る1日のカルシウム量は492g。この年代の女性の食事摂取基準の600mgにはたりていない。
牛乳は100gに焼く110mgのカルシウムを含む。朝、コップ1っ杯(約200g)の牛乳を飲めば、1日に必要なカルシウムの3分の1を摂れる。カロリーや脂質が気になる人は加工乳でもいい。低脂肪乳は130mg、脱脂乳は100mgのカルシウムを含んでいるからだ。骨の事を考えれば、腸のカルシウム吸収を促進させるビタミンDも積極的に取りたい。サケなどの魚類に多く含まれる。日光浴も血中のビタミンDを増やすが、日光に当たる時間が短くなる冬場こそ食べ物から取ることが大切だ。
ダイエットで不足 『骨がね、要注意よ』自治体で健診をうけた妻の診断結果を、本人に代わって聞きに行ったら担当の女性医師からそう言われてしまった。X線でみた骨密度が、同世代女性の平均を下回るというのだ。30代の今からこんな事ではいけない。直ちに、カルシウムなどをモットたくさん取ろうと本人に伝えた。摂取したカルシウムは、総てが体に吸収されるわけではない。
その効率は生後すぐが一番高く、思春期に2番目のピークを迎えるが、その後は徐々に吸収率が落ちていく。 骨は失うと取り戻すのが難しく、女性は更年期に骨量が大幅に減り、骨粗しょう症につながりやすい。だから、若いうちにたくさんためておき、それを保つ事が大切になる。カルシウムは十分に摂りたい。ところが、国民健康・栄養調査によると、20代と30代の女性は1日平均摂取量が476mgと、目標の600mgをだいぶ下回っていた。
新潟大の中村和利准教授達が女子大生106人を精密に調べたら平均摂取量380mgだった。欧米の同世代の半分ほどでしかない。ダイエットを気にしてか、乳製品や食事そのものを避けがちなのだという。やせるのはいいが、カルシウム不足がもとで高齢になっったときに骨がスカスカになり、外出もままならない様になってしまったら、お洒落の楽しみも激減する。取材を通して、授乳中はカルシウムを母乳にとられて、骨量が減る事を知った。授乳が終われば、減った分はほぼ元に戻るらしい。妻は授乳中、まずはホッとしたが、次回の健診まで油断は出来ない。(朝日新聞・田村建二)
腰椎は腰にある5つの骨で、加齢でもろくなると、転倒などの激しい衝撃が加わらなくても骨がつぶれてしまう。腰が曲がった高齢者は腰椎の圧迫骨折を起こした状態だ。調査の結果、男性では関連は見られなかったが、女性では、カルシウム摂取量が最も少ないグループの人が腰椎骨折を起こす危険性は最多グループの人の2,1倍だった。06年の国民健康・栄養調査によると、40歳〜49歳の女性が食品から取る1日のカルシウム量は492g。この年代の女性の食事摂取基準の600mgにはたりていない。
牛乳は100gに焼く110mgのカルシウムを含む。朝、コップ1っ杯(約200g)の牛乳を飲めば、1日に必要なカルシウムの3分の1を摂れる。カロリーや脂質が気になる人は加工乳でもいい。低脂肪乳は130mg、脱脂乳は100mgのカルシウムを含んでいるからだ。骨の事を考えれば、腸のカルシウム吸収を促進させるビタミンDも積極的に取りたい。サケなどの魚類に多く含まれる。日光浴も血中のビタミンDを増やすが、日光に当たる時間が短くなる冬場こそ食べ物から取ることが大切だ。
ダイエットで不足 『骨がね、要注意よ』自治体で健診をうけた妻の診断結果を、本人に代わって聞きに行ったら担当の女性医師からそう言われてしまった。X線でみた骨密度が、同世代女性の平均を下回るというのだ。30代の今からこんな事ではいけない。直ちに、カルシウムなどをモットたくさん取ろうと本人に伝えた。摂取したカルシウムは、総てが体に吸収されるわけではない。
その効率は生後すぐが一番高く、思春期に2番目のピークを迎えるが、その後は徐々に吸収率が落ちていく。 骨は失うと取り戻すのが難しく、女性は更年期に骨量が大幅に減り、骨粗しょう症につながりやすい。だから、若いうちにたくさんためておき、それを保つ事が大切になる。カルシウムは十分に摂りたい。ところが、国民健康・栄養調査によると、20代と30代の女性は1日平均摂取量が476mgと、目標の600mgをだいぶ下回っていた。
新潟大の中村和利准教授達が女子大生106人を精密に調べたら平均摂取量380mgだった。欧米の同世代の半分ほどでしかない。ダイエットを気にしてか、乳製品や食事そのものを避けがちなのだという。やせるのはいいが、カルシウム不足がもとで高齢になっったときに骨がスカスカになり、外出もままならない様になってしまったら、お洒落の楽しみも激減する。取材を通して、授乳中はカルシウムを母乳にとられて、骨量が減る事を知った。授乳が終われば、減った分はほぼ元に戻るらしい。妻は授乳中、まずはホッとしたが、次回の健診まで油断は出来ない。(朝日新聞・田村建二)
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