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店は客のためにある[2006年08月26日(土) ]

【店は客のためにある】 (45)
正しく生きる商人道を極めましょう。
お客様が心から喜ばれるお店づくりの一助となればと思い、商業界創業者《倉本長治》先生の遺訓を共に学んで行きたいと思います。

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      店│は│客│の│た│め│に│あ│る│
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□□□        (45)
□□     2006/08/25 
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◆◆  目   次  ─────────────────────────

1.なますを吹くなかれ
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【1】 なますを吹くなかれ

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 皆さんご存知かもしれませんが、はじめにことわざの意味を御菓子司《とらや》さんのホームページから寸借致します。

 羊羹の”羹“の字は単独では「あつもの」と読みます。そして、中国ではスープのことをさします。「羹にこりて膾を吹く」ということわざがありますが、これも熱い汁で舌をやけどしたので、膾のような冷たい料理までフウフウ吹いて冷ます、つまりは無益な用心を笑うものです。

 では、なぜお菓子の羊羹が「羊の汁」という意味の字なのでしょう。 これは、日本に羊羹を伝えた禅僧たちが、羊肉(または羊の肝)の代わりに小豆や小麦粉などを蒸し固めるなどして似た形、似た色の精進料理を作り、それがやがてお菓子としても供されるようになったという解釈です。

 実際、16世紀に書かれた史料に登場する羊羹は「箸で割って食べ、汁も飲む」と書かれていますから、この頃までは本来の”羊羹“の形態を留めるものがあったようです。

 紀元前に記された中国の『史記』には、戦を前に羊羹を作り配ったところ御者に行き渡らず、怒った御者が将軍を乗せたまま敵陣に走り、羊羹一つで戦に負けた逸話も残っています。さて、それほどのご馳走だった”羊羹“とは、どんな食べ物だったのでしょう。ちょっと味見してみたい気がしませんか?

 不況の中、倒産ブームであおりを食って、手痛い不渡りを食った商人がいる。再起不能と自分で判断して、出来るだけ他人に迷惑をかけまいと、自主閉店に努力して、やっと重い始末を終わったという人もあった。その反対に、ものごとを甘く見たために自分の不始末でつぶれた店もある。

「傷は浅いぞ、しっかりしろ」というだけでは間に合わないのだった。

 だが、記憶せよ、人間一生のうち大怪我をしたことのある者の例は多い。仕事の上でも、一度も失敗したことがないなどという人は、先ずないのが当たり前であろう。でも、そうした人でも、今や元気でいる。傷ついても、しっかりやっている人もある。先は長いのだ。いつかは取り戻すばかりか、その経験がものを言うことすらあるのだ。

 マーク・トゥェインの小説に「大事故を起こした貴重な経験者だから、この機関士の首は切れない」というのが骨子にあったが、時に失敗者の持つその経験は貴重である。

 無傷にこしたことはないが、羹にこりてナマスを吹くことなかれ。

 信念に基づく勇気をくじくようなことがあってはならぬ。頼む。

(商業界二十年より)

 たくさんの失敗をしでかして公開することの多い人生ですが、かといって「あの失敗に懲りたからもうチャレンジするのはやめよう」と思ったことは一度もありません。同じ失敗を繰り返すと「アホ」と言われますが、失敗を教訓として次のステップを踏み出して、そこでまた失敗をするのなら、それはそれでまた次なるチャレンジのネタを仕込ませていただいたと考えて感謝します。

 そんな人生を繰り返してきて、家族には楽しい思いのひとつもさせてやれなかったなあと反省をすることもありますが、そこは考え方次第、「1回きりの人生で波乱万丈の貴重な経験、結構面白かったでしょ」……そう考えればまた次の目標にチャレンジする勇気がわいてきます。

