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★オンナ石鹸職人とお福と外ニャンズの日々あれこれ

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お福&美智子さんの夢

おんな石けん職人の夢 シニア用石鹸 

夢開始日:2006年07月21日
夢達成予定日:2006年08月30日
その他 > その他
進捗率
おんな石けん職人の夢 23最終回 [2006/08/24 ]
  
 先日取材を受けた西日本新聞・筑後版に、
 本日「七果」の記事が出ました。

20310_o.jpg


 これで、
 ツ・ジャンの石鹸のラインアップは
   私の手作りする
     「葛せっけん」
     「なつみかんせっけん」
     「素肌日和」と、
   熊本の工場に生産委託する
     「七果」になります。

 肌の弱い自分のために作り始めた石鹸も、
 「七果」の発売で一段落します。

 
20309_o.jpg



 七果」は、
 おんな石けん職人の夢を実現した石けんです。
 
シニア入りした自分のために
 七種の果実の成分を活用し
 肌の保護や 保湿・保潤 美白など
 アンチエージングの石鹸です。


 アトピーやアレルギーでお肌に悩まれている方
 繊細な赤ちゃん
 ニキビで悩んでいる方
 乾燥肌の方
 加齢臭が気になるシニアの方 などに

心と身体のいやし」を提供します。

 顔も身体も洗髪にも使えるように設計しました。
 
 

 七つの果物とは
  レモン オレンジ ライム りんご
  グレープフルーツ タイソウ サンザシ。
 
 それに、
 ホホバ油 キトサン トレハロースなど
 贅沢に配合しました。

 香りは さわやかな柑橘のアロマにしました。

 もちろん
 安心安全を追求するわたしが
 「肌や髪、自然環境に不要と考えるもの
 (防腐剤 着色料 保存料 増粘剤 合成界面活性剤 合成保湿剤 合成香料 抗生物質など)は 一切使っていません。


 500mlのボトル入りで
 4500円(税 運賃込み)です。

 10月から
 月に500本の限定生産でスタートします。
 
 完全予約制で、
 すでにHPで発表したり、
 お得意様にDMして
 ご予約を戴き始めました。 



 手作りの石けんはご好評をいただき、一部品切れしています。
 
 まだ続く猛暑の中、汗にまみれながら仕込みに励みます。

 厳しい残暑、ご自愛くださいませ。

 ありがとうございました。

 

 ツ・ジャン(自然)HP
 

 

 

 

 

 

 

 

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おんな石けん職人の夢 22 [2006/08/10 ]
 地元の生協さんの「よかもん」企画に採用されましたが、まだまだ知って戴けるよう努力しなければなりません。

 宣伝費のないツ・ジャンとしてはメデイアで報道されることは本当に有難いことです。

 今年は「マガジンハウス社」の男性向雑誌RELAX8月号の「世界から集めた石鹸90」に「葛せっけん」が選ばれ紹介されました。
 
 これもお客様間のクチコミで記者さんの耳に入り品質を確認されたうえでのことだそうです。

19245_o.gif



 同じようなことから「筑後川新聞」7月号にも私のパーソナリテイを紹介して下さいました。

19246_o.jpg


 今月7日には西日本新聞で「葛沐浴布(葛繊維を織り込んだタオル)」をご紹介いただきました。
 
19247_o.jpg


 その記事を読んだ方からのお問合せやご注文で2日間は電話から離れられませんでした。
 殆んどはシニアの方からの電話で、ご自身やご主人の肌の悩みを訴えられておられました。
 
 紹介記事には石けんの写真も掲載されていましたので、皆様には石けんのおためし品も付けてお届けしました。


 時々面白い電話を戴きます。

「4年前のクロワッサンを見て」とか、一昨日にはハンドバッグから去年のクロワッサンの切抜きが出てきたからと電話がありました。

「あなたの声を聞きたいから」と、2ヶ月に一度1個のご注文くださるシニアがいらっしゃいます。
 15分くらい世間話をして「じゃ また」とご機嫌よく電話を終えられます。
 
 まとめ買いくださるグループがいくつかあります。
 北九州の老人会の皆様、兵庫のスーパーのパートの皆様、女学校や保育園の皆様などです。

 石けん7000円以上は運賃無料サービスをご利用くださるのです。


 石けんを作ってきて良かったと思うのは、
「止めないで作り続けてネ」
「おかげで良くなった」などとおっしゃってくださるお客様のお声です。
 お顔も知らないお客様とオトモダチになってしまったり、食いしん坊の私に美味しいものを送ってくださったり、心が通い合えることです。
 もし石けんが無かったら多くの皆様と知り合えなかったでしょう。
 そんな意味では本当に親孝行の石けんです。 


