自然、温泉、めぐる季節と一つになりたい。

虫や鳥、草や木の声を聞き取りたい土筆です

『偽善エコロジー』 [2008年05月19日(月) ]
5月の末に、武田邦彦氏がまたまた刺激的な題名の本を幻冬舎から出します。その名も『偽善エコロジー』。
この人の著作はこれまでにも『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社)、『「リサイクル」してはいけない』(青春出版社)などのエコロジーの裏の部分を暴く刺激的な本を出してきました。
私たちはエコロジーと聞くとそれだけで地球環境に良いことだと、思い込んでいるところがあります。日常生活に於いて如何に物事を深く考えなくなっているか、マスコミの喧伝することに一も二もなく従っているかを改めて思い知らされます。

今度の本の内容は「エコバック推進はかえって石油の無駄使い」「割り箸は使った方が森に優しい」「家電リサイクルに潜む国家ぐるみの偽装とは」・・・・身近なエコの過ちと「環境」を旗印にした金儲けのからくりを明らかにしている、と謳っています。
私たちのエコ生活が環境に悪化をもたらし、企業を太らせ、国や自治体の利権の温床となっている事実を明らかにしているこの本。何が本当のエコか、環境問題の新しい教科書として読んでみようと私は予約することにしました。この刺激的な内容の本を読まない手はありません。

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安心安全と企業論理 [2007年11月18日(日) ]
 大阪の高級料亭「船場吉兆」が佐賀、鹿児島両県産牛肉を「但馬牛」などと偽装した不正競争防止法違反容疑で家宅捜索を受けました。
 福岡県の食肉販売業者に、湯木社長自ら頻繁に電話で接触していましたが、当の湯木社長は会見で産地偽装について「現場の担当者だけが知っていた」ととぼけた説明をしていました。何をか況やです。
 チョコレートやシュークリーム、餅、煎餅などの菓子類に牛肉、地鶏、ウナギ等々、数え上げればきりがないほど今年は次々と食品偽装が明らかになりましたが、その殆どは会社ぐるみです。
 消費者は一体何を信じればいいのでしょう。毎日新聞によれば、今や自主回収が昨年の3倍にのぼるそうです。批判を恐れてのことでしょうが、「赤福」後に急増したのです。
 この食品偽装の発覚のきっかけは、ほとんどが農水省や自治体への内部告発です。元社員の内部告発で不正が明らかになったミートホープ事件では、田中稔社長が身内に多額の退職金を出したことに対する不満が告発の引き金のひとつになりましたし、弁当チェーン「ほっかほっか亭」万力店のラベルの張り替え事件は店長の妻の指示で行われていましたが、指示に従わなかったパートの女性従業員は解雇されたその日に、実名で保健所に不正を告発しました。
 従業員をパートやアルバイト、派遣などの安い賃金でぼろきれのように使い捨て、おまけに偽装で利益優先では内部告発の起こらないわけがありません。今の様な利益優先の企業体質、会社と従業員の関係では告発はこれからも増加の一途を辿ることでしょう。
 農水省の告発受付窓口「食品表示110番」に寄せられた情報提供は、4月以降これまでに2500件を超え、昨年度1年間の1417件を大幅に上回っています。
 同じ偽装でも、ついこの前までは設計士の耐震偽装問題が世間を騒がせていました。ことは建築と食品業界といった個々の業界だけではありますまい。あらゆる分野にわたって日本の企業の膿が出て来るのではないかと危惧します。今、日本の企業の有り様が問われている、そんな気がします。



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