 若い世代で驚くほど斬新な発想で新しいビジネスにチャレンジし、大成功を収める姿を見ていますと、将来がとても楽しみになりますが、一方でナマスを吹くどころか、羹にもナマスにも全く無関心という若者が結構目に付くのも気になります。「厭世」なんていう格好いいものじゃあなくて無気力の塊みたいな人、こういう人たちに目的意識を持たせるのって結構大変ですね。

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コメント


hamccoさんコメントありがとうございます。レスが遅くなりました。申し訳ありません。1回きりの人生は、瞬間、瞬間を楽しむ人生でなくては、と個人的には思います。大人の分別とかも無論ありますが、周りに迷惑をかけない範囲での自分らしい生き方を追求していきたいですね。
Posted by:とめさん  at 2006年09月03日(日) 09:27

一回きりの人生 そうですよネ!これから、どんな生活をしていこうかな?
Posted by:hamcco  at 2006年08月28日(月) 21:42

ルルさんコメントありがとうございます。山あり谷あり、『ここに幸あり』の歌謡曲のような人生ですが、それなりに楽しんでいます。ルルさんの川柳ではありませんが、「この世のことはこの世で仕舞がつく」と考えれば、今をどう生きるかが大切ですものね。
Posted by:とめさん  at 2006年08月27日(日) 09:27

メモリーズさんコメントありがとうございます。元気なお年寄りが多くなるのは、日本人の年齢構成からしてやむを得ないことの結果でしょうか。われわれ団塊世代は、生まれ落ちた瞬間から激しい競争社会でしたから。この先、墓場の予約まで競争だといいますから、少しでも元気で長生きしなくては。
Posted by:とめさん  at 2006年08月27日(日) 09:23

とっちゃんぼうやさんコメントありがとうございます。「男は40になったら自分の顔に責任を持て」とどこかの国の偉い人が言ってましたが、そのとおりだと思います。私なんか、この年になってまだまだですが、中年を過ぎて、その人の風貌を見ているだけで憧れてしまうような男、いますねえ。そんな男になりたいですねえ。
Posted by:とめさん  at 2006年08月27日(日) 09:19

mさんコメントありがとうございます。実は私も知らなかったのです。「羹に懲りて…」の諺の意味をきちんと説明しなければ、と思って調べていましたら、《とらや》さんのHPに出会ったしだいです。人間、知らないことばかり。STAGEの皆さんのブログを読んでいるだけで、ホント勉強になりますね。これからもいろいろ教えてください。
Posted by:とめさん  at 2006年08月27日(日) 09:15

羊羹の由来が分りました、ありがとうございます。失敗、チャレンジ、の繰り返しがその人を大きくするのですものね。山と谷をたくさん経験した人は魅力があります〜。
Posted by:ルル  at 2006年08月26日(土) 21:41

羊羹の言葉の由来、初めて知りました。この年になって、知らないことのほうがまだまだ多いのだと・・・(*^_^*)元気な老人もですが、元気なやる気のある若者が増えてほしいですね。
Posted by:メモリーズ  at 2006年08月26日(土) 21:37

「大過なく勤めを終えることができました。これもひとえに・・・・・」こんな 紋切り型の葉書をここ数年で何枚も何枚も受け取りました。 ローリスク ローリターン人生? ノーリスク ローリターン人生、いやノーリスク・ハイリターン人生(高度成長期のエリート官僚 親戚にいますから)。私はこれらの男たちの容貌をみるにつけ、“いい顔”だとは思いませんね。確かに貴方のおっしゃるように同じチョンボの連続では困りますが、傷だらけの人生、いいと思いますよ、他人に迷惑をかけないなら。最近、自戒をこめて、男の顔をそういう意識で見ています。
Posted by:とっちゃんぼうや  at 2006年08月26日(土) 15:36

以前から 羊羹は何故頭に「羊」と書くのだろうと不思議に思っていましたが、今初めてそれがわかりました。そんな名前の由来があったのですね。ありがとうございます。またひとつ勉強になりました。
Posted by:  at 2006年08月26日(土) 15:17

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