★浄土真宗中興の祖・蓮如の肖像画「御影」とともに、真宗大谷派本山・東本願寺から福井県あわら市・吉崎別院まで往復五百二十`ある全行程を歩いて往復する恒例行事「蓮如上人御影道中」が四月十七日、東本願寺を出発した。
蓮如(一四一五〜九九)が他宗から迫害され、京都を追われ越前・吉崎を拠点に教化した苦労をしのぶとともに、その遺徳を伝えるため、吉崎別院で毎年二十三日から営まれる法要に合わせて一七五二年(約二百五十年前)から続く伝統行事。
東本願寺の阿弥陀堂で「御下向式」が営まれ、御影が輿に納められた。
続いて供奉人と呼ばれる門信徒と僧侶の計八人が御影を輿に収め、リヤカーに載せて「蓮如上人さま、東本願寺をおたーちー」のかけ声を合図にお寺をでた。
一行には一般参加者二十二名が随行する。
法要の後、五月二日に吉崎を発ち五月九日に東本願寺に戻る。
★府下山城町綺田(かばた)の「蟹の恩返し」の物語で知られる蟹満寺で四月十八日、カニに一年間の感謝をし、商売繁盛や豊漁を祈願する「蟹供養放生会」が営まれた。
平安時代後期の今昔物語などに記される「蟹満寺縁起」は、カエルを飲み込もうとしていたヘビに、父が「放したら娘を嫁にやる」と言ったためヘビに迫られた娘が、自分がかって助けたカニによって救われた、という話。
国宝の釈迦如来坐像を安置する本堂前で琴と尺八が演奏された後、観音堂で山伏や僧侶計九人が護摩を焚いた。
祭壇にはタラバカニ二匹を供え、読経が響くなか、全国のカニを扱う関係者や水産業者らが約三百匹のサワガニを次々と放した。
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