1.カリウムについて
Q1.カリウム(K)とは、なんですか?
細胞の中にある陽イオン物質で、細胞の代謝や、酵素活性、神経・筋肉の興奮や収縮などの働きをつかさどる重要な物質です。
体の中には、約3500mEqのカリウムがあり、細胞の中に90%、残りの10%が細胞外液に存在します。血清の中には、 3.5〜5.0mEq/l入っています。
カリウムは、1日摂取量の90%が尿中に排泄され、残りは便から排泄されます。腎不全の透析患者さんは、主要な排泄経路が絶たれ、体内での蓄積が問題となります。
Q2.カリウム(K)が高くなるとどうなるのですか?
血清K値が 、5.5mEq/l以上を高K血症といいます。透析患者さんの場合、透析前値で5.0〜6.0mEq/lくらいになっているのが普通です。6.5mEq/lを超えるといろいろな症状が現れてきます。手足の重い感じ、脱力感、知覚異常、味覚異常、違和感などを自覚し7〜8mEq/lを超えると、心症状(不整脈、徐脈、心停止)が出現し大変危険な状態になります。
高K血症をきたす主な原因は、透析不足、果物・生野菜など高カリウム食品の過剰摂取、大量輸血、消化管出血や、高張性脱水などがあげられます。
Q3.カリウム(K)が低くなるとどうなるのですか?
血清K値が3.5mEq/l以下を低K血症といいます。透析患者さんの低K血症の頻度はまれですが、症状として筋力低下、脱力感、四肢麻痺、嘔気、嘔吐、麻痺性イレウス、不整脈、徐脈などがあげられます。
主な原因は、食欲不振によるK摂取量の不足、下剤の乱用、下痢、嘔吐、胃液の吸引などがあげられます。
Q4.カリウム(K)の多く含まれる食品にはどんなものがありますか?
カリウムの1日摂取量は、約2,000mEq以下とするのが原則です。(一般的に、果物、生野菜、いも類、豆類、海草などに多く含まれますが、特に注意が必要なのはバナナドライフルーツ、インスタントコーヒーなどです。)
・さといも 500mg
・さつま芋、じゃが芋 400〜500mg
・にんじん、れんこん 400〜500 mg
・ごぼう、えのき茸 300〜400mg
・バナナ・メロン 300〜400mg
・大根 250〜300mg
・なす・きゅうり 200〜250mg
・トマトジュース 200〜250mg
・いちご、もも 150〜200mg
・りんご、みかん 100〜150mg
(100g中)
果物(特にバナナ、メロン)、ナッツ、落花生、生野菜(特にいも類、にんじん、れんこん)、豆類(あずき、きなこ、納豆)生ジュース、ドライフルーツ、インスタントコーヒー、チョコレート、せんじ茶(緑茶)、肉類(牛もも、豚)、ハム(ロース)に多く含まれます。
Q5.カリウムを減らすにはどんな工夫をすればいいですか?
1.野菜やいも類はゆでて、ゆで汁を捨て、また新しく水を加えて調理しますとカリウムを抜く事が出来ます。ゆでる時間が5〜10分で約1/2、10〜20分で約1/3にカリウムは減ります。
2.生野菜は水に浸すこよによってカリウムが抜けていきます。細かく切って水にさらすことにより、更に効率的にカリウムを抜くことが出来ます。
3.生の果物は少なめにして、缶詰の果物を摂るといいですが、缶詰のシロップにはカリウムがたくさん含まれているので飲まないようにしましょう。
4.常日頃からカリウムに気を付け、カリウム含有量の少ない食品を選ぶようにしましょう。
Q6.カリウムを下げる薬にはどんなものがあるのですか?
1.イオン交換樹脂(消化管の粘膜細胞を介してKとイオン交換し、排泄する。)
ケーキサレート、カリメート(内服または注腸)
2.ブドウ糖インシュリン
濃い砂糖水を2〜3杯飲むと細胞内へのKの取り込みが促進する。体内のK総量は変わらないので一時的効果しかない。
3.重炭酸ナトリウム剤
血液がアシドーシスになると細胞からKが離出するのでアルカリ化することにより高カリウム血症を是正する。
4.カルシウム剤
高カリウム血症による不整脈・徐脈時にはカルシウム剤の静注によって心筋細胞の興奮性を回復させる。
※2〜4については静脈注射、または点滴にて用いられる。
Q7.日常的にどのような事に注意すればいいですか?
1.食事に気を付ける。(カリウムの多い食品を制限、十分な栄養を摂る。)
2.十分な透析が受けられる様にする。(透析時間、血液流量を十分にとる。)
3.日頃からK値の高い人は、イオン交換樹脂(カリメート、ケイキサレート等)を内服する。
4.排便のコントロールをする。
5.出血、感染を起こさない。
Q1.カリウム(K)とは、なんですか?
