夕べ友人宅でテレビの番組を録画したというリンゴの無農薬栽培の番組を見た。12月7日にNHKで放映した「プロフェッショナル 仕事の流儀」と言う番組である。青森の津軽で無農薬、無肥料でりんごを栽培している木村秋則さんという農家の方が7〜8年の歳月をかけてりんごの無農薬栽培に成功するまでを紹介していた。
大地は生き物である。小指の先ほどの土塊にも無数の微生物がすんでいる。岩木山の裾野に広がるリンゴ畑、また信州のリンゴの畑もそうであるが、一年中農薬を散布している様に見える。胴体だけのずんぐりした芋虫の様な、畑の中を動き回って農薬を散布する車をよく見かける。リンゴの木の幹も枝も葉も農薬の青い色で着色され、元々のリンゴの木の色が何色なのか分からなくなる時期もあるほど農薬漬けの中でリンゴは育っている。
当然それだけ農薬を散布すると土は死んでしまう。微生物のいない、病害虫が繁殖しやすい酸化した土になってしまう。農家はますます農薬が手放せなくなる。
リンゴや桃、梨などの果樹は無農薬栽培はとても難しいとされている。お米では各地で無農薬栽培はいろいろなやり方で成功しているが果樹は農薬無しでは先ず無理だというのが一般的な見方である。私も家の前の一枚の田んぼを完全無農薬で十数年やってきたが、なまじ収量を多く、等と欲張るとろくな事はない。草をなるべく取ってやり、あとは稲の生命力に任せただけであった。ときおり、朝、田に行っては早苗に声をかけるのみで、仕事が忙しい所為もあるが、草取りの辛さの故に取る後から生えてくる草に半ばお手上げ状態であった。私の趣味的な田んぼの経験からしても無農薬栽培は始めて数年がやはり大変である。自然のエネルギーに溢れる、土を蘇らせるまでの期間が数年かかるからである。農薬散布になれていると農作業の辛さが骨身にしみる。
番組では50代後半になる木村秋則さんがりんごの無農薬栽培を成功させるまでを悪戦苦闘のエピソードを交えながら紹介していた。経済的困窮や村八分状態で精神的に追いつめられ、岩木山中で自殺をも考えたという苦難の道を通ってきたにもかかわらず、屈託のない様子で話す木村秋則さんの笑顔がとても輝いていた。
この様な番組を見て感じるのは確実に無農薬に取り組む農家の方々が増えていることだ。時代は大きく変わり目に入ったように思う。人間中心の近代合理主義的思考ではこれからの時代は生きていけないだろう。人間は自然の一部である。自然なくして人間は生きていけないのである。自然に生かされている人間は自然の声に心傾け、自然との対話と調和の中で生きていく、そんな時代がもう目の前に来ていると考えさせられたことであった。
以下は木村秋則さんのブログです。
http://www.sun-act.com/kimura/
大地は生き物である。小指の先ほどの土塊にも無数の微生物がすんでいる。岩木山の裾野に広がるリンゴ畑、また信州のリンゴの畑もそうであるが、一年中農薬を散布している様に見える。胴体だけのずんぐりした芋虫の様な、畑の中を動き回って農薬を散布する車をよく見かける。リンゴの木の幹も枝も葉も農薬の青い色で着色され、元々のリンゴの木の色が何色なのか分からなくなる時期もあるほど農薬漬けの中でリンゴは育っている。
当然それだけ農薬を散布すると土は死んでしまう。微生物のいない、病害虫が繁殖しやすい酸化した土になってしまう。農家はますます農薬が手放せなくなる。
リンゴや桃、梨などの果樹は無農薬栽培はとても難しいとされている。お米では各地で無農薬栽培はいろいろなやり方で成功しているが果樹は農薬無しでは先ず無理だというのが一般的な見方である。私も家の前の一枚の田んぼを完全無農薬で十数年やってきたが、なまじ収量を多く、等と欲張るとろくな事はない。草をなるべく取ってやり、あとは稲の生命力に任せただけであった。ときおり、朝、田に行っては早苗に声をかけるのみで、仕事が忙しい所為もあるが、草取りの辛さの故に取る後から生えてくる草に半ばお手上げ状態であった。私の趣味的な田んぼの経験からしても無農薬栽培は始めて数年がやはり大変である。自然のエネルギーに溢れる、土を蘇らせるまでの期間が数年かかるからである。農薬散布になれていると農作業の辛さが骨身にしみる。
番組では50代後半になる木村秋則さんがりんごの無農薬栽培を成功させるまでを悪戦苦闘のエピソードを交えながら紹介していた。経済的困窮や村八分状態で精神的に追いつめられ、岩木山中で自殺をも考えたという苦難の道を通ってきたにもかかわらず、屈託のない様子で話す木村秋則さんの笑顔がとても輝いていた。
この様な番組を見て感じるのは確実に無農薬に取り組む農家の方々が増えていることだ。時代は大きく変わり目に入ったように思う。人間中心の近代合理主義的思考ではこれからの時代は生きていけないだろう。人間は自然の一部である。自然なくして人間は生きていけないのである。自然に生かされている人間は自然の声に心傾け、自然との対話と調和の中で生きていく、そんな時代がもう目の前に来ていると考えさせられたことであった。
以下は木村秋則さんのブログです。
http://www.sun-act.com/kimura/
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お越し下さり有難う御座います。
コメント頂いていたのに気付かずごめんなさい。
いつからか人間は価値観をすり替えてしまったようです。
悪魔に魂を売ったのでしょうか。
銭金に目がくらみ、一番大事なものを忘れてしまった結果が、今の有り様だと思います。