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虫や鳥、草や木の声を聞き取りたい土筆です

知れば怖くて食べられない [2007年01月11日(木) ]
暮れに九州の親戚から明太子が送られてきた。毎年送られてくる。我が家では父の好物だという事で送られてくるのだが、父は今ではほとんど食べない。一度少し多く食べて腸を痛め体調を崩してから用心して食べないのである。代わりに私が食べるのだが、一腹の半分も食べようものなら翌日から必ず下痢である。今年も暮れから下痢が続いた。
普段玄米と野菜、たまに魚、という食事が基本なので私の身体は明太子を全くの異物として細胞が拒否するのだろうか。
冷蔵庫に入って年を越した明太子、夕べ若い友人が来たので出したら、彼はやにわに鞄から一冊の本を取り出した。『食品の裏側』(東洋経済発行)という本である。
帯に「知れば怖くて食べられない」「安さ便利さの代わりに私たちは何を失っているのか」という言葉が踊っている。
その本の第一章に「食品添加物が大量に使われている加工食品」という項目があり、「明太子」「漬物」「練り物、ハム、ソーセージ」について記されている。
「明太子はタラコを原料としてつくられます」とあり、続いて、「タラコは硬くて色のいいものが高級品とされますが、これは添加物でどうにでもなります。柔らかくて色の悪い低級品の原料タラコ。そんな原料タラコでも、添加物の液に一晩着けるだけでたちまち透き通って赤ちゃんのようなつやつや肌に生まれ変わります。身も締まってしっかりした硬いタラコになるのです。それはまるでマジックのような見事さです」
そして次の頁に添加物の表が出ていて一般に市販されている明太子が出来るまでに使われる添加物の名前が載っている。なんと22もの添加物があげられていた。
驚いたことには、化学調味料の量ときたら明太子以上のものはないそうである。かまぼこも化学調味料のかたまりらしいけど、明太子はその3倍というから凄い。
問題はこれだけの添加物の入った食品を摂取した場合、身体がどういう影響を受けるのか? という点である。厚生労働省は添加物について一つ一つ毒性を検査して、一定の基準を満たしたもののみを許可しているが、複数の添加物をいっぺんに摂取したらどうなるかという事についてはまだきちんと研究はなされていないのだという。 怖い話である。
では、添加物の毒性や発ガン性のテストはどの様になされているのかというと、ネズミなどの動物を使って行われているのだそうで、「ネズミにAという添加物を100c使ったら死んでしまった。じゃあ、人間に使う場合は100分の1として、1cまでにしておこう」
大雑把にそのように決められているのだという。
親戚から送られてきたのは無着色明太子だが、無着色明太子についても、そのメーカーの健康志向を装った売らんかなの拡張表示の実体や添加物の量については普通の明太子と大差ないと書かれていてる。
読めば読むほど鳥肌の立つ内容で、是非とも皆様に読んでいただきたい本である。著者の阿部司氏は食品添加物の元トップセールスマン。食品製造の舞台裏が余すところなく書かれていて、消費者である私たちが普通に買って食べている食品に入っている添加物についてあまりにも知っていないことに愕然とした本である。



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