 さて終回に近づきました。
 
 昨9日、西日本新聞・久留米支局の記者さんが
私の夢の石けん「七果」の取材に来てくださいました。

 筑後版で近く紹介して下さるそうです。

 メデイアへの情報開示は、いつもお世話になっている西日本新聞さんを最初にしています。

 「七果」のデザイン・価格も決まりました。

 次回は最終回、西日本新聞さんの記事が出ましたら「七果」についてお伝えしたいと思います。

 (つづく) 

 
 

 

Posted at 07:19 | この記事のURL
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おんな石けん職人の夢 21 [2006/08/09 ]
  福岡のエフコープ生協さんから新しい企画に「葛せっけん」を取り上げたいとのことでした。

 「よかもん」と云う「良いものを集めました」という特別企画です。

 いくら使い心地が良くても、生協さんの厳しい品質規格審査に合格しなければなりませんでしたが、これはすぐにOKが出ました。

 2006年1月、2月の2回チラシで紹介されました。

19208_o.gif

 

 おかげで千数百人の組合員さんにお届けすることが出来ました。

 この企画は6月にも実施されました。


 2005年の末には、博多最大の雑貨店「西鉄インキューブ」さんからも販売のお申し込みを戴きました。

19209_o.jpg

 
 これで、ようやく地元のトップ企業で販売されることになりました。 

 その他の地域でも販売をしてくださるところが出てきました。

 でも、まだまだ知られていない「ツ・ジャン」、どう広げて行くかが課題です。

 (つづく)



 
 

Posted at 09:19 | この記事のURL
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おんな石けん職人の夢 20 [2006/08/08 ]
 2005年が明けました。
 
 前年、法人にしたものの、出だしで壁に突き当たりました。
 大口のお取引の計画がまったく実現しませんでした。
 包装資材・原料などの在庫、パートの人件費、自分への給料などとんでもありませんでした。
 生活費や日頃の経費は、友人達の援助で成り立っていました。

 営業活動はしない(出来ない)のですが、少しづつ卸先も増えてきました。

 東急ハンズさんとお取引していることは、大きな信用につながりました。

 葛せっけんフアンのお客様だったお嬢さんがご結婚を機に、楽天でネットショップを始められました。
 販売してくださるとの熱心なお申入れにお応えして「楽天」はお任せすることにしました。
 ネットショップの店名は「素肌日和」さんです。

 現在、私のHPからの売る上げは殆んどありませんが、素肌日和さんは毎日数十件の注文を受けておられます。
 
 この年も鹿児島で寒根葛液の採集、熊本で夏蜜柑の収穫と作る方では順調に進みましたが、売上はまだまだで1年経過することになります。

 手作りすることはタイヘンな重労働です。
 細やかな神経を配らなければなりません。
 
 パートさんは所詮時間給が目的で、結局は出来不出来には関心がありませんでした。
 ですから作ることは私自身が全てしました。
 
 パートさんには前準備と後片付けと包装の手伝いをしてもらうことだけにしました。
 包装にしても私はテイネイにテイネイにと心を込めて万全を心がけますが、包めばいいと思っているパートさんの仕事をやり直すことも度々でした。
 
 10月には他ののわけも重なってパートさんに辞めてもらい、人を使うことの苦渋から開放されました。
 
 しかし、50歳に近づいた私にも、これまでどおりのスタミナは無くなって来ていたようです。
 作ることに追っかけられる生活は何の楽しみもないと思うようになりました。

 あの大口契約が予定通り進んでいたら、身体を壊してしまったかも知れません。

 あの試練もカミサマの思し召しと思うようになりました。

 この年(去年)の春には、寒根葛液を冷蔵保管しなくても良い方法の開発を完了しました。
 鹿児島から採取してきた寒根葛液を、すぐ加工して石けん原料の寒根葛エキスとして常温保管ができるように工夫したのです。
 これで、年間数万円の冷蔵庫借り入れ料が不要になりました。
 
