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“おいない”の京都情報 [2007年05月31日(木) ]
 【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】



★初夏の宵の風物詩、かがり火に優美な舞が映える幽玄の世界を彩る伝統芸能、恒例「京都薪能」は全国でも最も古い薪能の一つ、平安初期の八六九(貞観十一)年、奈良・興福寺の法会「修二会」で奉納された薪猿楽がルーツとされる。
金春、観世、宝生、金剛の大和能楽四座が競演。
京都薪能は一九五〇年に始まり、観世流・金剛流・狂言大蔵流など流派を超えて能楽師たちが一同に集い、古都・平安神宮で開かれる。今年で五十八回目
[会 期]  六 月 一日(金)、二日(土) (雨天順延)
[会 場]  平安神宮
[開 演]  午後五時半
[入場料]   当日券  三千三百円 (前売り 二千五百円)


∞今年は「雪月花」のテーマにちなんだ演目が上演される∞

一日目は 
能 (観世流)「嵐 山」――桜満開の嵐山に、にぎやかな猿たちの婿入り。
              そして神々の神遊びに蔵王権現の来現――
火 入 式

能 (金剛流)「 雪 」 ――月に輝き風に舞う雪の精。白一色の世界――

狂言(大蔵流)「吹 取」――笛の音に乗せて妻乞いに!!。
              月明りに照らされながらやってきたお妻様は…――

能 (観世流)「鵜 飼」――暗夜の密漁により地獄に堕ちた老人は宿業の鵜を使う。 閻魔の救済――

二日目は
能 (観世流)「氷 室」――氷室守を守る氷は朝廷への捧げもの。やがて社人の雪乞 いに谷風水辺凍え凍り、氷室の神の出現――

火 入 式

能 (観世流)「松 風」――須磨の浦、月光に濡れて汐を汲む海女。 それは行平を慕う恋の影法師――

狂言(大蔵流)「木六駄」――雪にたわむれ、牛を曳きながら伯父さんの所へお使いに!! あまりの寒さに太郎冠者は…――

半能(金剛流)「石 橋」――浄土に架かる石の橋。風雲急を告げ、文殊菩薩の使わしめたる霊獣獅子が絢爛豪華に舞い狂う――

Posted at 09:12 | 京都最新情報 | この記事のURL
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“おいない”の京都情報 [2007年05月30日(水) ]
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】


左京区・鞍馬寺では、五月の満月の夜(今年は三十一日)に五月満月祭(「ウエサクサイ」と読む)が行われる。
長い間秘密の儀式として存在さえ知られていなかったが、昭和二十九年に初めて一般公開された。
鞍馬山全山に灯明を灯し、大杉の霊木で作った五智の宝冠の印を胸に着け、ロウソクを手にした参列者が魔王尊の「お力の宝棒」による祝福を受け、千手観音に供えた霊水を授かります。
呼び名は昭和二十二年この行事がヒマラヤ山中で行われるウエサク祭に似ていることからきています。灯明を持って鞍馬寺に祀られている本尊である魔王尊・毘沙門天・千手観音大魔王尊に世界の救済と平和と全ての幸福を祈願する。
「心のともし火」に火が点火され、一斉に尊天に捧げる光景は幻想的。
古式の秘儀(始まりは室町時代とも)なので、共に祈る心で参拝してくださいとのこと

Posted at 14:14 | 京都最新情報 | この記事のURL
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“おいない”の京都情報 [2007年05月29日(火) ]
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】



左京区・三千院では知らない内に重ねた日々の悪行を仏に懺悔して、心を清める恒例の「御懺法講」(おせんぼうこう)が毎年、五月三十日に営まれる。
御懺法講は一一五七(保元二)年に後白河天皇が宮中で催したのが始まりとされる。
雅楽演奏が流れる中、儀式が僧侶の声明に合わせて進むことから「声明懺法」とも呼ばれ、仏教音楽の伝統を今に伝えている。
伝統法要は境内奥の宸殿で行われ、導師の門主や赤い法衣姿の僧侶約十人が笛や琴などの音色が響く中、座ったり殿内をゆっくり回りながら、一時間半にわたって独特の旋律に乗せて唱える「声明」の調べが、緑深い境内におごそかに響きわたる

Posted at 09:20 | 京都最新情報 | この記事のURL
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“おいない”の京都情報 [2007年05月28日(月) ]
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】



★西京区・大原野の十輪寺で五月二十八日、平安時代の六歌仙の一人、在原業平をしのぶ法要が新緑のモミジが映え、鳴り響く三弦と声明に「業平忌」が営まれた。
業平は五十六歳で亡くなるまで、ここで塩を焼いて風情を楽しんだと伝わる。
業平忌は、一族の女性との仲を裂いた藤原氏が、たたりを恐れ供養したのが始まり。
本堂前に特設した祈願道場で、三弦を奏でる独特の法要で、住職らが三弦を奏でながら般若心経や天台声明を唱えた。
業平が好んだと云われるカキツバタや日本舞踊、書の奉納もあり、平安の歌人に思いをはせていた。



