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紫外線とビタミンD[2008年11月30日(日) ]
冬こそ日のあたる場所へ     肌に皺ができる、皮膚がんの危険を招く・・・・・・太陽から降り注ぐ紫外線と言えば、体を痛めつける悪玉と見られることが殆ど。でも最近、健康にはむしろ利点の方が大きいと言う見方が出てきました。紫外線が弱まる冬は少し意識して、日に当たった方がいいかも知れません。

『 あれれ? 』ガンの疫学が専門の溝上哲也・国立国際医療センター部長は、大腸がんの死亡率を示した全国地図を眺めていて気に成った。東京などの大都市圏のほか、東北や日本海側など、日照量が比較的少ない地域で、死亡率が高めだったのだ。他のガンでも調べると、胃がんや膵臓がんなど、消化器のガン死亡で同じ様な傾向があった。結果は04年、放射線と健康に関する海外の専門誌で報告した。

ガンのリスクを高める要因は喫煙やお酒の飲みすぎ、運動不足などいろいろある。今のところ『日射量が少ないから、ガン脂肪が多い』とまでは断定できない。だが、緯度の高い地域ほど、ガン死亡率が多いと言う報告は、欧米にもいくつかある。鍵を握っているかもしれないのは、ビタミンDだ。魚、きのこと言った食品の中にもあるが、UVBという紫外線が肌に当たるのをきっかけに、体内で大量に出来る。

このビタミンDがガンを抑えるという説が国内外で出始めている。溝上さん達が福岡県の人たちを対象に調べたら、カルシウムとビタミンDの摂取が多く、尚且つ日光をたくさん浴びる人ほど、大腸がんにかかりにくいという傾向が有った。ビタミンDはカルシウムの吸収を高める役割が知られているが、ガン細胞が死ぬ事にも関係しているそうだ。

紫外線は皮膚がんの原因になり得る。でも欧米のチームは今年1月、『日を浴びる利点は害よりも大きい』という研究結果を発表した。世界各地のガン死亡率を検討したら、皮膚を含めた複数のガン死亡率が、日照の多い地域ほど低い傾向だった。 1年中、日光浴をする必要はない。  新潟県の女性の血中ビタミンD濃度を測っている中村和利・新潟大准教授によると、紫外線の多い夏は、不通の生活で十分足りていた。

不足がちになるのはこれからの季節。特に若い世代が足りなかった。  どれくらい浴びるのがいいのか。残念な事に、確かなデーターはまだない。夏なら週2〜3度、昼間に5〜10分ほど当たれば十分という指摘がある。気象庁データを見ると、夏の紫外線は冬に比べ、場所によって3〜9倍くらい強いので、冬は15分〜45分くらいが目安かもしれない。

紫外線の強さは場所によって違い、肌が白い人は、短時間でも、より影響を受けやすい。個人差が大きいので、1律には決めにくいそうだ。中村さんは『日焼けするほど長く浴びる必要は無いし、それはかえって肌によくありません』と助言する。 冬、食事からもビタミンDをたくさん摂っている人の血中濃度は、少なめの人より高い傾向がはっきり出た。魚で特に豊富なのはサケ。寒い季節に北海道の人たちが石狩鍋を食べるのは、健康面でも理にかなっていたのだ。

【 ビタミンDの主な供給源 】(魚)サケ、サンマ。(きのこ)キクラゲ、シイタケ
”””元気のひけつ・田村建二””””

Posted at 21:01 | 健康 | この記事のURL
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