午前中で仕事を終えたくすやん(まだ土曜は休日でなかった)横浜へ。
気持ちはなんとなく中途半端。これって浮気なのだろうか?
いやただのちょっとしたデートだから・・・・期待と不安を感じながら。
待ち合わせの東口改札。居た! ギョツ!着物だ!目立つ!
<お待たせ>
「くすやん本当に来て下さったのね うれしい! あそこの桟橋から船でてるわよ」
当時の横浜はまだランドマークもヨットの帆のようなホテルも出来ていなかった。
透明な筆箱のような船だった。
くすやんはもともと船が苦手。 泳げないし、船酔いする性質 どうか酔いませんようにと念じつつシートに並んで座った。
彼女は何かと話しかけてきたが上の空 何も覚えていない。 ただいっぱい水があるなあ!と思った。(当たり前だ海だもの)
山下埠頭で船を下りたくすやん達は山下公園を歩き、港の見える丘公園へ。
ここはカップルで一杯だった。
「ねえ外人墓地の方に行ってみない?あそこならあまり人が居ないかも」
<うん>
もうあたりは夕暮れ時 人がいなければ手をつないで歩いても・・・・なんて思いながらも結局手も出せず通り過ぎてしまった。
公園通りに戻ってきたくすやん達は古いたたずまいの6階建てのホテルの前に。
玄関の前で彼女は立ち止まり くすやんを見て 二コッ と微笑んだ。
「疲れたわ 入りましょ」
<ドキッ>
彼女はくすやんをうながしてホテルの中に入っていった。
(え〜 拙いんじゃないの〜〜)と心の中で叫びながらドキドキのくすやん平静を装い彼女の後からついていった。
・・・・・と彼女は直接エレベータの前で 上 のボタンを。
二階で降りたらそこはレストラン。
(ぁ〜よかった!)しかし心臓のドキドキはなかなか治まりそうにない。
「ステーキ召し上がる?」
<うん> 味のまったくわからないステーキなのであった。
<そろそろ 帰ろうか>
「・・・・・・・・」
<あまり遅くなるとまずいでしょ?>
「・・・・・・・・」
くすやんは足早に駅に向かって歩き出した。
横須賀線は混んでいなかったけどグリーン車に。
<・・・・・・・>
「・・・・・・・・」
気まずい沈黙のふたりを乗せた電車は東京に向かって走る。
<じゃ 僕はここで>
「帰るの?」
<うん またね>
「今日は帰らなくてもいい様にしてきたのに・・・・・女の私に恥をかかせるのね」 と泣きそうな顔。
<そ・そんなことないよ。 また今度ゆっくりね>
くすやん逃げるように電車を降りた。
ホームから窓ガラス越しに彼女に別れの手を振ったけど彼女は下を向いたままだった。
一人になったくすやんは乗り換えた帰りの電車の中でさすがに考えた。
(困った!彼女を傷つけてしまったようだ。これはこのままでは済まないぞ。どうする?)
(向こうもこっちもお互い家庭も子供もいる。ルールさえ守れば・・・・)
そしてくすやんは ある決断を したのだった。
つづく
気持ちはなんとなく中途半端。これって浮気なのだろうか?
いやただのちょっとしたデートだから・・・・期待と不安を感じながら。
待ち合わせの東口改札。居た! ギョツ!着物だ!目立つ!
<お待たせ>
「くすやん本当に来て下さったのね うれしい! あそこの桟橋から船でてるわよ」
当時の横浜はまだランドマークもヨットの帆のようなホテルも出来ていなかった。
透明な筆箱のような船だった。
くすやんはもともと船が苦手。 泳げないし、船酔いする性質 どうか酔いませんようにと念じつつシートに並んで座った。
彼女は何かと話しかけてきたが上の空 何も覚えていない。 ただいっぱい水があるなあ!と思った。(当たり前だ海だもの)
山下埠頭で船を下りたくすやん達は山下公園を歩き、港の見える丘公園へ。
ここはカップルで一杯だった。
「ねえ外人墓地の方に行ってみない?あそこならあまり人が居ないかも」
<うん>
もうあたりは夕暮れ時 人がいなければ手をつないで歩いても・・・・なんて思いながらも結局手も出せず通り過ぎてしまった。
公園通りに戻ってきたくすやん達は古いたたずまいの6階建てのホテルの前に。
玄関の前で彼女は立ち止まり くすやんを見て 二コッ と微笑んだ。
「疲れたわ 入りましょ」
<ドキッ>
彼女はくすやんをうながしてホテルの中に入っていった。
(え〜 拙いんじゃないの〜〜)と心の中で叫びながらドキドキのくすやん平静を装い彼女の後からついていった。
・・・・・と彼女は直接エレベータの前で 上 のボタンを。
二階で降りたらそこはレストラン。
(ぁ〜よかった!)しかし心臓のドキドキはなかなか治まりそうにない。
「ステーキ召し上がる?」
<うん> 味のまったくわからないステーキなのであった。
<そろそろ 帰ろうか>
「・・・・・・・・」
<あまり遅くなるとまずいでしょ?>
「・・・・・・・・」
くすやんは足早に駅に向かって歩き出した。
横須賀線は混んでいなかったけどグリーン車に。
<・・・・・・・>
「・・・・・・・・」
気まずい沈黙のふたりを乗せた電車は東京に向かって走る。
<じゃ 僕はここで>
「帰るの?」
<うん またね>
「今日は帰らなくてもいい様にしてきたのに・・・・・女の私に恥をかかせるのね」 と泣きそうな顔。
<そ・そんなことないよ。 また今度ゆっくりね>
くすやん逃げるように電車を降りた。
ホームから窓ガラス越しに彼女に別れの手を振ったけど彼女は下を向いたままだった。
一人になったくすやんは乗り換えた帰りの電車の中でさすがに考えた。
(困った!彼女を傷つけてしまったようだ。これはこのままでは済まないぞ。どうする?)
(向こうもこっちもお互い家庭も子供もいる。ルールさえ守れば・・・・)
そしてくすやんは ある決断を したのだった。
つづく
Posted
at 22:20
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ハワイアンさん


私だったらもうここでおさらばよ〜。

いや
←です 
いよいよ押し詰まりましたね。
今日は一日片付け掃除で明け暮れました。
奥さんは残念ながらあの世に素敵な方が出来たのですよ〜
へえ〜そうかねえ? あのおかち・・・おっととと。
じゃあ〜急いでいっても帰って迷惑かね。いっそのこと桔梗の花さん一緒に如何?
今年はご愛読ありがとうございました。
くすやんもよろしくとのことでした。
良いお年をお迎えください。