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店は客のためにある[2006年09月17日(日) ]
【店は客のためにある】 (48)
正しく生きる商人道を極めましょう。
お客様が心から喜ばれるお店づくりの一助となればと思い、商業界創業者《倉本長治》先生の遺訓を共に学んで行きたいと思います。

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      店│は│客│の│た│め│に│あ│る│
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□□□        (48)
□□     2006/09/17 
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◆◆  目   次  ─────────────────────────

1.商売は勝負ではない
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【1】 商売は勝負ではない


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「勝ち組」・「負け組」という言葉が使われ始めたのはいつの頃からでしょうか。イヤな言葉です。誰もが知恵を絞って、精一杯の商いをしているのに、巨大化し、小さなお店を呑み込んで、次々と新しいお店を展開し、時の人となった社長や店主を指して「勝ち組」というのでしょうか。

 確かに彼らが、素晴らしいアイデアを出して、新しいビジネスモデルを構築し、短期間でビッグカンパニーに成長させた手腕は評価しなければなりません。しかし、そのことをもってあたかも人生の勝利者のようにマスコミがもてはやす姿勢というのはどうにもいただけません。

 時代の寵児となってジェット機を買ったり、数億円のマンションに住んだりすることは、お金があればそれは個人の自由だし、他人がどうこう言うべきことではありません。それを「覗き見趣味」のようにテレビが追いかけて、出来の悪いタレントに「ああ何て素敵なの」などと言わせるから世の中がおかしくなるのです。

 お客さまが、「この店で買えてよかった」と喜んでくださり、その笑顔と感謝の気持ちを全身で感じ取ることができたら、それこそが商人の醍醐味というものではないでしょうか。お金の多寡ではなく、満足がいっぱい詰まったお店の繁盛する姿が、店主と店員の幸せであることをもっともっと紹介していかなければなりません。

 商売というのは、誰かに勝つためにあるのではないから、負けるという相手方などがあるのが不思議なのである。

 商売というものは、お客さまのためにあるのであって、相手と考える唯一のものは、そのお客さまなのである。地域社会の人々のために行うサービス、その人々の生活の幸せを築くお手伝いが、商売の本体でなければならない。さまざまなお客様の希望を達成させて差し上げるのが商売なのである。

 母親が子供の幸福のために尽くすのに「勝ち負け」があろうはずのないように、「成功と失敗」はあっても、商売には勝つも負けるもあるはずがないのである。

 ただひとつ、お客のために「善いことか」「悪いことか」があるだけである。諸君はこのことをどう思うのであろうか。

 競争が激しいから、「損も得もない」とか「善悪なんていちいち考えてなんかいられるものか」とでも思っているのではあるまいか。

 商人がお客をそっちのけにして、お互いに戦う、競争する、はては喧嘩する──ということは、勝っても負けても、「知恵」と「力」の消耗だけである。

(商業界二十年より)




 話は変わりますが、平成20年から政府管掌健康保険(中小企業に勤める人の健康保険で、大多数の国民がこの保険の被保険者です)の保険者が、国から地方自治体に移ることをご存知ですか。

 高齢化が進んで健康保険制度が破綻寸前となり、しかも社会保険庁の職員のだらしなさや腐敗が明るみに出るに及んで、政府は「国から地方へ」と言えばもっともらしく聞こえますが、要は「自分たちで考えてね」と制度を投げ出してしまったということでしょう。

 そこでどんな事態が発生するか。

 東京のような財政力のある自治体はともかく、四国や山陰、北海道、東北地方など財政が窮迫している自治体は保険料を高くせざるを得ないということになります。しかも、医療設備も不十分。ついに、健康保険の世界も、住む場所によって格差がついてくるということなのです。

「健康保険にも勝ち組・負け組の世界が来る」と早くも囁かれていますが、こんなことでいいのでしょうかね。

 愛するふるさとがいよいよ住みにくくなるなんてイヤですね。

Posted at 12:51 | この記事のURL
コメント(10) | トラックバック(0)

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コメント


★mivunaさん投票ありがとうございます。
Posted by:とめさん  at 2006年09月20日(水) 06:06

hamccoさんコメントありがとうございます。地方税も含めて、「健康保険などで上手に暮らす」ノウハウ本が来年の後半に出てくると思います。元長野県知事ではありませんが、住民登録を条件のよい自治体に変えるなど、いろんなことを考える人が増えるでしょうね。
Posted by:とめさん  at 2006年09月20日(水) 06:05

ルルさんコメントありがとうございます。本当に弱者が生活しにくい世の中になりました。先日の習慣ポストだかに掲載された「お年寄りの住民税が10倍に」なったという記事など、いったい政府の税制はどこを向いているのか判らなくなります。住民税や病院の治療費を払えなくなったお年寄りの自殺が増えるのではないかと心配しています。
Posted by:とめさん  at 2006年09月20日(水) 05:59

mさんコメントありがとうございます。「商売10訓」の3に、「お客に有利な商いを毎日続けよ」とあります。自分のためにではなく、お客様のためにこそ商売はある、ということなのですが、日々の生活もこれと同じですね。
Posted by:とめさん  at 2006年09月20日(水) 05:54

*健康保険の世界も、住む場所によって格差* 分かりかねますネ。1カ所に住んでいるとは限らないのに〜 どのような基準が作れるのか?
Posted by:hamcco  at 2006年09月18日(月) 20:14

商売というものは、お客さまのためにある…この基本が段々薄れていっているように思いますね。世知辛い世の中で、勝ち組が増え…私達庶民は日々苦しくなっているように感じます。
Posted by:ルル  at 2006年09月18日(月) 15:56

先行き不透明で 不安な時代ですね。そんな世の中だからこそ なお 目先の競争でなく、そうした「人のために...」の心で仕事をしていく人が、増えていって欲しいと願います。
Posted by:  at 2006年09月17日(日) 23:48

★ みっちゃんさま。ichinobakaさま。 投票ありがとうございます。
Posted by:とめさん  at 2006年09月17日(日) 19:28

メモリーズさんコメントありがとうございます。 格差社会は残念ながらなくなりそうにありませんが、今住んでいるこの町が一番好きな町、と誰にも自慢できるような、人の親切が町中にあふれて、事件のない幸せな町であれば、それはそれできっと素敵なことだと思います。 晩年はそういう町に住みたいなあと思っています。
Posted by:とめさん  at 2006年09月17日(日) 19:27

なんとも言葉がありませんね。夫の田舎の駅前はシャッターが下りた商店が目立ちました。閑古鳥がないている、というよりもっとひどい状態でした。「さびれる」そんな感じで夫はショックを受けていました。格差社会どうしたらなくなるのでしょうか。
Posted by:メモリーズ  at 2006年09月17日(日) 16:09

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