 苦しい経営の中で、ありがたいことが起こりました。
 9月に「陣内貴美子さん」がクロワッサン誌で「葛せっけん」をご紹介くださったのです。
 TVの収録で秋月・広久葛さんを訪ねられた陣内さんは「秋月のオカアサン」から「葛せっけん」を教えられたそうです。
 
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 この記事がきっかけに新しいお客様が出来ました。
 特に静岡の方は、同じ雑誌で紹介された7000円の石けんよりずっと良いとお褒め下さって、周りのお友達にもおすすめくださいました。
 
 


年末近く「うれしいお話」が生協さんから飛び込んで来ました。
 
 (つづく) 

 特記:
 昨日8月7日西日本新聞さんに「葛沐浴布」をご紹介いただき、十数人の方から石けんも一緒にご注文をいただけました。
 中には東京への手土産にと東京のホテルまでお届けするご注文や、お中元のご注文もありました。
 
 先ほど(8日10時)「今、着きました。いろいろおまけしてくれてありがとう、郵便局が遠いので○○日に振り込みますがいいですか」とのお電話を戴きました。
 
 このように「着きました」とのご連絡を下さるお客様はそんなに多くありません。
 こんなお電話は本当にありがたいことです。 
 
 
 

Posted at 10:12 | この記事のURL
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おんな石けん職人の夢 19 [2006/08/07 ]
 2004年3月、東京の知り合いのご紹介で大口の取引要望が寄せられました。

 重役さんがわざわざ久留米まで来られて商談が進みました。

 その販売ルートに乗せると年間数万個お注文になるそうです。

 そうすると原料手当てや設備で数百万円の先行資金が必要になります。

 友人やお客様から出資していただく形で法人化することになりました。

 県や経済産業省と相談し「資本金100万円の有限会社」を作ることになり、6月中旬設立まで全部自分で手続きをしました。

 会社は出来、PL保険にも加入し、設備は整い、原料は手配し、包装材も先方のご指定通りに注文して何万部も準備しました。
 パートさんも雇いました。

 ところがご注文は初回に数百個、あとは何もなし。
 現在も取引口座はありますが売上はゼロです。
 
 困りました。本当に困りました。

 これは今でも後を引いています。

「こんなことなら会社にせずに気楽にやっていたほうが良かった」と悔やんでも悔やみ切れません。

 誰にも悪意は無かったのです。
 ただそのルートで売れる商品のチカラが無かったのだと思っています。
 
 私が甘かったのです。

 しかし、法人化していて良かったことも出て来ました。

 秋には、東急ハンズさんが全社共通の口座を作りましょうとご提案くださったのです。

 渋谷本店さんからご販売が始まりました。
 二子玉川・横浜店さんも早速販売を始めてくださいました。

 (※ 現在、渋谷・横浜・川崎・丸の内・心斎橋でご販売戴いています。二子玉川は閉店) 

 そんなこんなで激動の2004年はあっと云う間に過ぎてしまいました。

 (つづく)
 

 

Posted at 15:46 | この記事のURL
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おんな石けん職人の夢 18 [2006/08/05 ]
 2003年年末、東急ハンズ心斎橋店さんでツ・ジャンの石鹸がデビューしましたが、 ご挨拶に出張の前日、追突事故でひどい目に遭いました。

 事故の後遺症で体調不良で明けた2004年1月、東京から二人の若い姉妹がやって来てくれました。
 「こんな優しい石けんを作っている人に会いたい」と休暇を利用して訪ねて来てくれたのです。

 空港まで迎えに行きましたが、雪が降り始めて「九州はあたたかい」の観念をくつがえされビックリしていました。
 空港から秋月へ案内しましたが、ますます雪が降りつのり、雪の秋月になってしまいました。
 
 夜は、我が家に泊まってもらって「入浴剤作り」など楽しんでもらいました。

 あくる日は柳川に案内の予定でしたが、夜が明けたら積雪15cmの大雪で柳川行きは中止、天神でショッピングを楽しんで帰って行きました。
 とんだ雪の九州の旅になってしまいました。

