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昭和史を紐解く−4(21〜25)

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昭和22年のこと(その1)[2007年05月25日(金) ]
♪緑の丘の 赤い屋根  とんがり帽子の 時計台
鐘が鳴ります キンコンカン  メイメイ仔山羊も 鳴いてます
風がそよそよ 丘の家  黄色いお窓は おいらの家よ〜


<「鐘の鳴る丘」(主題歌:とんがり帽子)>

【時代背景】

冒頭の歌の如く、戦争や空襲で両親を失なったり、親とはぐれた少年・少女が浮浪児となり、街に氾濫していた。この子等が収容された施設を描いたラジオドラマ「鐘の鳴る丘」がこの年を物語っている。

無論巷では、ひもじい生活がまだ続いていた。そんななか、占領政策の労働組合奨励策によって、組合の結成が勢いづく。そして2・1ゼネスト計画が出てくる。しかし、マッカーサー司令官の命令で、直前にストは中止に至る。このことが、革新勢力の主導権争いにも影響し、共産党は後退し社会党を有利にした。4月の両院選挙で社会党が第1党に、6月に社会党を首班とする片山哲内閣が誕生する。だが、民主・国協両党との連立のため、革新政権らしさを打ち出せず、大衆の夢を裏切っている。 
 
早速、出来事からみてゆく。

【政治・経済】


 1月  吉田首相・年頭の辞で労働運動指導者を「不逞の輩」と非難 ※-1
      全官公庁労働共闘会議2月1日無期限ゼネストを宣言
          (→マッカーサー中止命令)
 2月  マッカーサー・吉田首相へ総選挙実施を指示
 3月  主食供出に警察力による取締り始まる
 4月  第23回総選挙
      第一回知事・市町村長選挙。労働基準法公布。独占禁止法公布
 5月  日本国憲法施行される。 吉田内閣総辞職
 6月  片山内閣成立(社会・民主・国民協同の3党連立、自由党不参加) ※-2
 7月  公正取引委員会発足
 8月  広島で平和式典開催
10月  国家公務員法公布
      改正刑法公布(不敬罪・姦通罪廃止) ※-3
11月  第1回共同募金開始。職業安定法公布。
12月  警察法公布。内務省廃・臨時石炭鉱業管理法公布(炭鉱国家管理)
      改正民法、改正戸籍法公布(「家」制度廃止)
 
※印の項目詳細をみる

※1−吉田首相の「不逞の輩」発言
ワンマン首相の異名を持つ彼が、後世に残した放言の一つである。
二・一ストを目前の昭和21年の年末のこと、労働高勢が高まりデモの波が首相官邸や国会議事堂を包囲。吉田首相は元旦の放送で労働攻撃を激しく非難・・・「かかる不逞の輩が、我が国民中に多数あるとは信じない」とぶちあげ、労働運動へ挑戦するとともに、一般国民の賛成を求めるも、「不逞の輩」発言には、混乱のこ時代には民衆から不評を買っている。何故なら、インフレと食糧難が国民を追い詰めていたからである。

※2−片山内閣成立社会・民主・国民協同の3党連立、自由党不参加)
4月25日、第23回総選挙行われている。その結果、社会党が143人で第一党となり、自由党の131人を凌いだ。続いて民主党122、国民協同党29、共産党4、諸派・無所属で38となる。一党で絶対多数を占める政党が無いため多種の連立構想が浮上、結果的に5月23日の国会での首班指名で自由党議員の投票も得た片山内閣の誕生となる。組閣では自由党を除く社会・民主・国民協同3党連立でここに片山内閣が成立している。

※3−改正刑法公布(不敬罪・姦通罪廃止)
この年の5月に新憲法が施行され、これに伴って刑法や民法の一部も改正されている。刑法では不敬罪が廃止され、これまでの天皇に関することは重い刑を科せられていたものが、以降は一般人と同じく名誉毀損罪で裁かれることになる。また、新憲法の男女平等の原則により、これまで妻だけに適用されていた姦通罪も廃止されている。

つづく

Posted at 15:19 | 昭和史-4 | この記事のURL
コメント(6)

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コメント


MUSOU さま、

お久し振りで〜す!
パソコンが故障でしたか・・・
今やパソコンは、日時代生活に欠くべからざるものですので不自由な日々でしたね。
>『鐘の鳴丘』・・・やはりそうでしたか、自分もキンコンカン〜を楽しみにしていました。幼心にも、親と離れた子雀たちが可哀想ででしたね。
終戦になったとは言え、索漠としたその後の生活が待っていました。
お話の“野坂昭如”著書の如く出来事は、あちこちにあったのでしょうね。
Posted by:やうち  at 2007年05月27日(日) 00:03

ルルさま、

ようこそのお越しを!
菊田一夫・原作「鐘の鳴る丘」は、昭和27年7月から3年半、ラジオで放送していたのですね。幼心にあのかん高い川田正子の鐘が鳴ります キンコンカン〜は今でも耳に残っています。
お話の老人ホーム入所者の皆さんが、この歌を楽しくお歌いになるのも、きっと自分の子供の頃を重ねられるのでからょうね。
Posted by:やうち  at 2007年05月26日(土) 22:51

マリーさま、  

ようこそのお越しを!
>団塊の世代・・・この年は第一次ベビーブームとなり、日本の総人口が前年度対比で1,2倍になったそうです。そしてその方達が今定年をお迎えになるんですね。
Posted by:やうち  at 2007年05月26日(土) 22:26

PCが故障していたため、コメント書けませんでした。復活しましたので又書かせて下さい。

『鐘の鳴丘』音楽がなると、家のラジオで聞いていたのをはっきり覚えています。

戦災孤児で、上野の構内で暮らしたという会社の先輩が居ました。俺に書く力があったら当事のことを書きたいと飲むとはなしておりました。野坂昭如『火垂るの墓』のような話が数多くあったのでしょうね。
Posted by:MUSOU  at 2007年05月26日(土) 18:26

この歌は子供の頃に父に教えて貰い、今も大好きです〜
老人ホームボラでも皆さん楽しそうに歌われます。
個人的に4番が好き、今の気持ちにも合って、何となく涙ぐんでしまいます… 

おやすみなさい 空の星  おやすみなさい 仲間たち
鐘が鳴ります キンコンカン  昨日にまさる 今日よりも
明日はもっと 倖せに  みんななかよく おやすみなさい
Posted by:ルル  at 2007年05月26日(土) 18:01

だんだん自分が生まれた頃にちかずいてきましたそろそろ 団塊の世代の登場ですね。
Posted by:マリー  at 2007年05月26日(土) 15:15