そしてその間を大勢の人が行き来していて、過疎の村に住んでいる人には羨ましいだろうぐらいの賑わい。
オラッチ達は地下に着いてまっしぐらに食堂に向かった。
食堂の前に有るサンプルを見、食券を売るおばさんの前に行き、各々の食べるものを注文する。
「半ちゃんラーメン」
オラッチは幾ら払ったか忘れたが随分と安かったな。
食券をひらひらさせながら列に並んで、横にあるお盆を引き寄せコップ等乗せる。
ラーメンとチャーハンを食べながら他を見やると、
周りの人たちは屈託無いように黙々と、又は賑やかに談笑しながらの食事風景。
オラッチも一緒に来た人たちと話しながら食べるんだが・・
直前までの裁判の事が頭をよぎって、そして虐めで自殺された両親の顔を思い出して話が滞る思い。
あのご両親は今でも食事を美味しい!と思って食べてるのだろうか。
皿の上の盛り付けを、美しいと思って食べる事が出来るのだろうか。
娘さんが無残な亡くなりかたをした時点から、世の中の様相が一変した思いではないだろうか。
それまでは笑いながらの食事やら、小言を言いながらの食事でも、それはそれで美味しかったはず。
果物やらスイーツも
「まあ〜綺麗」とか
「甘くて美味しい!」とか
顔を見合わせて食べた事と思う。
あれからは・・・・
深々と悲しみを胸に浸み込ませた両親のお顔、
時々笑顔は見せるが、それは苦い。
もうこれからは心から美味しいと言う食べ物は無いのだろうか、、そんな事を想像しながら、
オラッチはラーメンをすすりました。
Posted
at 15:23
| この記事のURL
コメント(6)
| トラックバック(0)