 そして2月になると新しい葛せっけんの仕込み準備が始まりました。

 鹿児島への「葛液」採集には往復600kmのドライブ、腰の調子の良い日を待って出かけました。

 これまでは日帰りでしたが、腰の痛みを考えて一泊することにしました。

 帰途、鹿児島市内に宿をとりましたが、天文館の小料理屋でキビナゴなど鹿児島の味と芋焼酎を堪能しました。
  
 翌朝は、魚市場の食堂で食べた「首折れサバ」は絶品でした。
 
 昼は垂水の「十五郎そば」で太い蕎麦を試してみました。

 「つけあげ」の串木野、鶴の飛来地「出水」などのんびりドライブしながら帰って来ました。
  
 さて、延び延びになっていた東急ハンズ心斎橋店さんへのご挨拶に伺えたのは3月末でした。

 そこで待っていたのは予測もつかない喜びでした。
 
 ちょうど「ご当地石けんフェア」が実施されていて、
なんと「葛せっけん」が「福岡県を代表する石けん」としてご紹介いただいていたのです。
 
 そのころ福岡では納豆石鹸や豆乳石鹸が評判になっていましたが、ハンズさんは「葛せっけん」こそ福岡代表と判断されたのです。

 ほんとうに嬉しいことでした。
 
 
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(つづく)

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おんな石けん職人の夢 17 [2006/08/04 ]
 大阪へ出張の前日、広久葛のオカアサンに嬉しい報告をしたいと秋月に向かいました。
 
 工房から秋月までは小一時間のドライブです。
 
 出発して10分ほど、久留米市内で信号待ちをしていましたら、後ろからドカンと追突されてしまいました。
 助手席の私は頭がくらくらして腰に痛みが走りました。
 
 すぐに警察を呼びました。
 
 追突してきたのは年配の女性で、警官に
「ブレーキから足を外したら勝手に前に飛び出した」と言い訳しています。
 
 警官は
「ここは上り坂だ、後ろに下がることはあっても前に進むことはない、何を云っているんだ。
ブレーキの代わりにアクセルを踏んだのだ」
 
 すぐに近くの整骨医に行きレントゲンやら痛み止めやらも治療を受けました。
 
 同乗者は首が痛いし、私は腰が痛むし、何より精神的なショックが大きかったようです。
 
 もちろん、秋月行きも、大阪出張も中止です。

 食欲はない、吐き気はする腰は痛いの、ひどい年末と正月になりました。

 もっとひどいのは、追突した人が詫びの電話もしてこないのです。

 更にひどかったのは相手側の保険会社です。
 
 追突されたのは金曜日の午後でしたが、追突した本人からも保険会社からも何も連絡してきません。
 こちらから相手の保険会社(損保ジャパン)に電話をしたら「土日は休みだから月曜日に連絡する」と云うのです。

 こちらの保険会社(三井)は、その日の夕方にはお見舞いと手続きの親切な連絡をくれていました。

 結局、損害賠償が終了するのは翌々年になりました。

 その後は信号待ちで停車するたびに後ろが気になって気になって、車に乗るととても草臥れてしまうようになってしまいました。



 嬉しいことの裏に何が潜んでいるか分かりません。

 でも年が明けて、いくつか嬉しいことがありました。

 (つづく)

 
 
 

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おんな石けん職人の夢 16 [2006/08/03 ]
 その年2003年の秋深く、夢のようなお話が舞込んで来ました。

 あの心斎橋・東急ハンズさんからでした。

「お客様から あなたの石鹸がとてもいいと伺いました。ついては販売を前提に商品チェックをさせてもらえませんか」。

 どなたがハンズさんにおっしゃって戴けたかは判りませんが、手を合わせて胸の中でお礼を申し上げました。

 商品をお送りして1ヶ月後、
「売り場の皆で試用しました。いい品質の石鹸です。当店で売ってみましょう」

「でもうちは会社でもありませんし、個人が手作りしていますから表示は台所用です。そんなんでよろしいのでしょうか」

「当店はお客様にオススメしたい商品を厳選して販売しています。私たちがいい石鹸と思うのですから心配しないでください」

 ありがたいお言葉でした。
 世の中に何万人も個人で石鹸を作っている方おられますが、ハンズさんで販売される石鹸はほとんどありません、大変な出来事です。

 シロウトの石鹸がプロ集団から認めて戴けたのですから、「黄門さまの葵のご紋の印籠」を戴いたような気がしました。
 
 大阪時代、心斎橋駅から2駅の西長堀駅近くのマンション住まいでハンズさんの開店(1999年)以来、よく通ったお店でした。

 ハンズさんで売られるなど夢のまた夢のお話でした。
 それが実現したのです。

 口座開設など手続きを済ませ、歳も押し詰まった12月20日
葛せっけん
なつみかんせっけん」が心斎橋・東急ハンズさん3階の石鹸売り場にデビューしました。

 年末でしたが、お礼とご挨拶に大阪に出張しようとした前日、この嬉しいお話を「広久葛のオカアサン」にご報告しようと出かけました。
 
 そこでトンデモナイことが起こってしまいました。

 (つづく)
 
