★京都・四条通の東の突き当たりにある「八坂神社の象徴」西楼門(重要文化財)が九十四年ぶりに修理されることになり、工事のためにすっぽりと覆われてしまった。
総工費一億五千万円をかけ、十一月に化粧直しを終えてお目見えする。
西楼門は高さ九.一b、幅七.八b、奥行き四.三b。
平安時代末期から鎌倉時代初期の歌人藤原俊成が「祇園百首」に詠んでおり、その頃の創建といわれる。応仁の乱で焼失し、一四九七(明応六)年に再建された。
一九一二(明治四十五)年に解体修理され、翌年大正二年の四条通の拡張に合わせて、少し北東の現在の場所に移された。
★上京区・大報恩寺(千本釈迦堂)で二十二日、恒例の「千本釈迦念仏(遺教経会)ゆいきょうぎょうえ」が営まれ、釈迦の遺徳を偲んだ。
二代目住職の如輪が七百数十年前に始めたと言われ、吉田兼好の「徒然草」にも記される伝統行事。
釈迦の最後の教えをまとめた「遺教経」をわかりやすく訓読みし、節をつけて唱和する。
本堂では僧侶約三十人が独特の節回しで念仏を唱え、参拝者が声を合わせて先祖に感謝し家内安全を祈った。
同時に年に一度の涅槃図の公開もあった。

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