【京 の 季 節 の 花 便 り】
★ツツジの名所として知られる東山区・蹴上浄水場では、満開で見ごろを迎え、一般公開が始まっている。八日まで。午前九時半〜午後三時半まで。
浄水場は敷地が約十一万平方メートルあり、水道の処理施設を囲む斜面などに、紫や白色、ピンクなどのツツジとサツキが計七種類、約六千七百本植えられ、美しいまだら模様が描かれた。
★伏見区・城南宮で、初夏を告げるアヤメの花が咲き誇り、周囲の新緑に映える鮮やかな紫色が、風情を醸し出している。神苑「平安の庭」の一角に植えられた約三百株は高さ五.六十センチで、今月の下旬頃までが見ごろ。
神苑には「源氏物語」にちなんだ百種類近くの草花が植えられており、ササユリやキキョウなどが順に開花する。
★宇治・三室戸寺で十六万五千平方メートルの広大な庭園に二万株のピンクや白のツツジが満開となり、入園者を魅了している。
広大な花の庭園には約千本のシャクナゲが植栽され、ピンクや薄紫色の大輪の花が山の傾斜を彩り、見ごろを迎えている。
野鳥の声とともに現在約半数を占める遅咲きの品種が三重塔をバックに咲き誇り、庭園がピンクに染まっている。見ごろは二十日ごろまで。
★北区上賀茂神社の南・大田神社で、国の天然記念物「大田ノ沢のカキツバタ」が満開となり、水辺一面が紫色に彩る花々で染まってしまう。 カキツバタは、鳥居近くの「大田ノ沢」(約二千平方メートル)に、二万五千株が群生している。平安時代の歌人、藤原俊成が恋心をこの地の花に託して和歌に詠むなど、古くから初夏の風物詩として親しまれてきた。
一株で三回花をさかせ、現在は「一番咲き」。
新緑の葉と紫色の可憐な花々の風情が訪れた人を魅了している。
例年、見ごろは葵祭前後の頃。
★ツツジの名所で知られる右京区・梅宮大社神苑で、キリシマツツジの花が満開になり、カキツバタとの華麗な競演が魅了する。
神苑は約一万平方メートルの広さがあり、鮮やかな深紅と桃色の花を付けたキリシマツツジ三百株とカキツバタ三百株がある。
燃えるような赤のキリシマツツジと白や紫のカキツバタが映え、初夏の風情を堪能できる。
★西京区の西国二十一番札所・善峯寺で、色鮮やかに赤やピンク、白、紫など八種類のボタンが咲き始め、大輪の花が新緑の境内に色を添え彩っている。
※ごく一例をお知らせしましたが、京都にはまだまだ新緑、花の名所・名刹が点在しております。