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Posted at 10:05 | この記事のURL
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おんな石けん職人の夢 15 [2006/08/02 ]
 2003年夏、久留米に引っ越して石けん作りに専念することになりました。
 生まれ育った大阪から離れる寂しさは並大抵のものではありませんでした。
 食べ物の味の違い・文化催事の少なさ・車が必須の日常・よそ者といわれる近所付き合いなど、地にいれば地に従えと自分に言い聞かせる毎日でした。
 
 そんな中で「みっちゃん みっちゃん」と可愛がっていただける広久葛本舗の先代夫人高木様とのお付合いは、砂漠のオアシスのように元気を戴きました。

 早く両親を亡くした私も「おかあさん」と呼ばせていただいています。

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 またまもなく90歳になる先先代夫人からも「石けんやのみっちゃん」と可愛がっていただきました。

18669_o.jpg


 両夫人ともお肌がすべすべで、ほっぺなどちょいと触りたくなるほどの瑞々しさです。

 お店でお客様から「どうしてそんなにきれいなお肌なの?」ときかれると
「葛せっけんのおかげです」と答えてくださっています。

 毎月2回はお訪ねして水をいただきます。

 石けん作りに水は大事な役割を果たします。
 工業石鹸では精製水を使いますが、私のようにお菓子を作ると同じように手作りする場合には
、料理で精製塩と海水塩の差があるように、おいしい水・やさしい水でなければなりません。
 九州各地の30箇所の水を試して、結局は秋月・広久葛さんの地下水にたどり着きました。

 あの真っ白な本葛の白さは、ここの水での仕上げの水晒しがないと実現しないそうです。
 どうやら広久さんの水には「美白効果」もあるようです。
 水ってほんとうに不思議で大切なのですね。

 戴いてくるお水は、石けん作りはもちろん、料理や飲み物にも使わせていただいています。
 
 この水の美味しさは広久さんのお店でも味わうことができますから、行かれたときにお試しください。

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 2003年は、「せっけいや」から「せっけんや」へ変身の年になりました。

 (つづく)

 

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おんな石けん職人の夢 14 [2006/08/01 ]
 設計事務所が倒産して社長は雲隠れしてしまい、頼まれて融通していたお金も一緒に消えてしまいました。
 それだけではありませんでした。
 突然、町金融から返済金の支払いをせまられました。
 社長は私名義で高利貸しからの借り入れまでしていたのです。
 恐ろしいほどの取立てが始まりました。
 
 そんなこともあって大阪を離れることにしたのです。
 幸い、石鹸作りをしていた久留米のお家の一部屋に住まわせてもらうことになり、この年の夏住民票も移して久留米市民になりました。

 その頃には、岸和田時代にお世話になった人達のお世話で町金融との関係を絶つことが出来ました。

 しかし久留米に引っ越してきたときには何の財産もなく、引越し費用も借金で賄いました。

 
 この間、福岡のテレビで「こだわりの自然派石けん」と5分間の特集が組まれたり、スポーツ紙に紹介されたりして「葛せっけん」がいよいよ育ち始めていました。

 
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 「なつみかんせっけん」もテレビで紹介されました。
 
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 私はよりよい製法の確立のための工夫を重ねていました。
 仕込みの方法の改善、整形カット道具の改善、
デザインの変更、表示など気付いたことを一つずつ手がけて行きました。

 販売店さんも徐々に増えました。
 熊本黒川温泉や奈良に数店、嬉しかったのは福岡県の皮膚科のお医者さんが認めてくださって調剤薬局で患者さんにすすめて下さいました。



 無我夢中で取り組んでいるうちに、売上も徐々に増えてきました。
 しかし売上が増えると困ることも出てきました。
 原料の手当てです。
 原料を仕入れて売上金として回収するまで最低4ヶ月はかかるのです。
 仕入れは前金でしか出来ませんでした。
 その資金が出来るまでの売上にはまだまだでした。
 お金に余裕はありませんので、友人たちに頼んで融通してもらいました。
 
 (つづく)

 
 
 
 

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