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命を見つめる
若くはないのだから…は、心の叫び。
でも…と反発するのも、心の叫び。
両方をなだめながら、
曰く言い難い年齢を冒険中なのかも・・・

プロフィール
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これ、本当に河童の仕業? [2007年04月06日(金) ]
土地によって、河童伝説は様々です。

友人から仕入れてきた話を一つ。

中山道沿いに、桶川宿、北本宿、鴻巣宿
…そして熊谷宿などの宿場町がありまたが、
それぞれの宿場に、少しずつアレンジしたような筋で
河童にまつわる話が残っています。

鴻巣といえば雛人形ですが、中山道沿いだけではなく、
陸奥、出羽などからも買い付けに来るほどの
質の良い雛を送り出していたようです。
誕生した娘に鴻巣雛を買えるのは、
地方でも裕福な家だったようですが、
碓氷峠を越えて、わざわざ買いに来るお大尽も
あったという古文書もあります。

鴻巣市にある「雛歴史館」は、倉を改造した展示室に、
貴重な“享保雛”や“古雛”が、所狭しと展示されています。
一見の価値はあります。

さて、河童の話ですが、
中山道沿いにある庄屋の家で起きた事件に始まります。

庄屋には、稀に見るような美しい娘がおりました。

「お父さま、お母さまお休みなさいませ」
きちんと座り、真っ白な手を重ね置き、
鈴を転がしたような美しい声で挨拶をします。

親が自慢するも無理ないことと、
近所の誰でもが認めるような娘でございました。

挨拶を済ませて、手水(ちょうず)に行き、
着物の裾を捲り上げ…
(これはいくら美しくかろうが、
そうでなかろうが大差のない行為ではあるが)
お小用をするのでありました。

「しゃ〜ッ」
…元気な音を確かめながら、かすかな鼻歌などを歌っていると、

お尻をサラッっと撫でられたように感じます。

「きゃ〜ッ、誰か来てッ!」…と絶叫するかと思いきや、

「・・・・?!」
声一つ出さず、かすかに首をかしげて、手水を出たのであります。

「気のせいかしら・・・」

娘は、そう思いながら、寝所に行き、ぐっすり寝入ってしまいました。

翌朝、目を覚まし手水へ入り、
お小用を足しましたが、何の異常もございません。

「やはり、気のせいだったかしら」

いつの間にやら、夕べのことはすっかり忘れて一日を終え、

「…お休みなさいませ」
の挨拶を済ませ、スケジュール通り手水に入り、
着物をはしょって、しゃがみこみ、お小用を出しました。

「・・・うん?」

何と、またまた昨夜と同じような感触がお尻にあります。

優しく、遠慮がちに、いとおしそうな触りかたで、
サラリ、サラリと撫でてくるのです。

いやな感じがしないとはいえ、手水の下から、
誰とも分らぬ手で舐めるように撫でられて、
そのままにしておくわけには参りません。

娘は、そっと前かがみになり覗こうとした途端、パタッと止んで、
それっきり尻は撫でられませんでした。

娘は、それ以上深追いはせず、
「明日こそ、何とか手の正体を確かめてやろう」
そう決断するや、5つと数える間もなく寝入ってしまいました。

まあ…この娘、よほど肝っ玉が据わっていたのか、
尻の撫で方が絶妙だったのか…
今では、確かめる術はありませんが、
いずれにしても度胸がよかったに違いありません。

夜が明け、手水に行っても、いつものように何事もございません。

さあ、夜になりました。

娘は、一方では、
尻を撫でられるのを待ち受けるよな自分の気持を振り払いながら、
今夜こそ正体を暴いてやろう…と、
お勝手から懐に包丁を忍ばせて手水に入りました。

「しゃ〜ッ!」

何事もないような元気なお小用の音を響かせていると、
またまた例の感触をお尻に感じます。

「来たな!」

娘は懐の包丁を握り締め、ひょんとお尻を持ち上げるが早いか、
手水の中に包丁を突き入れました。

「ぎゃ〜ッ!」

叫び声がしたかと思うと、
・・・ポトリ、切り取られた毛深い腕が目の前に転がっています。

そして、その切り口からは、緑色の血が流れ出ています。

なんと、それは河童の腕でした。

どうして分るかと申しますと、三本指で、指と指をつなぐように、
水かき様な物がついていたからでございます。

「お父さま、お母さま、このような手に、
わたしは毎晩のように尻を触られていました」

娘は打ち明けました。

≪つづく≫

Posted at 23:51 | 学ぶ?…遊ぶ? | この記事のURL
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