細胞の中にある陽イオン物質で、細胞の代謝や、酵素活性、神経・筋肉の興奮や収縮などの働きをつかさどる重要な物質です。
体の中には、約3500mEqのカリウムがあり、細胞の中に90%、残りの10%が細胞外液に存在します。血清の中には、 3.5〜5.0mEq/l入っています。
カリウムは、1日摂取量の90%が尿中に排泄され、残りは便から排泄されます。腎不全の透析患者さんは、主要な排泄経路が絶たれ、体内での蓄積が問題となります。
Q2.カリウム(K)が高くなるとどうなるのですか?
血清K値が 、5.5mEq/l以上を高K血症といいます。透析患者さんの場合、透析前値で5.0〜6.0mEq/lくらいになっているのが普通です。6.5mEq/lを超えるといろいろな症状が現れてきます。手足の重い感じ、脱力感、知覚異常、味覚異常、違和感などを自覚し7〜8mEq/lを超えると、心症状(不整脈、徐脈、心停止)が出現し大変危険な状態になります。
高K血症をきたす主な原因は、透析不足、果物・生野菜など高カリウム食品の過剰摂取、大量輸血、消化管出血や、高張性脱水などがあげられます。
Q3.カリウム(K)が低くなるとどうなるのですか?
血清K値が3.5mEq/l以下を低K血症といいます。透析患者さんの低K血症の頻度はまれですが、症状として筋力低下、脱力感、四肢麻痺、嘔気、嘔吐、麻痺性イレウス、不整脈、徐脈などがあげられます。
主な原因は、食欲不振によるK摂取量の不足、下剤の乱用、下痢、嘔吐、胃液の吸引などがあげられます。
Q4.カリウム(K)の多く含まれる食品にはどんなものがありますか?
カリウムの1日摂取量は、約2,000mEq以下とするのが原則です。(一般的に、果物、生野菜、いも類、豆類、海草などに多く含まれますが、特に注意が必要なのはバナナドライフルーツ、インスタントコーヒーなどです。)
・さといも 500mg
・さつま芋、じゃが芋 400〜500mg
・にんじん、れんこん 400〜500 mg
・ごぼう、えのき茸 300〜400mg
・バナナ・メロン 300〜400mg
・大根 250〜300mg
・なす・きゅうり 200〜250mg
・トマトジュース 200〜250mg
・いちご、もも 150〜200mg
・りんご、みかん 100〜150mg
(100g中)
果物(特にバナナ、メロン)、ナッツ、落花生、生野菜(特にいも類、にんじん、れんこん)、豆類(あずき、きなこ、納豆)生ジュース、ドライフルーツ、インスタントコーヒー、チョコレート、せんじ茶(緑茶)、肉類(牛もも、豚)、ハム(ロース)に多く含まれます。
Q5.カリウムを減らすにはどんな工夫をすればいいですか?
1.野菜やいも類はゆでて、ゆで汁を捨て、また新しく水を加えて調理しますとカリウムを抜く事が出来ます。ゆでる時間が5〜10分で約1/2、10〜20分で約1/3にカリウムは減ります。
2.生野菜は水に浸すこよによってカリウムが抜けていきます。細かく切って水にさらすことにより、更に効率的にカリウムを抜くことが出来ます。
3.生の果物は少なめにして、缶詰の果物を摂るといいですが、缶詰のシロップにはカリウムがたくさん含まれているので飲まないようにしましょう。
4.常日頃からカリウムに気を付け、カリウム含有量の少ない食品を選ぶようにしましょう。
Q6.カリウムを下げる薬にはどんなものがあるのですか?
1.イオン交換樹脂(消化管の粘膜細胞を介してKとイオン交換し、排泄する。)
ケーキサレート、カリメート(内服または注腸)
2.ブドウ糖インシュリン
濃い砂糖水を2〜3杯飲むと細胞内へのKの取り込みが促進する。体内のK総量は変わらないので一時的効果しかない。
3.重炭酸ナトリウム剤
血液がアシドーシスになると細胞からKが離出するのでアルカリ化することにより高カリウム血症を是正する。
4.カルシウム剤
高カリウム血症による不整脈・徐脈時にはカルシウム剤の静注によって心筋細胞の興奮性を回復させる。
※2〜4については静脈注射、または点滴にて用いられる。
Q7.日常的にどのような事に注意すればいいですか?
1.食事に気を付ける。(カリウムの多い食品を制限、十分な栄養を摂る。)
2.十分な透析が受けられる様にする。(透析時間、血液流量を十分にとる。)
3.日頃からK値の高い人は、イオン交換樹脂(カリメート、ケイキサレート等)を内服する。
4.排便のコントロールをする。
5.出血、感染を起こさない。
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本日もまたまた透析の日です。
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