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“おいない”の京都情報 [2007年07月24日(火) ]
2007年 7月 16日(月)
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【祇 園 祭 シ リ ー ズ】



★祇園祭の宵山の七月十六日の朝、山鉾巡行の無事を祈る献茶式が八坂神社であり、今日庵裏千家坐忘斎家元による抹茶を神前に奉納する「祇園・八坂神社 御献茶式」の神事があった。
「祇園さんのお献茶」として一九四六(昭和二十一)年に始まり、表千家と裏千家が一年交代でお手前を披露している。今年は裏千家の担当で、 太鼓の音を合図に本殿で儀式が始まり、家元が霊泉「八坂の神水」を用いて濃茶と薄茶を一服ずつたて、神職の手で神前に供える。
そばにある別棟の能舞台では長刀鉾の囃子方が奉納する祇園囃子が響き、荘厳な祭り情緒が漂った。
御献茶式には京都の茶道関係者だけでなく、全国から茶人が集まる。
約千枚の参列券が発行されているが、参列できるのは先着の百五十人程度のみ。
そこで、神社境内とその周辺に拝服席・副席・協賛席の茶席が設けられる。




★山鉾巡行を翌日に控えた十六日、巡行前の恒例行事で左京区・聖護院(本山修験宗総本山)の山伏たちが修験道ゆかりの七つの山を巡拝し、巡行の無事や町内の発展を祈願した。
山伏約三十人が、六角堂を出発し、ほら貝を吹き鳴らし、錫杖を響かせながら、浄妙山、山伏山、霰天神山、南観音山、北観音山、八幡山の各山を巡拝。
各町会所に安置されたご神体の前で般若心経を唱えた。
最後に、修験道の開祖・役行者をご神体の一つとしてまつる役行者山を訪れ、問答に続いて四方と鬼門の方向に矢を放ち、読経が響くなかで護摩をたいた。




★宵山の十六日の深夜、南観音山で独特の儀式「暴れ観音」が行われた。
ご神体の揚柳観音を台座に縛り付け、激しく振りながら町内を走り回る豪快な行事。
南観音山だけの珍しい儀式。




★☆三連休初日の十四日の宵々々山は、大型台風が近づく中で迎えたが、昨年に比べて十四万人少ない七万人にとどまった。
翌十五日の宵々山は台風で人出が少なかった前夜とは一転、三連休の中日にも重なり、山鉾町界隈は人、人、人の波、波、波……。
昨年より十六万人多い四十二万人が繰り出し、四条通と烏丸通の歩行者天国は、駒形提灯に明かりが灯り「コンチキチン」の囃子が鳴り出すと祭ムードは最高潮、 身動きが出来ないほどに埋め尽くし、混み合った。
十六日の宵山は三十八万人が詰めかけた。


今年は前半が台風のため、延べ約九十万人にとどまった。

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“おいない”の京都情報 [2007年07月24日(火) ]
2007年 7月 15日(日)

【京 の 季 節 の 花 便 り】



★右京区・大覚寺境内にある大沢池で七月十五日、十七年ぶりにハスの花が復活したのを記念して、船上から花の観賞を楽しむ行事「観蓮節」が初めて開かれた。
観蓮節は奈良時代から始まったとされる宮中行事。
大沢池は一九八八年、増え続けていた水草の繁殖を防ごうと、外來魚ソウギョ約千匹が放たれたが、ソウギョがハスを全部食べ尽くしてしまい、更に池の周囲の木の根なども食べたため、水質が悪化してしてしまった。
二〇〇一年、ソウギョの適正数の捕獲などに取り組んだ結果、昨年、池の一画に赤いハスが開花し、今年も順調に花を咲かせている。




★「蓮の寺」として有名な右京区花園・法金剛院で恒例のハスを楽しむ「観蓮会」が開かれている。
法金剛院には、待賢門院が平安時代末期に極楽浄土を模して造園させた回遊式の庭園がある。ハスは極楽浄土に咲く花とされ、庭園には中国やインド原産の約八十種類のハスが名勝の苑池や鉢に植えられている。
淡いピンクや透き通るような白色、濃い赤色などの花や色づいたつぼみの華麗な花が見頃を迎えている。
夏の強い日差しを受け、輝く大輪の花を咲かせている。
早朝に美しく咲くので開門時間を早めて午前七時に観蓮会を開いている。
「かんかん照った後は数日したらよく咲く」と住職は話す。 七月二十九日まで。

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“おいない”の京都情報 [2007年07月24日(火) ]
2007年 7月 14日(土)

【祇 園 祭 シ リ ー ズ】

江戸時代末期の蛤御門の変の大火で焼失した大船鉾の保存会は、懸装品の半数が今年二月に京都市の有形民俗文化財の指定を受けたことを記念し、昨年に続き二年連続で飾り席を設置した。
鳳凰と竜を描いた水引を十三年ぶりに公開。
皇室から贈られた唐びつも展示するなど、昨年に比べて展示数を大幅に増やした。
鉾は焼けたが立派なものが残っている。


★ 宵山の見どころ



祇園祭のムードをいっそう盛り上げるのは山鉾巡行(十七日)の三日前から「宵々々山」(十四日)・「宵々山」(十五日)・「宵山」(十六日)と呼ばれ、飾り付けを終えた「鉾」や「山」が各町で披露され、夕方から駒形提灯に照らされた山鉾は幻想的。
山鉾が立ち並ぶ四条通は祇園・八坂神社から堀川通までの間、夕暮れから歩行者天国となり、昨年は三日間で約百二十万人もの見物客が繰り出し、蒸し暑い京都の夜を祇園囃子に耳を傾けたり、山鉾や露店を巡る人たちで夜遅くまで賑わう。
十六日の宵山でフィーバーに達し、祇園祭もクライマックスを迎え、十七日の華麗な夏絵巻「山鉾巡行」へと日本の祭礼の原点とも称せられる祇園祭は繰り広げられていく。



宵山の期間には、町内の旧家などで家に伝わる財宝が展示される。
町屋造りの旧家や老舗が守り伝えてきた屏風や絵画、書画、骨董品や織物などの美術品を通りに面した表の座敷に飾り、四季の花をしつらえて見物客に披露する「屏風祭」も、山鉾の町内に響きわたるお囃子と共に祇園祭の魅力の一つ。
街全体が宵やみと共に、巨大な美術館に変身する一年一回のひととき。
お囃子に浸りながら大路小路を巡れば祇園祭を担ってきた町衆の財力と心意地を目の当たりに出来る。


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