★京丹波町下山の尾長野八坂神社(祇園・八坂神社の分社)の近くの田んぼ約四十アールで五月二十八日、田植え神事「八坂神社御田祭」があり、早乙女姿に扮した女性八名が豊作を祈願し田植えをした。
恒例の行事で、神事などに用いられる稲の苗を植える祭礼で、収穫した米を奉納するほか、稲穂は祇園祭のみこしの飾りに、稲わらは八坂神社の正月のしめ縄に使われる。
厳かな雅楽の演奏が流れる中、白装束に赤いたすき、すげがさ姿で「神せん田」に入り、横一列に並んでゆっくりとした調子で一本ずつ苗を手で植えた。
稲の邪気を払う獅子舞が披露され、地元の丹波八坂太鼓による稲に力を与える勇壮な太鼓演奏を奉納した。

Posted at 10:33 | 京都最新情報 | この記事のURL
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“おいない”の京都情報 [2007年05月23日(水) ]
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】

東山区・知恩院で五月二十二日、「建永の法難八百年追恩法要」が営まれた。
鎌倉時代の初めに浄土宗の宗祖・法然が隠岐(現在の香川県)に流された「建永の法難」から今年で八百年目。
建永の法難は後鳥羽上皇の熊野行幸中、女官の松虫姫と鈴虫姫が申し出た出家を、法然の弟子が受け入れたことがきっかけとなった。激怒した上皇は弟子を死罪とし、法然や門弟の親鸞を流罪とした。
法要には、御影堂で約百人の僧侶が法然の木像を取り囲むように着座。
浄土宗本願寺派、真宗大谷派をはじめ、法然ゆかりの宗派からも僧侶が参席した。
浄土宗のご詠歌を唱える団体「吉水講」の檀信徒三百人が歌声を響かせた。
続いて「南無阿弥陀仏」の念仏を全員で唱え、木魚を打ち鳴らした。 


Posted at 21:05 | 京都最新情報 | この記事のURL
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“おいない”の京都情報 [2007年05月23日(水) ]
【京 の 季 節 の 花 便 り】

五月二十一日は、二十四節気の一つ「小満」で、動植物が次第に成長し、ひと通り満足な大きさに達するという。



★左京区・府立植物園では、「宝石の塔」と呼ばれる「エキウム・ウィルドプレッティー」が、高さ二メートルを超える株が出るほど成長し、赤紫色の花をちりばめた宝石のように咲かせている。
「エキウム・ウィルドプレッティー」はスペインのカナリア諸島原産。
路地栽培は困難とされているが、一九八〇年にデンマークで種子を入手後、栽培の試行錯誤を続けて成功している。見ごろは六月上旬まで。



★京阪神で屈指のバラ園として知られる左京区・府立植物園で五月下旬〜六月中旬頃まで開花シーズンを迎えている。
広さ八千平方メートルに、バラは三百種類、二千五百株。
「桃山」「伏見」など京都の地名にちなんだピンクや赤の大輪を始め、濃い紅色の「コンラッド・ヘンケル」など色とりどりのバラが楽しめる。



★山科区・勧修寺の庭園「氷池園」で寺のシンボルの紅白のスイレンの花が見頃を迎えた。
約六千六百平方メートルの広さがある「氷室の池」で、朝に咲く白や赤などの花が池一面に、紫色のカキツバタやキショウブの花と並んで咲き、六月はハナショウブとの競演が楽しみ。スイレンは曇天の日や雨に打たれると、しっとりとして綺麗。
九百(昌泰三)年に創建された同寺の庭園の中心をなす氷室の池は、平安時代には毎年一月二日に張った氷を宮中に献上、その厚さで豊凶を占ったとされる古池。


★西京区大原野の大原野神社で、境内の鯉沢の池のカキツバタが咲き始めた。
濃紫色と黄色の花が新緑に初夏の空に映えている。
鯉沢の池は九世紀中ごろ、文徳天皇によって作られたと伝わる。
カキツバタは池の周囲に沿うように約百メートルにわたって植えられ、約百本の花が開花し始めた。
鮮明な紫色の花を付け、青々とした葉を真っ直ぐに伸ばす姿は見頃を迎え、六月初旬ごろまで楽しめそう。

Posted at 09:13 | 京都最新情報 | この記事のURL
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“おいない”の京都情報 [2007年05月22日(火) ]
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】

