シニア向けコミュニティ STAGE ステージ
50歳未満お断り! 紳士と淑女の知的コミュニティ (シニア向けコミュニティ STAGE ステージ) http://www.stage007.com

自然、温泉、めぐる季節と一つになりたい。

虫や鳥、草や木の声を聞き取りたい土筆です

全能感 [2006年12月25日(月) ]
最近若い頃教わった授業ノートを取り出して見る事が多い。精神的に疲れたり、行き詰まった時など、何気なくノートを読んでいるとその中にヒントがあったりして今の難問が解決するなどという事もある。以下はそのノートに書いてある事です。昨今の悲惨な事件を見ていると今の若者に決定的に不足しているのは教育を受けてこなかった事ではないかと思います。学校教育以前に親が子を教育してこなかった。世の乱れは私たちの責任でもあります。

生まれたばかりの赤ん坊は教えられないでも先ず乳を求める。親はそれに応じて与えてやる。その上着物の着せかえや大小便の始末まで悉く親がやってくれる。子どもはただ泣いたり笑ったりしていればいい。このころの時代を心理学では全能感の時代という。子どもとして何不足のない時代です。
この全能感を整理しないでいつまでも生のままで残しておくと、先ず困るのは当然ながら親です。食べ物や着物の好き嫌いに始まって欲しいものを与えてやらないと駄々をこねる。
精神的には自分一人を可愛がって貰えないと機嫌が悪い。全能にほど遠い実生活から生ずるものは劣等感と嫉妬心です。家族中集まって自分たちの事は棚に上げて他の悪口を言って喜んでいる家庭が時にありますが、これは親も子も共に幼児期の全能感から脱しきれない精神的不具者と言えるでしょう。自分の家族でなければ人でないといった家族的慢心感はこの全能感の変形である様に思います。
親が子に真に正しい発達を望むならば幼児期の全能感を奪い去ってやらねばならない。さもないと傲慢不遜の利己主義者となって親子共に不幸に陥るばかりでなく、世の中を毒するものとなってしまいます。
親が子に対する教育で難しいのは与えるより、この様に奪う事なのかも知れません。

Posted at 22:10 | この記事のURL
コメント(10) | トラックバック(0)

プロフィール
<< 2006年12月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ともだち最新記事