★下京区の浄土真宗本願寺派本山・西本願寺で五月二十一日、宗祖親鸞の生誕を祝う「降誕会」の祝賀能があり、門信徒約三千人が能と狂言を堪能した。
本願寺派の降誕会は、親鸞が生まれた一一七三(承安三)年四月一日を新暦に置き換え、毎年五月二十日と二十一日に法要が営なまれている。
祝賀能は歴代門主が能を好み、法要の行事としてきたことにちなみ催されている。
重要文化財の南能舞台で、人間国宝の能楽師・片山九郎右衛門さんや、大蔵流狂言師の茂山千作さんらの豪華な顔ぶれで、深遠な舞囃子やユーモラスな狂言で至芸が披露され、伝統美を堪能した。



★京都の土産物の包装紙や観光ポスターなどを「京都らしい印刷物」にするために、「紫式部色」など京にゆかりのある名前の色の十二色のカラーチャートを創作、丸みがあり「はんなり」とした縦書き文字フォント「京ひらがな」が京都の印刷業界で開発、他地域の業者と区別化を図り、「京刷りもの」として印刷の京都ブランド化を目指す。
選定したのは、鮮やかな紅色の「舞妓のべに色」や深い紫色の「柴漬け色」、さわやかな水色の「貴船の川面色」、淡い黄色の「京ゆば色」、「高雄のもみじ色」などの十二色。
文字フォントは、縦書きにして詠みやすい縦長の扁平で丸みのあるひらがななど五十文字も作った。



Posted at 09:23 | 京都最新情報 | この記事のURL
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“おいない”の京都情報 [2007年05月21日(月) ]
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】



★葵祭を締めくくる行事「煎茶献茶式」が五月二十日、下鴨神社で行われた。 神前でカツラの枝とアオイの葉を烏帽子に飾った神職らがお祓いをした後、舞殿で煎茶小川流の小川後楽家元が、白の紋付きにはかま姿で白磁の太極紋染め付けの道具を使って厳かに煎茶を入れ、東と西の二神に献じた。
境内には煎茶席と玉露席が設けられ、青々とした緑の木々の元で茶を味わっていた。
 



★国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けている京都府南丹市美山町北の「かやぶきの里」で五月二十日、地域の防火施設点検のため、放水銃の一斉放水訓練が行われ、サイレンの合図で六十二基の放水銃のうち、約五十基が勢いよく水柱を噴きだし、集落全体がたちまちシャワーに覆われ、約五分間の放水で、水煙にかやぶき民家は水のカーテンに包まれた。
かやぶきの里は、一九九三年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。現在、三十八棟のかやぶきの家があり、今では里の風物詩として知られ、全国から大勢の写真愛好家や観光客が訪れ、新緑の彩りを深めた集落を包むシャワーの競演を盛んにカメラに収めていた。
二〇〇〇年五月二十日未明にかやぶきの美山民俗資料館が焼失し、その後、放水銃六十二基を整備し、毎年火災のあった五月の日曜日と十一月に施設の点検と、防火の誓いを兼ねて一斉放水を実施している。最近では観光名物にもなっている。


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“おいない”の京都情報 [2007年05月20日(日) ]
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】



煎茶道とゆかりの深い宇治五ヶ庄・黄檗山万福寺で五月二十日・二十一日と「全国煎茶道大会」が開かれている。
一九五六年以来、茶摘みシーズンの毎年五月に万福寺で大会が開かれ、今年で五十二回目を迎えた。
法堂や方丈、回廊下に茶室が設けられ、今回は加盟三十八流派のうち、二十七流派が各地から参加し、各流派の優雅なお点前を披露した。
韓国や台湾などの流派や国境を越えた愛好者の参加もあり、境内は異国情緒の雰囲気が漂うなか、賑わった。


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“おいない”の京都情報 [2007年05月19日(土) ]
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】



★平安時代の優雅な船遊びを再現する嵯峨・車折(くるまざき)神社の「三船祭」が毎年五月の第三日曜(今年は二十日)に、嵐山・渡月橋上流の大堰川で催される。
大堰川の船遊びは八九八(昌泰元)年の宇多上皇の御幸に始まるとされ、船上で詩歌や舞楽が披露される風流な祭。
この故事を復元し、昭和初めから車折神社の祭礼の神事として営まれている。


中の島公園で神職や稚児らが御座船に乗り込み、上流に進むと竜頭船や長唄船・小唄船・俳諧船などさまざまな船三十余隻が続き、各船では今様や舞踊、献茶などの諸芸が奉納され、扇流船二艘からは十二単衣姿の女性たちが色とりどりの扇子を川に浮かべる「扇流し」など、多彩な芸能を披露する「奉納船」は、車折神社の御座船、雅楽を奏でる竜頭船、献茶する鷁首(げきす)船など三艘が浮かび、奉納行事が厳かに営まれる優雅な祭礼である。
見物客らはボートに乗ったり、川辺から王朝絵巻を堪能し、王朝風情を楽しむ。

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